読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『ストレス脳』 アンデシュ・ハンセン 著  久山 葉子 訳

www.shinchosha.co.jp

(サイトより)
「病気や飢餓などのリスクを克服し、人類はかつてないほど快適に生きられるようになった。だが、うつや不安障害は増加の一途……孤独にデジタル社会が拍車をかけて、現代人のメンタルは今や史上最悪と言っていい。なぜ、いまだに人は「不安」から逃れられないのか? 幸福感を感じるには? 精神科医である著者が最新研究から明らかにする心と脳の仕組み、強い味方にもなる「ストレス」と付き合うための「脳の処方箋」」HP目次もアリ
 
p75~不安を騙すテクニック1呼吸、2辛さを言葉にしよう
 
p137~(ハーバード大の人生に幸せをもたらすものは何か、500人を1930年代から)(ほとんどの人、金でも地位でも有名になることでもなく)家族・友人や同僚との良好な人間関係だったのだ。(中略)ヴァイラントの言葉「健康に歳を重ねるための鍵となるのは一に人間関係、二に・・・」
 
p144:ダンパーの意見では、ソーシャルメディアやデジタル・コミュニケーションはそれがなければ消えていたかもしれない関係を維持することはできるが、新たに緊密な深い関係性をつくるのは難しい。おまけに対面で会えば・・・(中略)・・相手に時間を費やしたというシグナルにもなる。
 
 
p233:多くの人が「幸せ=精神的に元気」だと考えているだろう。常に楽しみ、満足を感じている状態だと捉えているわけだが、研究においては「人生の方向性に対する満足度」と定義される・・・長期的に人生に意義を感じていられるどうかなのだ。
 
p241:幸せとは幸せについて考えることをやめ、意義を感じられることに没頭した時に生まれる副産物なのだ。
 
p245:あとがき:運動をして孤独を避け、他の人が孤独にならないように助けること。多くの人が軽視している要素だが、それらが健康な精神をつくる主な材料だ。
 
 
p247~10の最も重要な気づき から
6:運動はうつや不安からあなたを守ってくれる
7:親しい友達が数人のほうが、浅い知人が多くいるよりも良い
9:幸せなんか無視しようー常に幸せでありたいと思うのは非現実的で辛いだけ、しかも逆効果だ。

 

ハーバード大学の研究の件は、一連の記録でもメモしたばかりなので引用↓

 

mrboopapa.hatenablog.com

人数が本著では500人、川井さんの本では700人を超えているが・・原著と報告に当たる必要があるかも。幸せは良い人間関係ということ。あらためてかみしめる


これを書いている日曜のこの時間は、終戦の日関連で、新・ドキュメント太平洋戦争1943を流しながら、構想が壮大なTBS日曜劇場、久しぶりの韓ドラBSPと結構かぶっているのが、幸せといえるのか・・忙しい。

www.nhk.jp

 
 
{2023/7/13木-18月:読了、記入は8/13(日)⑩21:30}