読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

歴史

『自分の頭で考える日本の論点』 出口 治明 著

あけましておめでとうございます。と書き始めた、きょう1/5の東京新聞、齋藤美奈子さんのコラム・タイトルが「めでたくない」だったので、なんともどういう年になるのかと思いつつ、2021年から22年にかけて最初に読んだのが、図書館で予約してからかなりたっ…

『「テレビは見ない」というけれど』 青弓社編集部/編著 西森 路代/ほか著

副題「エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」にある通り、多彩な番組、タレント、事案が盛り込まれている。ただ、紹介されているコンテンツに、自分がどの程度馴染んできたか?というと心許ないところがあり、著者らの豊富な事例には、よ…

『「テレビは見ない」というけれど』 青弓社編集部/編著 西森 路代/ほか著

副題「エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」にある通り、多彩な番組、タレント、事案が盛り込まれている。ただ、紹介されているコンテンツに、自分がどの程度馴染んできたか?というと心許ないところがあり、著者らの豊富な事例には、よ…

『「テレビは見ない」というけれど』 青弓社編集部/編著 西森 路代/ほか著

副題「エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」にある通り、多彩な番組、タレント、事案が盛り込まれている。ただ、紹介されているコンテンツに、自分がどの程度馴染んできたか?というと心許ないところがあり、著者らの豊富な事例には、よ…

『「テレビは見ない」というけれど』 青弓社編集部/編著 西森 路代/ほか著

副題「エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」にある通り、多彩な番組、タレント、事案が盛り込まれている。ただ、紹介されているコンテンツに、自分がどの程度馴染んできたか?というと心許ないところがあり、著者らの豊富な事例には、よ…

『「テレビは見ない」というけれど』 青弓社編集部/編著 西森 路代/ほか著

副題「エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」にある通り、多彩な番組、タレント、事案が盛り込まれている。ただ、紹介されているコンテンツに、自分がどの程度馴染んできたか?というと心許ないところがあり、著者らの豊富な事例には、よ…

『武漢日記 封鎖下60日の魂の記録』 方方 著、飯塚 容 訳、渡辺 新一 訳

" data-en-clipboard="true"> ・この真実を求め、戦う姿勢に涙がこぼれた。特に高校生からの手紙への返信は、自らが文革時代に生き、その後の改革開放で自分で考えるようになった経験から諭していて胸を打つ。 ・弱い立場の人にどう対応するかが国の文化度を…

『スマホ脳』 新潮新書  アンデシュ・ハンセン 著、 久山 葉子 訳 

" data-en-clipboard="true"> 近くの書店で新書のランキング2位、きのう11/20土の産経新聞の【週間ベストセラー】<11月14日 トーハン調べ 新書>で4位と、発刊から1年たって、引き続きよく読まれている。脳の歴史的な発達の構造から、いまのスマホの使…

『ネットで勝つ情報リテラシー』 小木曽 健 著 

" data-en-clipboard="true"> 「あの人はなぜ騙されないのか」を副題に、フェイクを見破り、炎上を防ぐ大人のための情報リテラシー入門書と銘打ち、豊富な事例と具体的な対策が盛り込まれ、わかりやすい。 " data-en-clipboard="true"> ネットで勝つ情報リテ…

『「男女格差後進国」の衝撃』 治部 れんげ 著

" data-en-clipboard="true"> 副題「無意識のジェンダー・バイアスを克服する」にあるとおり、著者本人の名刺交換エピソードや我が子とのやりとりなど実例を豊富に盛り込み、考えさせてくれた。 「男女格差後進国」の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを…

『人新世の「資本論」』  斎藤 幸平 著

「新書大賞2021」の受賞作で、公式サイトにある識者からの「ピケティを超えた」「常識を破る、衝撃の名著」などが並び、手に取る。このままでは駄目で、脱成長コミュニズムを説いている。 人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤 幸平 集英社 Amazon 発…

『人類を超えるAIは日本から生まれる』 松田 卓也 著

前半のSF映画と将来像のところはとても興味深い内容で引き込まれたが、最後に、希望を託す開発者をめぐっては、厳しい内容の記事を検索でみつけ、どうしたものかと考えさせられた。 人類を超えるAIは日本から生まれる 作者:松田卓也 廣済堂出版 Amazon 発…

『悪のAI論』 平 和博 著

" data-en-clipboard="true"> ヤフー個人などデジタルニュース分野で興味深い記事を多くみるようになった著者が、2年前(2019)年に出していた本を図書館の情報科学コーナーでみつけて手に取る。 発刊当時は朝日新聞記者で、現在は桜美林大学教授としてご活躍…

『コロナ後の世界』 ジャレド・ダイアモンド ポール・クルーグマン リンダ・グラットン マックス・テグマーク スティーブン・ピンカー スコット・ギャロウェイ  各著

世界を代表する知識人6人が、コロナの感染拡大のなかであえてポジティブな側面を見いだすとすれば、「私たちに深く考えるきっかけを与えてくれたこと」とすべて答えたことが印象的(p201)と、あとがきで編者の大野和基氏が記しているように、本著を読んで…

『還暦からの底力』 出口 治明 著 

" data-en-clipboard="true"> 学ぶことがとても多い一冊。副題の部分を含め、心に留めておきたい。 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方 (講談社現代新書) 作者:出口治明 講談社 Amazon 発刊した講談社のサイト bookclub.kodansha.co.jp 引用をたくさん…

『米中ハイテク覇権のゆくえ』 NHK出版新書 NHKスペシャル取材班 著

本著が発刊されたときはトランプ政権で、国際政治学者イアン・ブレマー氏が懸念を示した状況の一部は変化したが、将来のリスク要件であることは変わりない。p207で、「カギは中国を排除することではなく、むしろ関係国が連携を深めることで中国を引き寄せる…

『反日種族主義 日韓危機の根源』 李 栄薫 編著

韓国の文在寅政権のもと、2018年の大法院が慰謝料の支払いを命じた判決もうけ、日韓関係の冷え込んだ状況が続いていたが、地裁では反対の判決も出て、徴用工&慰安婦をめぐる状況に変化も伺える。本著は、韓国でもベストセラーになったということで、その後…

『知らないと恥をかく世界の大問題 11 グローバリズムのその先 』 池上 彰 著

" data-en-clipboard="true"> 2020年6月に本著が発刊された段階では、米大統領選挙の前。また、「遅くとも2021年の春には特効薬とワクチンが全世界に行き渡っていなければ、オリンピックの開催は無理なはずです(p256)」 とも記されているが、これを書…

『記者失格』 柳澤 秀夫 著

民放のテレ朝やフジなどの情報番組で、コメンテーターとしてよく登場している著者のこれまでの軌跡や考え方がよくわかる一冊。タイトルにあるように、自問自答しながら歩んできた苦悩、率直さが伝わってくる。 記者失格 作者:柳澤 秀夫 発売日: 2020/03/19 …

『不条理を生きるチカラ』 佐藤 優 香山 リカ 共著

著者の”闘う思想家と精神科医”は、ともに1960年生まれで79年に同志社80年に私立医大に入った(p75)とのことで、ほぼ同世代であることに本著で改めて気付かされる。 そして、学生時代からの読書など、思想的なバックボーンの豊富さに驚嘆しつつ、それでも、こ…

『この不寛容の時代に ヒトラー『わが闘争』を読む』 佐藤 優 著

" data-en-clipboard="true"> コロナ禍のもと、ワクチンがなかなか普及しないが、本著は、社会や政治についてのワクチンになるかも知れないという印象をもつ。 講義形式を文書におさめた内容で、休憩時間の合間に出る課題に対して、的確に回答が思い浮かばず…

『約束の海』 山崎 豊子 著

ドラマや映画では観てきたが、本で登場するのは初めての著者の作品で、未完の遺作となった本著。綿密な取材で、シノプシスが掲載されている第二部「ハワイ編」で、主人公の花巻朔太郎がたどる父の足跡は、ぜひ読みたかった。 約束の海(新潮文庫) 作者:山崎…

『おとなの教養2 私たちはいま、どこにいるのか?』 池上 彰 著

" data-en-clipboard="true"> AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争、地政学、ポピュリズム、日本国憲法、の6つのテーマについて、歴史や地理の背景を含め、わかりやすく考え方を提示してくれる。アリババの物語に出てくる「開け、ゴマ」を英語に…

『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』 朝日新聞社・編

内外の巨大な知性が語る、コロナ後の世界について、新聞連載を書籍化した内容で、今後を考えるにあたり、とても参考になる。 コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線 (朝日新書) 作者:養老孟司,ユヴァル・ノア・ハラリ,福岡伸一,ブレイディ みかこ 発売…

『上級国民/下級国民』橘玲 著+『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』橋本健二 著

さまざまな論考が引用され、米大統領選でも顕在化した現代の分断の背景について、なるほどと理解させてくれる面がある一方で、そこまで断言できるのはなぜか、については、何事もハーフトゥルースという原則で、より深く情報を集めないといけないとも感じた…

『SNS変遷史 「いいね!」でつながる社会のゆくえ』 天野 彬 著

SNSの変遷や特徴が、データを含めてきっちりとまとまっていて、辞書のように傍らに置いておきたい一冊。 著者は1986年生まれで中学時代からネット空間になじんでいたとのことだが、パソコン通信のことについても記述があって、懐かしく当時のフォーラムな…

『私の仕事 国連難民高等弁務官の10年と平和の構築』 緒方 貞子 著

2019年10月22日に92歳で亡くなった著者の、2002年12月、草思社から刊行された単行本が、2017年に文庫化されたものだが、米トランプ政権の誕生など世界情勢が混迷するなかで、本書の内容はいまも問われている大きな課題だ。 ハーバード大で2001年に行われた講…

『武士道』 ワイド版岩波文庫 新渡戸 稲造 著 矢内原 忠雄 訳

ことし8月1日(土)21時~ 『蝶々さん~最後の武士の娘~』 BSPドラマをたまたま見て、2011年の再放送ではあったが、宮崎あおいさんの好演、および、コロナで放送休止中の朝ドラ『エール』でも、蝶々夫人のオペラもモチーフにしたストーリーが登場していたが、…

『2050年のメディア』 下山 進 著

いまのメディア状況と今後について、示唆に富む本。 2050年のメディア (文春e-book) 作者:下山 進 発売日: 2019/10/25 メディア: Kindle版 発刊した文藝春秋社のサイト↓ books.bunshun.jp 事実関係など豊富な取材体験をもとに、細かく紹介されていて驚く内容…

『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』 ケント・ギルバート 著

ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人 (PHP新書) 作者:ケント・ギルバート 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/08/08 メディア: 新書 日本人が愛国心を持つことに抵抗感や罪悪感を抱かせるような学校教育とマスコミによる報道や放送が意図…