読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『反日種族主義 日韓危機の根源』 李 栄薫 編著

 韓国の文在寅政権のもと、2018年の大法院が慰謝料の支払いを命じた判決もうけ、日韓関係の冷え込んだ状況が続いていたが、地裁では反対の判決も出て、徴用工&慰安婦をめぐる状況に変化も伺える。本著は、韓国でもベストセラーになったということで、その後、反論本、さらにそれに対する反論の本も出ているようで、「事実」がどうなっているのか、こうした形で検証されていくことが望ましいのだと考える。 

 発刊した文藝春秋社のサイトには、目次のほか、関連記事へのリンクもある↓
books.bunshun.jp

 この分野の事実関係をめぐっては、現在もさまざま論争が続いているところではあり、本著のスタンスを伺える部分から、以下を引用して記録。

日本語版序文
p4:隣国と分業し、通商し、協力し、競争することこそが自由人の真の生活姿勢であり、一国を先進社会に導く基本動力です。韓日自由市民の連帯は、北朝鮮に、さらに中国に、自由民主主義を普及させていく堡塁としても、その役割を果たすことでしょう。
 
プロローグ 嘘の国
p20:2018年10月末、大法院が新日鉄住金に慰謝料を払えと下した判決
p24:韓国の民族主義は、西洋で勃興した民族主義とは別のものです。韓国の民族主義には、自由で独立的な個人という概念がありません。・・・むしろ種族と言ったほうが適切です。隣の日本を永遠の仇と捉える敵対感情です。
 

エピローグ 反日種族主義の報い
P339:反日種族主義は、この国を再び亡国の道に引きずり込んで行くかもしれません。109年前、国を一度失った民族です。・・p340・・報いがあまりに深甚であるので、大きく鳴いてみました。まずは始めることです。・・我々の拠って立つところは自由です。

 
解説 「反日種族主義」が問いかける憂国 久保田るり子産経新聞編集委員 
p347:「徴用工と慰安婦の種族主義は危険です。私は研究者として、このことを国民に告発したいのです」と李栄薫氏はしめくくった。文在寅政権に真っ向から挑む歴史観批判となった

 

 さらに、久保田るり子編集委員は、産経新聞に連載コーナーがあり、WEBで有料で読むことができ、タイトルは確認できる。

www.sankei.com

 このサイトからも、本著と関連ある記事を一部参考に↓
慰安婦訴訟、逆転判決の裏にライダイハンと政権への忖度 2021/4/24 01:00

・韓国「反日種族主義」執筆陣が慰安婦論文論争に参戦 2021/3/20 01:00

 また、ニューズウィーク日本版のWEB記事から、ヤフーニュースで先週6/17(木) 18:57に「徴用工訴訟、ソウル地裁の却下判決 韓国法曹会は正反対の判決に動揺広がる」を配信している。

news.yahoo.co.jp

  なお、第二弾について、文藝春秋社のサイトでは、以下の記事を紹介していたので、これもメモ。反論文をふくめ、さらに注目しながら読んでみたい。

bunshun.jp


 事実関係など、こうしてブログでメモに残してきたが、きのう19土曜に、書店を回っていて立読みしていた際、プレジデントで橋下徹氏が学習法として、知識よりそれらを組み合わせてどう論理を展開し主張するかが重要と言うことを書いていて、確かにそうだと感じる。ただ、これまでの習性から、本著を含め、自分の考えは表明しずらい・・基準をもって、ということであれば、「事実」をベースに考える必要があるということ。

 
 あわせて、「事実」という点では、これもきのう19土曜の朝のニュース番組で、『「歴史探偵」半藤一利さんの最後の著作』の企画があったが、戦争という悲劇を繰り返さないため、考えさせられた。どのようにメモ出来るかテストを兼ねて以下に紹介。JCCのサイトは、簡潔に内容をまとめていて驚く。PHPのリリースも参考まで。
 歴史をどうとらえ、認識していくのか。これからもさまざま情報に接しながら判断していきたい。
 
{2021/6/12土-18金読了、記入は6/20(日)}

『テレワーク時代のメール術』 平野 友朗 著

「評価される人は1通のメールで仕事が終わる」という副題にひかれ、テレワーク時代に、何か変わったことがあるのか?と手に取る。 

 発刊した WAVE出版 のサイト↓ 

各章ごとに、覚えておきたいポイントを引用メモ↓
序 章  テレワークだからこそメールを活用
p16:テレワークの肝はコミュニケーション 伝える、理解する、管理する
★メールで「伝える」「理解する」「管理する」 
 
1章 速く・確実に伝える メールの書き方
p55:箇条書きを駆使する:要らないことまで書いて論点を外さないこと 
 
2章 振り回されない メール処理の仕方
p79-習慣の力で自動処理できる:「お世話になっております」に、いつも、大変、を加えるパターン
 
3章 仕事を管理するメールコミュニケーション
p136:受け取りの連絡が安心感を与える 
p166-自己開示で距離を縮める:相手を気遣う一言は、自分の言葉で 
+印象の弱い言葉は違和感は残らず「近くへお越しの際はお気軽にお立ち寄り下さい」「お気軽にご連絡下さい」
 
4章 主導権を握る メール交渉術
p179-催促は、1分1秒を過ぎたときに:しっかり催促する人は、仕事の管理ができている人、期限に細かい人だと思われます 
 
p196-質問に答えてもらえなかった場合:「〇〇の回答が抜けているようなので、ご確認下さい」
 
 
p217-感情的なメールはトラブルの元:まずは冷静になって、現状をよりよくしていきたいという根底の感情に目を向けます 
 
・本著の内容など、わかりやすく解説↓

at-jinji.jp

 18金曜の夜に寝ぼけながら記入・・・土曜朝に一部修正。
 
 一番やりたくてもなかなかうまくいかないのは、相手を気遣う自分の言葉の一言か。
 きのうも、最後は「よい週末をお過ごし下さい」に、梅雨に入ったとか、いろいろバリエーションをつけるのだが、どうもしっくりこない点多々あり。
 
 
{2021/6/9水_10木読了、記入は6/18(金)}

『50代後悔しない働き方 「勝ち逃げできない世代」の新常識』 大塚 寿 著

  もう遅いのか、まだ間に合うのか?著者は1万人へのインタビューから、「年金+年間300万円の収入を得る」という生き方を提案しているが、はてさて。年収が3分の1から4分の1に下がる、時給1200円程度、でも、なんとかモチベーションを維持していくには、「一般論や思い込み」を捨てて、

 発刊した青春出版社のサイト↓

HP)なぜ組織にいた人は、将来設計を誤るのか? 65歳をすぎても「年金+300万(年間)」を得ている人に共通するのは、50代で将来設計をしっかり始めていたことです。元リクルートの営業マンが「1万人インタビュー」で得たリアルな法則を初公開。「低条件でもノーと言うな」、「新しいことに手を出すな」といった一般論の間違いと、成功する動き方のポイントがわかります。
 
p23-1万人インタビューから12の後悔ランキング 
4位:地域デビュー、妻と旅行、学び直しや趣味は暇つぶしにしかならなかった
3位:組織の名前ではないアイデンティティを確立できていなかった
2位:モチベーションがどうしても湧かなくなってしまった:
←55歳の役職定年で年収がガクッと下がり、時給1200円程度、300万程度の4分の1、3分の1あたりが良くあるケース
1位:定年後の人生設計をしておくべきだった
 
p42-後悔を防げる4つの心構え
1)一般論や思い込みを捨てる:
2)「しなきゃいけない」と「これだけはノー」から方向性を考える・・9つの基本コンセプトから5つに絞り100点を配分する
←1生きがい、2健康維持、3お金、4家族など人間関係系、趣味系、娯楽系、仕事系、研究/勉強系、リベンジ系
3)自分の市場価値の高め方を知っておく
4)モチベーションが枯れない「幸せの4因子」p70 前野隆司が1500人の日本人調査結果←やってみよう(自己実現と成長)、ありがとう(つながりと感謝)、なんとかなる(前向きと楽観)、あなたらしく(独立とマイペース)
 
p73:50代からの本当に大切なこととは、何かを犠牲にして何かを得ることではなく、あくまでも人生を幸せに過ごすためにバランスを修正することだ
 
p86:50代では、全方位での社内外の人脈の構築とメンテナンスが欠かせない
 
p133:(IT業界では、より安価なBPさんやエルダー社員を使ってプロジェクトを回しているケースがほとんど)
 
p153:(新人世代と)相手が喜ぶ話題を振る、素朴な疑問を投げかける。共通の話題を振る
 
p154:自身のスキルとマインドをアップデートするためにも、これまで「上」と「横」が中心だった社内人脈に、若手を加えて

 

 実は著者の本は、9年前、40代で読んでいたことが過去記事検索から出てきた↓ 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 また、本著で引用されている、幸せの4因子を書いた前野隆司の著作も、過去記事検索から以下読んでいた。改めて参考になる。

 

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

 

  幸せを感じながら生きたいモノだ。

 

 
 
{2021/6/7月-9水読了、記入は6/18(金)} 

『なぜ、それが無罪なのか!? 性被害を軽視する日本の司法』 伊藤 和子 著

 本著で紹介されている未成年の娘と性交した父親が無罪になった件など、相次ぐ判決には本当にびっくりしたが、本著を読んでなぜそうなっているか、ではどうしたらよいか、が良く分かった。
 とくに、法案改正を検討する場で国会議員が発言したという50歳と14歳の記事が06/08火~、ネットでも拡散。この問題、簡単にはいかないことを改めて示した。 

   世界のなかでまだこんなに遅れている、という事例で、サイトでPRされているのは、✔ 女性の13人に1人が性被害経験あり、✔ 2017年に刑法の性犯罪規定が改正されたものの不完全、✔ 圧倒的に不利な立証責任が被害者側に課されている、の3つ。

 発刊したディスカヴァー・トゥエンティワンのサイト↓

d21.co.jp

 覚えておきたいポイントなど一部引用して以下に↓
 
第1章 19歳の実の娘に性交をした父親が無罪の衝撃
p20:2019年3月4,立て続けに4件の性犯罪の裁判で、無罪判決が言い渡されました。 2019年3月26日の名古屋地裁岡崎支部
 
第2章 性犯罪の処罰に関する刑法の規定はどうなっているのか?
p48:単に、「無理矢理性行為をされた」「意に反して性行為をされた」というだけでは犯罪と認められない、ということです。
 
第4章 なぜレイプ事件の多くが不起訴になるのか?
p89:強制性交等罪の「暴行」「脅迫」、準強制性交等罪の「抗拒不能」がどれも認められず、罪に問えないとすれば、あまりに不合理ではないでしょうか。
 
第5章 「同意があったと思われても仕方がない・ 
p94: あさイチ特集で、↑と思うもの・・2人きりで食事11%、飲酒27%、泥酔している35%
 
第6章 世界はどうなっているのだろう?
p109:相手の同意がないまま、相手が拒絶しているのに性行為をすることそのものを犯罪として処罰する国が増えつつある、というのが世界のトレンドです。
 
第11章 改めて刑法改正を考える
p220:提言・暴行・脅迫要件を撤廃し、不同意性交を処罰する・・
p225:提言・心身喪失・抗拒不能の要件に代わり、抵抗ができない事情を明確化する規定を導入すること・・
p245:ハフポスト 山本和奈さん 2019年1月15日 週刊SPA!編集部『女性をモノとして扱う視点があったと反省』署名を集めた大学生らと直接対談より引用
 
第13章 Yes Means Yes
p254~世界に広がる「紅茶とセックスのお話」+p259相手が紅茶を飲みたくないと言ったら無理やり飲ませたりしないのに、なぜ性行為を
p266:不同意の性交は人権侵害であり違法であることを社会がしっかり認識し、刑法を改正して意に反する性行為は処罰される方向性を明確にすること、そして人々の意識やカルチャーも変えていくこと、その両方が、今求められています。
 
p176:国連が分析しているビッグデータによれば、#MeTooというつぶやきを発した言語は、英語、スペイン語、韓国語についで日本語が第4位だそうです。

 

 性犯罪の刑法見直しを提言しているとも言える本著だが、実現するのかどうか? 以下、ハフポストのネット原稿がめだっていたので、引用して記録
 
◇2021年03月06日 08時36分 JST
なぜ、性犯罪の刑法改正が必要なの? いま知ってほしいこと、わかりやすく解説

www.huffingtonpost.jp

 

◇2021年04月12日 12時27分 JST
性交同意年齢は引き上がる?性犯罪めぐる刑法改正、取りまとめ案の6つのポイント
 
 ◇2021年05月21日 15時10分 JST
 
性犯罪の刑法改正、1年におよぶ議論の報告書まとまる。法相に提出 

 この内容を記入した翌日の2021/06/18金の毎日の朝刊WEB記事で、50歳と14歳の問題について、専門家・上谷さくら弁護士の見解を紹介する記事があったので有料記事ながら追記してリンク先を引用↓
 
{2021/6/4金_7月読了、記入は6/18(木)}

『足をどかしてくれませんか。 メディアは女たちの声を届けているか』 林 香里 編

  ジェンダーをめぐる表現などで炎上が相次ぐ昨今、勉強会があるのを前に、男女共同参画センターで借りて読む。CMで批判を受けた内容で共通するのは、「決めつけ」と「現状追認」だと、治部れんげさんは本著で指摘する。女性の上司がいるというだけで防げることではなく、多様性を理解しフラットで自由に話せる場が大切だという白川桃子さんの指摘も、これまでの経験からも共感した。

 発刊した亜紀書房のサイト↓ 

 
記憶しておきたい内容を、目次とともに引用
1 「女性メディア研究者」の居場所探し――MeDi(メディア表現とダイバーシティを抜本的に検討する会)発足に至るまで(林香里)
p13:ステレオタイプの不自由な女性像こそ、メディアがつくている部分が大きいと考えている。だから、まずは、私たちの表現空間の解放が必要だ。
p29:(2017/5/20に東大の5月祭で決起集会)⇒MeDi(メディア表現とダイバーシティを抜本的に検討する会)の名称で5回のシンポ、2回のスピンオフイベント
 
4 炎上の影に「働き方」あり!――メディアの働き方改革と表現を考える(白河桃子
p130:2017年民放労連女性協議会の調査で、正社員の女性比率は2割前後、現場(制作、報道、情報制作部門)の女性責任者はゼロ
p134:古田大輔氏、長時間労働を止めるには、止めるべき仕事のルール、効率化するツール、現場の多様性を阻害しないカルチャーが大事。
p135:自分の仕事の時間が「無限」だと思っている人には、「時間は貴重だ」と思っている人の気持ちは理解できない。自分の時間を大切に出来ない人は結局人の時間も大切にできないのだ。
p137:必要なのは、24時間働けないのはB級社員、休みは悪という昭和の働き方の美学のアンインストールであろう。多様性を根付かせるために、まずは一旦長時間労働DNA自体をアンインストールする必要がる。その後、メリハリある柔軟な働き方を拡充していくのが順序として効率的だ。
p143:現場に多様性があるだけでなく、「多様な意見を忌憚なく交わせる風土」が、メディアの発信の質を担保するのだ。それがダイバーシティインクルージョンの本質である。
p153:村木厚子さん『日本型組織の病を考える』で不祥事を起こしやすい組織の特徴は、『権力や権限がある』『正義や公のために立派な仕事をしているとのプライドがある』『機密情報を扱うため、情報開示が少なく、外の目が入りにくい、』『失敗や間違いが許されない』
 
5 ジェンダー炎上する広告やCM――市民は何に怒っているのか(治部れんげ)p159-
Case1:トヨタ自動車-Tweetで統計的差別+「運転が苦手」と考える女性の傾向を、質問相手の女性個人にも当てはめてしまった
Case2:サントリー頂-性的な表現とチャンネル+女性たちの服装や所作はAVを連想させる演出
Case3:ユニバーサルホームの「ちょっと待ってね」篇-家庭における性別役割分業とその追認+男性は外で働き、女性は家事育児に専念する
Case4:駅ビル・ルミネの動画-職場における性別役割分業とその追認+女性が職場の華扱いされている現状と、それを肯定的に見る価値観
p175:共通しているのは「決めつけ」と「現状追認」 
p181:2019年6月、英国ではジェンダーステレオタイプを助長するような広告は禁止となった
p184:できるなら「あなたの意見には賛成しませんが、あなたがそれを好き/嫌いと思う気持ちは尊重します」という関係を多くの人と築きたい。
 
6 ネットミソジニー――行き場のない憎しみが女性に向かっている(浜田敬子、竹下郁子)
p228:会議の8分の1法則:参加人数と時間と資料を全部半分に・・浜田氏がファザーリング・ジャパン理事の川島高之さんから時短で
 
7 「殻」を破ろうとする韓国の女性たち――消される「声」に抗して(李美淑)
p247:ソ・ジヒョン検事2018年1月26日に検察内部の掲示板に2010年法務部検察局長から性暴力を受けたと告発
 

  結構前に読み終わっていたのに、このブログに残すのに時間がかかってしまった・・・書くのが負担になるようだったら止めた方が良いのかも知れないが、どうも記憶力の低下はいなめず、書き残しておけば、あとで検索して記憶をたどることもできるのではないかと期待して、まだしばらくは続けてみたい。

 

 ジェンダーギャップの国際ランキングで低いことも書き留めた記憶があり、「ジェンダー」でこのブログを検索して過去記事を貼り付けておくと、以下16冊分あった・・

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 

mrboopapa.hatenablog.com

  ずっと課題であり続けているが、徐々に改善されて、よりよい方向に向かうことを祈らずにはいられない

 
{2021/6/1火_4金読了、記入は6/17(木)} 

『クララとお日さま』 カズオ・イシグロ 著 土屋 政雄 訳

 

発刊したハヤカワのサイト↓

www.hayakawa-online.co.jp

印象に残った箇所をいくつか引用してメモ

p13:(クララ)全員が暗黙のうちに了解していた理由が、お日さまと栄養でした。p14:いつも外を見たいと思ってきました。

p119:(リック)「向上処置を受けた子供たちの会だからね、たしかに場違いなんだ」

p201:(リック)「リックとジョジーは永遠に、か」

p255:(家政婦メラニアさんがクララに)「お前の計画で、ジョジーさんが悪くなったら、おまえぶっ壊す、ゴミ箱に放り込む」

p305:(クララがクリシーに抱かれ)あの長い抱擁のときのように、目を閉じていて、わたしは母親のやさしさが染み透ってくるのを感じました。

p330:(ヘレンがポールに)「ごめんなさい・・・みんな白人で、かつてはそれぞれの職業のエリートだったって」

p152:(ミスタ・バンズがリックに)「度量が広くて、リベラルで、能力あるすべての生徒に門戸を開く大学。遺伝子編集の恩恵に浴していない生徒も受け入れる・・・」

p431:(クララが店長に)「特別な何かはあります。ただ、それは、ジョジーの中ではなく、ジョジー愛する人々の中にありました」
 この小説をどう読み解くのか・・・まずは朝日新聞に掲載(2021年04月03日)され、前回読んだ『忘れられた巨人』で解説も手がけた方の書評から。 
◇型落ち「人工親友」の献身と信仰 評者: 江南亜美子book.asahi.com
 
 書評からラストを一部引用⇒「苛烈(かれつ)を極める競争原理、閉鎖的なコミュニケーションが特定の信念を強化させるエコーチェンバー現象など、分断を生みがちな現代社会のありようへの警告ともとれる本書。クララの「その後」を読者がどう想像するか。人間とは何かとの問いかけが、読後の脳内に響きわたるだろう。」←とても深い指摘で、納得した。
 
その他の書評関係をいくつか以下に。
格差社会近未来の懐かしい物語 [レビュアー] 円堂都司昭(文芸評論家)
◇生の空洞を慈しむ 評・木内 昇(作家)& 科学超える「信じる力」 評・仲野 徹(生命科学者・大阪大教授)

www.yomiuri.co.jp

 著者の本は、過去記事からは以下。 

mrboopapa.hatenablog.com

  また、映画では、これもなかなか未来小説的でありながら、倫理の問題を考えさせられると言う点では、似た印象をもった次の作品もメモしておく。2018年に見ていた↓

eiga.com

movies.yahoo.co.jp

 
  毎週、土曜の夜に連れ合いと映画をみて、刺激を受けているが、記入からいうと昨夜見た実話をもとにした韓国映画が、いまの、香港やミャンマーの動きを考えると、1987年時点で韓国もそうだったのかと改めて認識しつつ、格差や階級を乗り越え、よりよい世界にならないのかと痛切に感じた。
 2つのサイトで、いずれも評価が4.0を超えていて、胸に迫るものが多々ある作品だった。
 
{2021/5/26水-31月読了、記入は6/6(日)}

『あなた、それでも裁判官? 女性に優しい司法を求めて』  中村 久瑠美 著

  男女共同参画センターの新着コーナーにあった本で、最近の判決のことかと借りてみたが・・・壮絶な著者の体験が書かれ、驚いた。暮らしの手帖社から10年前に出版された本の再版とのこと。

 

発刊した論創社のサイト に章の目次あり↓
 各章のタイトルと、一部内容を章ごとに引用↓
序文  たおやかで強く、うつくしくあれ 日野原重明
 
第一章 愛と葛藤の始まり~学生から主婦へ
p51:いつからか私はサングラスが手放せなくなった。彼は癇癪を起こすと、決まって私の顔を殴った。目の周りや頬はアザとハレが絶えなかったので、それを隠すために、外出する時はいつもサングラスをかけていた。
 
第二章 わが子の誕生
p72:(1969年の平賀書簡事件:自衛隊の存在を違憲と考える福島判事に慎重に判断をと手紙)福島判事は、私信を公表したことで最高裁から厳重注意処分を受け、囲碁、不遇といわざるをえない人事待遇を受けることになった。そして裁判干渉した当の平賀氏は順調に出世したのも皮肉な話えある。
 
第三章 裁判所のDV事件
p132:「殴らないということは、他人になるということだ。これ以上一緒にいたら、何をするか自分でもわからない」・・・
「この子はどうなるの?坊やがいるのに、あなたは何を考えているの?・・・あなた、それでも裁判官?」
「ぼくには子どもより仕事が大事だ」
 
第四章 司法試験を目指す
p140:振り返ってみれば満26歳の今日まで、私は何もかも順調そのものだった。・・・私は平和ボケならぬ幸せボケになっていた・・・
 
p166:(みなしごハッチが母親を求めて泣くシーンで)「ハッチにも教えてあげたんだ。ママは勉強中だから泣かないでねって」・・・なんだか不憫でこっちが泣けてしまう。
 
第五章 司法研修所時代は女性差別発言に揺れた
p181:1976年第30期の司法修習で、女性差別発言をした4人の裁判教官は国会の訴追委員会にかけられる
p211:私は自分自身の旧い育ちや体質と、頭で考える人権や男女平等の狭間で揺れ動きつつ歩んできた自分の半生を、いま不思議な思いで振り返ってみる。
 
終章  裁くとは
p266:「マルイチ会」の創設と成果
p231:男だから裁判ができるのでも、女だから裁判が分からないのでもない。人間として謙虚になるときだけ、裁判に携わることができるのだと思う。

 

  当時はDVという言葉もなく、司法研修所での意識も隔世の感があるとはいえ、いまも根強く続いている部分があることも、否定はできないと思う。

www.nippon.com

 ジェンダーギャップ、意識を変えていくことが必要なのだろうと改めて思う。

 

{2021/5/24-25読了、記入は5/29(土)}

『知らないと恥をかく世界の大問題 11 グローバリズムのその先 』 池上 彰 著

 2020年6月に本著が発刊された段階では、米大統領選挙の前。また、「遅くとも2021年の春には特効薬とワクチンが全世界に行き渡っていなければ、オリンピックの開催は無理なはずです(p256)」 とも記されているが、これを書いている2021/05/28の時点で、緊急事態宣言が6/20まで延長されることが決まった。現時点でもワクチンは行き渡っていないなか、「無理なはず」がそういう状況にはなっていない・・・

 発刊したKADOKAWAのサイト↓に、目次一部あり。章立てのみ引用 

●プロローグ 二極化する世界、深刻化する世界の大問題
●第1章 トランプ再選はあるのか? アメリカのいま 
●第2章 イギリスEU離脱。欧州の分断と巻き返し? 
●第3章 アメリカが関心を失い、混乱する中東
●第4章 一触即発。火種だらけの東アジア 
●第5章 グローバル時代の世界の見えない敵  
●第6章 問題山積の日本に、ぐらつく政権?
●エピローグ 2020年の風をどう読むか

  このうち、第6章では、『森友学園問題は「財務省」の忖度/加計学園問題は「文科省」の忖度/検事長の定年延長は安倍政権を守るため?』など、政権が関わった問題に、きちんと切り込んでいる。

 本著で覚えておきたいポイントなど、以下に一部引用。

p66:いまはイデオロギーではなく、国家の安全保障や資源を巡っての対立です。
 
p192:(恨ハンの思想が朝鮮文化にはある一方、新たな動きがある:教育現場でソウル市の高校生が請願書)「反日の原因はウソの歴史養育にある」と主張する「反日種族主義」がベストセラーになりました。
 
p197:(コロナウイルスのコロナはラテン語で王冠)
 
p235:官僚が勝手に忖度した結果が、森友学園問題や加計学園問題なのです。
 
p246:「政治家というものは、一生懸命やることをやらなくてはいけないが、究極的には歴史法廷の被告席に立たされる」。中曽根元首相の残した名言です。
 
p265:今回の新型コロナウイルスの感染拡大の様相を見ても、アメリカでは所得の低い人の死亡率が高いのが特徴です。格差は人を殺すのです。

 

 コロナの意味って、どこかでは見聞きしていたはずなのに、ストンと出てこない。にしても、事案の背景を含め、どう捉えたらよいのか、わかりやすく教えてくれる。
 
 この「知らないと恥をかく」シリーズ、1冊目を実は9年前読んでいたことが、ブログの検索で今分かった・・・↓ 

mrboopapa.hatenablog.com

  この読書録を記入中の夜22時台、BSテレ東の番組に著者が登場、日経新聞と連動した「チーム池上が行く」もスタートして、ますますご活躍の様子。

www.nikkei.com

 
{2021/5/17(月)-23(日)読了、記入は5/28(金)}

『JR上野駅公園口』 柳 美里 著

  本著の翻訳本『TOKYO UENO STATION』が、2020年の全米図書賞(National Book Award 翻訳文学部門)を受賞(11月)したことで注目された本著を、連れ合いから借りて、ようやく読む。

JR上野駅公園口 (河出文庫)

JR上野駅公園口 (河出文庫)

 

発刊した河出書房新社のサイトに著者のあとがきあり↓

web.kawade.co.jp

 あとがきで書かれている「多くの人々が、希望のレンズを通して六年後の東京オリンピックを見ているからこそ、わたしはそのレンズではピントが合わないものを見てしまいます。
「感動」や「熱狂」の後先を──。」という部分については、コロナ禍がなかなか収束せず、ワクチン接種も進まない中で、逆にクローズアップされるのかも知れない。本著でもp169「二者の痛苦を繋げる蝶番のような小説を書きたい」とある。

 読後感としては、とても苦しく、悲しい。アカデミー賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』を見たような印象も。出稼ぎから戻って、妻がいきなり亡くなり、孫娘に迷惑をかけたくないと東京に出てホームレスに・・・ラストも時系列・場所的にどうもよくわからないのだが、津波が描写され、悲劇的な話が待ち受けていた。

 主人公の男性は、山手線のホームからどうなったのか・・・も気になる。

 

 印象に残った部分をいくつか引用↓悲しかったのは、p119の隣で寝ていた妻の死・・

p47:(時忘れじの塔:インテリのシゲちゃんの話)僅か2時間ほどで、十万人もの命を奪ったというのに、都内には公立の東京大空襲・戦災記念館は一つもなく、広島と長崎にある平和公園もないのです

p81:だが、この公園で暮らしている大半は、もう誰かのために稼ぐ必要のない者だ。

p103:死ねば、死んだ人と再会できるものと思っていた。…死ねば、何かが解るのだ思っていた。その瞬間、生きている意味や死んでいく意味が見えるのだと思っていた、霧が晴れるようにはっきりとー


 本著では、幸せとは何かを考えさせられるが、読了したきょう、毎日新聞の朝刊で、悲しいことを乗り越え、覚えておきたい記事があったので、記録に合わせてメモ。

mainichi.jp

 記事で紹介されているのは↓

www.harpercollins.co.jp

 有料記事の部分ではあるのだが、この著者によれば、人間が本能的に持っているいくつかの欲求を満たせば、幸福感を得ることができ、人生に意味を感じることもできるという。その欲求とは、以下。

1)自分で人生を選択し、人生を作り上げる自律への欲求、

2)自分に自信を持つ能力への欲求

3)親密な関係性への欲求 

さらに他人に対していいことをする「慈善の欲求」をくわえることができるという


 この読書録でも何度か紹介してきた、小澤竹俊氏の「人を支える3つの柱として、「将来の夢」(時間の柱)、「大切な人との関係」(関係の柱)、「自分の自由」(自律の柱)の3つ」を思い起こす。小澤氏の関連本は↓でまとめ 

mrboopapa.hatenablog.com

  こちらでも関連の引用や紹介があった↓ 

mrboopapa.hatenablog.com

  どうにもならない事態のなかで、どう考えながら生きていけば良いのだろうか、と改めて考えさせられた。

{2021/5/20-21(金)読了、記入も同日}

『記者失格』 柳澤 秀夫 著

  民放のテレ朝やフジなどの情報番組で、コメンテーターとしてよく登場している著者のこれまでの軌跡や考え方がよくわかる一冊。タイトルにあるように、自問自答しながら歩んできた苦悩、率直さが伝わってくる。

記者失格

記者失格

  • 作者:柳澤 秀夫
  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: 単行本
 

 著者は、早稲田大学在学中に、鴨武彦教授(54歳で死去)のもとで、国際政治を学んだことを紹介したうえで、p66に「戦争のない世界の実現をめざすことが、ジャーナリストの仕事だ」と記している。なるほどと納得するところ、多々あり。

  発刊した朝日新聞出版のサイト↓

publications.asahi.com

 

 本著については、以下のサイトなどで、概要が紹介されている↓

prtimes.jp

books.j-cast.com

 

 印象に残った部分など、引用して以下メモ。

p15:大げさに言えば、軍国主義一色に染まった戦前の日本の歴史を繰り返さないためにも、コメンテーターには社会の危うい動きに、「ちょっと待った」と歯止めをかける役割もあるように思う。
  
p79:「こんなにかわいいお子さんが亡くなったと、世の中に伝えたいんです」という言葉は、きれいごとかも知れないが、嘘ではない。私はどうか。勝手な口実で、しんどくて面倒なことから、ただ逃げていただけではないのか。
 
p99:取材の一丁目一番地は人と人が直接向き合うコミュニケーション、もっと言えば一対一の真剣勝負から始まる。どれだけ便利なツールができても、そこは省略してはいけない。
 
p155:フリーだったら死んでもいいのか。責任を負わず、金でけりをつけていいのか。番組デスクと口論になった。
 我々がそんなことをしたら、「記者失格」なんじゃないか。・・・・虫唾が走る。
 
p157:ただ基本は、何があろうと現場に行く。行けなかったら、可能な限り近づく。そうしなければこの仕事はできないということだけは、何があっても譲ってはいけない一線として、自分の中にある。
 
p159:勝手な言い草かもしれないが、組織を残すことを先に考えてはダメだというのが持論だ。
 
p194:「どれだけ生きるかじゃない、どう生きるかが問題だ」(ブラックジャックで読んだと記憶)
 
p201:(あさイチ統括プロデューサー)「失敗することを怖れるな」と常に言っていた。「何でもやってもみよう。失敗したっていいじゃない。また次に生かせばいいんだから」と

 

 ミャンマー軍に拘束されていた日本人ジャーナリスト・北角裕樹さんが5/14、解放された。これを記入している5/22(土)の朝日新聞・朝刊の見出しは、「イスラエルハマス停戦 合意維持、懸念も エジプト仲介」。世界の現場は、いまも危険に満ちあふれ、香港の状況など、どう考えたら良いのか、悲しくもなる。 

 刻々と状況も変わっていくなか、『「そういえば、あのときよく死ななかったな」と思う瞬間は何度もある(p34)』という著者が、これまで危機やがんを乗り越えてきただけに、いつまでも活躍していていただきたいと願う。

 

{2021/5/15-18(火)読了、記入は22(土)}

 

 

『億男』 川村 元気 著

  「お金と幸せの答え」が、見つかるかどうか?実写映画化もされ、書店のポップなどで、「宝くじで3億円あたった男が突然お金をかつての親友にとられ」・・・というPRなどが頭に残っている中、手に取る。

億男 (文春文庫)

億男 (文春文庫)

 

 本著で何度も引用されるのは、冒頭に紹介されるチャップリンの『ライムライト』のワンシーンからの一言、

「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」p7、p39,

p234では以下をさらに付記↓

「戦おう。人生そのもののために。生き、苦しみ、楽しむんだ。生きていくことは美しく、素晴しい」  が本著に流れる一貫したトーンとも言えるかも知れない。

 発刊した文藝春秋社のサイト↓

books.bunshun.jp

 

 ほかにも引用されているお金に関する名言の数々を、いくつか以下に引用してメモ。

p16:トルストイ「貨幣とは、奴隷制度の新しい形だ」

p31:ビル・ゲイツ「うまくお金を使うことは、それを稼ぐのと同じぐらい難しい」

p90:サミュエル・スマイルズ「諸悪の根源はお金そのものではなく、お金に対する愛である」

p111:ジョン・ロックフェラー「十セントを大切にしない心が、君をボーイのままにしているんだよ」

p115:ドナルド・トランプ「動機はお金ではない。本当に面白いのはゲームをすることだ」

p160:アダム・スミス「一人のお金持ちが存在するためには、少なくとも500人の貧乏人がいなければならない」

 

 登場人物の一男と九十九、たしたら100になる、ということは別にして、二人が学生時代に見た映画で、モロッコの砂漠が舞台で重要なモチーフになっている映画については、タイトルについて気付かなかった。気になって、p141とp178に引用された言葉をググって、映画がわかった。まず文言は、p141

「人は自分の死を予知できず、人生を尽きせぬ泉だと思いこんでいる。 だが、自分の人生を左右したと思えるほど大切な思い出を、 あと何回心に思い浮かべることができるのか?せいぜい4,5回だろう。 あと何回満月を眺めることができるのか?せいぜい20回だろう。 人はその機会が無限にあると思い込んでいる」 

シェルタリングスカイの名言:名言集.com

eiga.com

本著の実写版もふくめ、この映画も観てみたい。

 

過去のブログで、著者名で検索すると、↓があり、本著を読みたいと残っていた・・ 

mrboopapa.hatenablog.com

  映画化では、地上波放送にあわせて、このサイトもありメモ

kinro.ntv.co.jp モロッコが舞台、で該当映画を探している過程でみつけた監督の思い

eiga.com

 映画では、もう一つ、Yahoo!のサイトもリンクで・・・評価が3.29なのは、なぜ?

movies.yahoo.co.jp

文庫版の解説は、出演した高橋一生氏。なかなか良い味が出ていた。

 

{2021/5/13-14読了、記入は5/16(日)}

『カウントダウン 宝島社文庫 Cま-3-1 』 真梨 幸子 著

  帯に「余命半年。美しく死ぬために、片付けなきゃいけないものがある」と表示され、近藤誠氏が「がんを題材に、こんな物語ができるとは!よくできたミステリーで、面白かった」とあって、初めての著者だったが、手に取る。

カウントダウン (宝島社文庫)

カウントダウン (宝島社文庫)

  • 作者:真梨 幸子
  • 発売日: 2020/06/04
  • メディア: 文庫
 

  発刊した宝島社のサイト↓では、「イヤミスの女王が放つ二転三転の“終活”ミステリー!」というコピーがあり、そこで、イヤミスという分野というか言葉があることを知るが、読んでなるほどと思う。 

 イヤミスの女王、について↓
 
・読後感に嫌な気分になるのは、映画もそうだがあまり気が進まないのだが、本著では、登場人物に対して、共感と反発と、さまざま反転・錯綜し、一面的に捕らえてはいけないという反面教師にもなり、それほど読後感が悪いことはなかった。と思いつつも、主人公の考え方や対応、決して気持ちよいものではなく、イヤミスというのはなるほどと納得もした。
 
 
・自身の家庭不和を赤裸々に綴ったブログp30が編集者の目にとまって本に、引っ越しを『男も部屋も整理整頓でハッピー人生』150万ヒット・・など、ブログが評判で本になる。というパターンが、何度か出てくるのが今的、というか今を反映していると感じた。
 
・気になったところをいくつか引用してメモ↓
 
p103:鬼のパンツがなぜシマシマなのかは、十二支と鬼門にある・・・とのこと。ブログへの記事で。
 
p152:れんこん菓子の『西湖』(せいこ) ←実際にある
 
p158:合理化・・・『すっぱい葡萄』っていうやつですね。 
イソップ童話から、キツネが高い所にあるブドウが食べたくて跳び上がるが届かず考えたことで、気分転換で心理的によい考え方か・・・
 
p248:男尊女卑は何千年と世界中にはびこっていた
 
p328:2014年11月13日(木)・・母は13日(木)が不吉な日・
 
 今週は木曜日がちょうど13日でもあった。12日に発刊した宝島社のメッセージ広告については、ニュースにもなったので、いくつかリンク先を引用して記録しておく。

news.yahoo.co.jp

 この読書録を書いている週末の情報番組、サンモニでも、前統合幕僚会議議長のコロナに対する危機管理は失敗との発言内容も紹介し、東京五輪への厳しいトーンが出てきたが、コロナと五輪、今後いったいどうなるのだろうか?
 
{2021/5/7-12読了、記入は5/16(日)} 

『人生が変わる!ずるいスマホ仕事術 タブレット対応版』 タトラエディット 著

  ホリエモンも書いているように、スマホを使えないとどうにもならない時代なのか?”ずるい”に惹かれ、男女共同参画センターの仕事術のコーナーから手に取る。

 大型連休を挟んで、記録ができていない・・・いまごろながら忘れないようメモ。

発刊した宝島社のサイト↓

tkj.jp

iOS系とandroid系で便利な機能とアプリについて、引用していくつかメモ
p68:022:ZIPファイルを開くには、GoodReader、ZArchiver
 
p88:029:スキャンで、メモ、Office Lens、→p212:081:OCRも同じ
 
p91:030:一か所にまとめて保存、メモ、Google Keep
 
p218:084:写真の一部だけを消す Photshop Fix 、 Snapseed 

 ・まだまだ勉強することがたくさんあると実感・・・

 

 なお、宝島社は、このメモをかいている前週の5/12に、朝日、読売、日経に見開きのメッセージ広告を出し、その内容への賛否を含めて議論を呼んでいるので、これもプレスリリースのサイトのリンク先をメモ↓ 

prtimes.jp

 

 
{2021/5/6-7読了、記入は5/16(日)} 

『後悔病棟』 垣谷 美雨 著

 近くの書店で、著者の本が多数展示されたコーナーがあり、ポップにも惹かれて手に取ってみた。不思議な聴診器で、余命宣告を受けた患者が過去に戻ることができ・・・人生をやり直すとどうなるか、選択をどうするか、考えさせられた。
後悔病棟 (小学館文庫)

後悔病棟 (小学館文庫)

 

  『家族、結婚、夢、友情。女性から圧倒的な支持を受ける著者が描くヒューマン・ドラマ!!』と本著を紹介している発刊した小学館のサイト↓

www.shogakukan.co.jp

 章立てと患者名は、↑のサイトから引用し、ページ数の後の一言は、本著から。
 
●dream――千木良小都子(33歳) 母は大女優。「芸能界デビュー」の夢を諦めきれなくて…
p24:その聴診器を拾ってしまったことが、すべての始まりだった。
●family――日向慶一(37歳) 俺はもうすぐ死ぬというのに、なぜ妻は金の話ばかりするのか。
p175:先生、一日一日を大切にしてください。人間誰しも明日死ぬかもしれないって生きているくらいがちょうどいいんじゃないうかと思います。
●marriage――雪村千登勢(76歳) 娘の幸せを奪ったのは私だ。結婚に反対したから、46歳の今も独り身で…
p266:『俺は家庭の温かさに飢えている、君と人生をやり直したい』
●friend――八重樫光司(45歳) 中三の時の、爽子をめぐるあの"事件"。俺が罪をかぶるべきだった。
p376:短い間やったけど楽しいこともあったって、そうゆうといて。
 
解説p389:人生は選択の連続だ。一つ一つの選択は点だけど、その点が繋がって、人生になっている。・・・大丈夫、今のあなたが、あなたなんですよ。垣谷さんの、そんな声が聞こえて来そうだ。 

 

 この読書録を書いている5月9日(日)にチェックした書評WEBで、産経新聞から
【編集者のおすすめ】『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』小澤竹俊著 元気なうちにこそ考えたい 2021.5.8 08:00ライフ本

www.sankei.com

があったが、いつ何があるかわからない昨今、考えてみたい。
 
{2021/5/1-6(木)読了、記入は5/9(日)} 

『AIの壁 人間の知性を問いなおす』 PHP新書1234 養老 孟司 著 

  タイトルに「壁」とあるように、AIの限界について議論が展開されている。

AIの壁 人間の知性を問いなおす (PHP新書)

AIの壁 人間の知性を問いなおす (PHP新書)

 

 発刊したPHP研究所のサイトから

www.php.co.jp

 
 4人の叡智との対談からいくつか引用、刺激を受けることができる。

 ■AIの発展がめざましい棋界に身を置く棋士羽生善治

p38:羽生:サンデル教授のトロッコ問題(5人か1人か)思考実験との関連

p58:養老:AI化が進むと、人は「人生って何だ?」って考え始めて、哲学のところに戻ってきちゃう。

 ■経済学者であり、AI技術にも精通する井上智

p90:井上:(ハラリの主張)不老階級と不要階級に分かれるという結論に集約される

 ■著書でテクノロジーと人間のあり方を考察してきた哲学者・岡本裕一朗

p150:岡本:「トロッコ問題は倫理ではなく、功利主義と義務論。

p158:養老:人生を、経済的、合理的、効率的に生きるっていうなら、「生れたら、即、死んだらいいだろう」ってことになりかねない。

 ■人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を進めてきた数学者・新井紀子

p183:養老:(自己愛とか承認欲求とか、人間の本音は地域コミュニティとか教育によって抑制することで社会は安定。それがネット社会になって機能しなくなっている)
p193:新井:AIの一番の問題はすべてデータに基づいて予想したり判断したりしていることです。
p200:養老:AIに危機管理は無理
p208:新井:もっと、わからないことを面白がらないといけませんね

 

・p179で紹介されている本『デジタル・ポピュリズム』(福田直子集英社新書)を読んでみたい。でメモ。
 
{2021/4/27-29読了、記入は5/1(土)}