読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

棺桶まで歩こう 萬田緑平著 幻冬舎新書

・「歩けるうちは、人は死なない」と、看取った医師の経験から、どのような最期の迎え方が“いい”のかを教えてくれる。日本の現状は「墜落」で「着陸」ではないため、がんばるのではなくつらくないようにできないかとの問題提起には確かにそうではないかと思った。

・2026/05/16土の朝日記事、八重洲ブックセンターグランスタ八重洲店調べ 新書部門〈5月3~9日〉)で、2位のベストセラー。

・4歳から102歳まで、2000人以上を看取り、「看取り屋」のいわれるが、本人は、「生き抜き屋」と自負しているといい、タイトルは、「介護亭楽珍」の落語かけ声でもりあがったという。(p214)

・2浪して群馬大学医学部、外科で手術に疑問をもち42歳で転身し高崎市の「いっぽ」で在宅緩和ケア9年、2017年に「緩和ケア 萬田診療所」を開業(p29)

・「がんばれ」ではなく、「ほめてあげよう」と家族に伝え、『いい人生だった』と答えた次に『もう少し生きたい』と欲もでる(p60)

出版した幻冬舎新書サイトのURLと引用↓

www.gentosha.co.jp

 

p3:「棺桶なんかに入りたくなかったら歩こう」という提案

p122:結局は、「心にいいこと」をしたほうが長くいきられるように思います

p211:「死ぬ直前までしっかり歩いていよう」と伝えたい


本を読めなくなってきて、この読書録への記入もずっとできていなかったが、一応続けているので、記録として。

この間読んだ内容は、別のところで残していた一覧で表示するかどうかを検討・・・

先送りしても、どうにもならないと思い、本日は比較的書く余裕があって、きのう土曜に電車で移動中に読むことができたが、このところ、スマホに時間を奪われることが多い。

{2026/05/16土:読了、記入は翌2026/05/17日9:27}

これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話  イノベーションとジェンダー カトリーン キラス=マルサル/著 山本 真麻/訳

 河出書房新社2023.8刊 スーツケースの誕生が遅れた事例の背景を鋭く分析

これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話の書影Powerd By Google

サイトより引用)「男性は重い鞄を手で持つべき」「女性の長距離移動は制限されるべき」というジェンダー観が、車輪付きスーツケースという単純な技術革新を阻害した。固定観念を捨てれば、異なる未来を選択できる。新たな視点のイノベーション史。
 
『ナラティブ経済学』ロバート・シラー 東洋経済新報社 2021年 スーツを転がすことへの抵抗感は集団圧力(p14)
 
p53:人類のためにどんあ未来を描けるかも、ジェンダー観次第で変わるのだ。
 
p257:私たちは何を知らないかを知らない。あらゆるイノベーションに共通することだ。
 
p258:はるか昔から、ジェンダーを理由にさまざまな形でイノベーションが阻害されてきた。スーツケースが転がり始めたのは、男らしさに対する見方を変えてから。電気自動車がガソリン車に後れをとった一因は、女性向けと受け取られたから。
 
p260:1970年代に入るまで、スーツケースに車輪を付けなかった私たちはなんて愚かだったんだろうと思う。(中略:ブレークスルーで)大切なのは、別の世界を想像する力と、まだ存在しない世界のための製品を作る力。環境イノベーションにとってもきっとこれが鍵となる。
 
←とても参考になる考え方
 
{2024/5/27月~30木:読了、記入は2025/05/02金-24}

モネのあしあと 幻冬舎文庫は-25-4 原田 マハ/著

幻冬舎2021.4刊 前回のサロメ面白かったので、著者の関連作品みつけ読む

モネのあしあとの書影Powerd By Google

サイトより)マネ、ドガルノワール。誰もが知る“印象派”だが、モネの「印象—日の出」が「印象のままに描いた落書き」と酷評されたのがはじまり。全く新しい画法で美術界に旋風を巻き起こしたモネ。その波乱に満ちた人生を、アート小説の旗手が解説する。
 
内容メモ
 
p14:私のモネ体験は、大野一雄との出会い(※一夜限り美術館の本物の睡蓮画の前で踊る)から始まりました。
 
(p110:連作小説を書くきっかけ)2010年9月ジヴェルニーの食卓』でモネと家族、(←p74:モネとロダン1889二人展、大睡蓮画の楕円形の部屋は最初オランジェリーではなくロダン美術館の庭に設置したいとクレマンソーに申入れていたほどロダン好き)最初に書きたかったのはマティスピカソで『うつくしい墓』、文芸誌での連載が始まる
 
p144:(花は咲いている-あとがきにかえて)世界が完全に閉じてしまったいま、この瞬間、それでもモネの睡蓮は花を咲かせている。そして、決して閉じることはない。その事実に私は胸打たれた。どうしたって起きてしまう人生の不幸、避けられない災厄、世界を覆い尽くす不穏。それらに抗って睡蓮は花開いている。クロード・モネは、自然の摂理にままならぬ人の営みを重ね合わせて、大丈夫、いずれ花は開くのだからーと諭してくれているのではないか。早期が付いて、私の心に希望の灯火がともったのだ。
 
オランピア』p45
『ラ・ジャポネーズ』p62:妻のカミーユに着物
 
{2024/5/17金~24金:読了、、記入は2025/05/02金-25}

恋愛結婚の終焉 光文社新書1274 牛窪 恵/著

光文社2023.9刊

www.kobunsha.com

テレビでもよく登場される著者で、若者の消費動向やトレンドなど詳しく、興味深い論考なので、以下備忘録でメモ。ここまでで1年前まで記録:22冊分で本日ここまでか。
 
サイトより)2023年、岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」の検討を表明した。年々進み、一向に改善されない未婚化と少子化。真の原因はどこにあるのか。Z世代(おもに現20代)など声を拾ってみると、「恋人は欲しくない」「恋愛が面倒」と考える人が増える一方で、「いずれは結婚したい」と語る人も多い。また、いまや男性の半数近くが女性に「経済力」を、女性の9割以上が、男性に「家事・育児能力や協力」を求める時代だ。
本書では、「結婚には恋愛が必要だ」という呪縛から人びとを解放する必要性を説き、若者の「恋愛離れ」を受け入れたうえで、「結婚に恋愛は要らない」とする新たな「共創結婚」の重要性を多方面から検証、提案する。
 
目次と引用メモ
はじめに
p3:『恋愛しない若者たち』ディスカヴァー携書 前社長の干場弓子氏がサポートで今回もz+p68理由:1超情報化社会による恋愛嫌悪と性のコンビニ化、2男女平等社会と男女不平等恋愛のジレンマ、・・5長引く不況が招いたレ内の希望格差社会
p5:コトラー名誉教授の「PEST分析」  政治、経済(格差)、社会、技術(SNS)の4つの環境要因、
p13:いまや男性の半数近くが女性に「経済力」を、女性の9割以上が、男性に「家事・育児能力や協力」を求めように(第16回出生動向基本調査)・・(中略)・・恋愛と結婚が大いに矛盾しているのです。
第1章 なぜ「恋愛」「結婚」しないのか
p65:「VUCAの時代」と言われる、予測困難な令和の時代
 
第2章 ロマンティック・ラブ幻想史
p123:平安時代の貴族は一夫一妻制だったため、平安のモテ男・藤原道長のように、行きずりの恋を楽しむケースも少なくなかったようです。
P133:告白しますが、私が子どもを産まなかった理由の一つは、父が浮気者だったからです。
p136:三位一体の概念(恋愛と結婚と出産)は、ヨーロッパでも日本でも、女性(妻)たちを家庭に縛り付け、男性(夫)たちに跡継ぎや働き蜂を強いるためのものだった・・令和のいま、機能しない
 
第3章 恋愛常識の落とし穴
p145:『愛はなぜ終わるのか』(草思社)人類学者ヘレン・フィッシャー氏 ←恋愛3年説の発端
p164:恋愛系のシステムは3つ、1性欲、2恋愛、3愛着、
p178:ジェフリー・ミラー准教授(進化人類学者) (オスがメスに選ばれるのは)『誠実な努力』
p186:恋愛と結婚は、脳科学的にみて、「混ぜるなキケン」、進化人類学的にも「別物」である・・・より“合理的”な視点で、あなたと信頼関係を築きながら一生を共にできる、「共創結婚」のパートナーを見つけてみませんか?
 
第4章 恋愛結婚とコスト
p194:「人は選択肢が多すぎると、一つに決めるのが難しくなり、選択すること自体をやめたり満足度が下がったりする傾向がある」ことを、「決定回避の法則」として世に知らしめた  (コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授)
 
第5章 経済格差と社会通念の壁
           ―― 「共創結婚」に向けた24の提言
※SNS上で若者の苦境がわかる、#をつけて悩みを呟く、普段から関心をp242
p266:提言14 一刻も早く、事実婚や「選択的夫婦別姓」関連の支援や法整備を
卵子凍結で東京都が助成制度調査に首都圏ナビ2/3掲載(p273:)⇒提言17:卵子凍結の議論を
提言21:男性も、家事・育児を「手伝う」のではなく「担う」べし
p289:提言24:時代は令和、昭和の社会通念を見直し、若者たちのニーズに寄り添おう ※これができていない※
 
おわりに
p293:アンソニー・ギデンズ氏『親密性の変容』 コンフェント・ラブ 相手の性格や人間性の理解に重きを置く
 
{2024/4/23火~5/1水:読了、、記入は2025/05/02金-22}

サロメ 原田 マハ/著 文藝春秋

2020.5刊 

books.bunshun.jp

・二人の天才を滅ぼした背徳的な愛 と サイトに解説があるが、こうした背景があったとは、どこまでが史実なのかわからないこともあったが、十分引き込まれた。 
ビアズリーの作品展は、各地で今も開かれ、新聞記事でも見ることがあり、この本を読んだことで注目するようになった。
世紀末芸術を代表するふたりの天才 その禁断の世界に息をのむ
文:中野 京子 (作家・独文学者)
 
引用メモ
p311:十九世紀末の退廃的・耽美的なイメージをもっともよく体現した傑作として、世紀末の日天才画家・ビアズリーの名を不動のものにした決定的な作品だ。
 
p325:世紀末ヨーロッパで一世を風靡した作家オスカー・ワイルド、彼の戯曲『サロメ』に悪魔的挿画の数々を提供した夭折の画家オーブリー・ビアズリー、姉で女優のメイベル・ビアズリー。この三人の関係が、史実という大樹に絡みつく蔓草のようなフィクションに彩られる。
p327:史実とノンフィクションの絶妙な組み合わせ、そのあわいに自由にはばたく想像の翼が原田作品の大きな魅力であることは、誰も異存はあるまい。
 
挿絵
 
{2024/4/1月~27土:読了、、記入は2025/05/02金-16}

立ち止まっても休んでもいい 自分を取り戻すゆるい逃げ方 中島 輝/著 

学研プラス2022.8刊

hon.gakken.jp

サイトより引用)■■「『逃げる』って、悪いことじゃないの?」
これは、そのように感じているあなたに、読んでいただきたい本です■■
 
メモ この頃はいろいろ悩んでいたか・・備忘録が多くて恐縮です・・
 
p1:「逃げる」とは、他人の目を気にする自分、
周囲に合わせている自分から逃げて、
「自分の人生を取り戻す」ことです。
 
「逃げる」という選択肢を持つだけでも、
人生は大きく変わってくると思います。
イヤなこと、つらいこと、どうでもいいことを手放し、
自分にとって大事なことをキャッチしていきましょう。
 
「ゆる逃げ」で、人生100 年時代を、
より自分らしく生きるようになっていただけると幸いです。
著者・中島輝 「プロローグより」
 
p35:(過去の経験を乗り越え、自信をつけよう)
自分を冷静に見ること、そして、自分に自信をつけること、最後に、自分の重要さを高めることが必要
 
p40~診断テストあり:点数でタイプ分け
やってみて⇒16点:承認安心、13点:安定重視とバランス調和、12点:完全完璧、8点:名誉権威重視
 
p68~逃げられないときの対処法
1)理由を探る 2)「逃げられない理由」をただ受け入れる 3)小さな幸せを集めておく※ 
4)好きなことに打ち込む 5)自分のいいところに目を向ける
 
p98:自分を信じ抜く力は「自己肯定感に支えられています。
+チェックシートあり:
 
p100:「不安」「恐れ」「自信のなさ」という3つの心のブレーキも、自己肯定感で解消することができます。(p76)
 
p137:自己肯定感の木 6つの感の要素:
根1 自尊感情 価値がある
幹2 自己受容感 ありのまますべて
枝3 自己効力感 成し遂げられる
葉4 自己信頼感 信頼して行動できる
花5 自己決定感 自分で決めて従える
実6 自己有用感 人や社会に役立っている
 
p141:(書くことの3つの効果)アウトプット効果、可視化、記憶化
 
p154:自分の正直な気持ちに気づくための4つの質問
1 あなたの心はどんなものがあれば、満たされると感じるか
2 あなたが人を信じるためには、何が必要でしょうか
3 あなたが行動するときに、常に慎重にならざるを得ないことは何ですか?
4もし、自分にすべての責任があるとすれば、あなたの大切な人とどのような関わり方をしますか?
p173:あなたの直感と五感を大切にしてください。たった一度の人生を「本当の自分」で生きましょう。(ラスト)
 
{2024/4/22月~23火:読了、、記入は2025/05/02金-23}

自分へのごほうび 住吉 美紀/著 幻冬舎文庫す-11-1

幻冬舎2012/06刊

www.gentosha.co.jp

サイト)疲労の色が濃い朝に効くスイーツ。心が傷んだときに繰り返し開く本。イヤなことを一瞬で忘れさせてくれる金木犀の香り。……日常に溢れるホクホクの小さな幸せがパンパンに詰まったエッセイ。
 
メモ
p53:要するに、自分に自信がないのですよ、自信が。
p58:「セックス・アンド・ザ・シティ」観る キャリーは、めちゃくちゃ思いっきり生きているのだ。
p96:ひとりコーヒーを飲む (大人の匂い・・「自立と自由」」)(高3のとき崎豊の)「アイ・ラブ・ユー」は、浮気ソングとなってしまった。・・砂糖壺がつぼが、大人の女の象徴となった。
p116:よい関係のまま終わった彼というのは、一生の宝とも言える。p208:7回も失礼している
p122:二段目のチョコは、なおさら美味しさが沁みる。
 
村上由佳解説より
p231 「すみきちブログ」
p232 しなやかな蛮勇 
p237:ー迷子にならずに生きていることだけでも、ほんとうは奇跡だよ。(人生節目の「ご挨拶」2011年3月末 番組HP)
 
{2024/4/12金~13土:読了、、記入は2025/05/02金-19}

妻はサバイバー  永田 豊隆/著

朝日新聞出版2022.4刊 サイトより概要
妻に異変が起きたのは結婚4年目、彼女が29歳の時だった…。激しい過食嘔吐、途切れない飲酒、大量服薬、リストカット、そして40代で認知症に。精神疾患を抱えた妻の介護と仕事、その両立に悩み続けた20年近くに渡る日々を綴った、ルポルタージュ
メモ
・1993年に読売新聞社に就職 1999年春に結婚、
・2002年3月に朝日新聞に転職、赴任先の岡山に移り住み県警キャップで不在に、ゴミで異変
・転職の試験では、社会部記者として不正を暴く調査報道に取り組みたいと夢を語る p32
・2005年8月、暴力や罵倒、サラ金へといわれ「もう離婚しよう」 p49
・2014年8月アルコール依存症の専門病院で自助グループ p82
適応障害で本人も9月休職へ、
「君のせいで俺の人生は台無しなんだよ」p89
本当にありがとう。これからも共に生きようね。p141
2018年1月22日デジタル配信12回連載

壮絶な内容だった・・

 
 
{2024/4/10水~11木:、記入は2025/05/02金-18}

フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者 シャルル ペパン/著 永田 千奈/訳

草思社2022.2刊 サイトより概要 改めて哲学について理解できないかと手に。
欧米のエリートにとって、哲学は不可欠な教養。フランスの高校では哲学が必修であり、バカロレア(大学入試資格試験)では、文系理系を問わず哲学の筆記試験が課される。教養としての哲学を、フランスの教科書を読むことで身につけるための本。
 

www.soshisha.com

サイトより引用しながら取り上げられた方々)
本書は、映画にも出演するフランスの人気哲学者シャルル・ペパンが、西欧哲学者10人をコンパクトかつ通史的に紹介したベストセラー教科書です。
 取り上げられるのは、
アリストテレス、p38中庸にこそ頂上がある
フロイト、p136 最大の功績は、能動的無意識の発見だろう
サルトル、p148 「完全な自由」のために闘い、あらゆる分野での決定論を否定した
の10人。
 ギリシャ時代から近代までの哲学の流れが、面白いように理解できます。
 
 
{2024/4/9火:読了、、記入は2025/05/02金-17}

がんじがらめの心がラクになる「呪いの言葉」の処方箋  井上 智介/著

 ナツメ社2022.8刊 これを読んでいたのは、いろいろ辛いことがあったか・・心が少しラクになったような・・
 

www.natsume.co.jp

サイト)「失敗できない」と自分を追い込んだり、「どうせ私なんか…」と自分を責めたり、その言葉、あなたにとって「呪いの言葉」になっていませんか? 本書では自分で自分を縛り付けて苦しくなってしまう言葉に気づき、うまく対処する方法を解説しました。もっとラクに生きるためのヒントが満載です。
メモ
第1章 自分で自分を追い込んでしまう言葉
第2章 自分を責めて否定してしまう言葉
p76きっとわたしは嫌われているんだ
第3章 プレッシャーになる周りの人からの言葉
p102 あなたにも悪いところがあるんじゃない 「喧嘩両成敗」で突き放されると落ち込みます
第4章 「呪いの言葉」はどうして生まれる?
p120 環境・状況が変わってついていけない
第5章 呪いは無理に消さなくてもいい
p154 数値化して気持ちの変化をとらえる
第6章 呪いに揺らがない自分になろう
p180 「~だったらいいなあ」と言いかえる
p188 呪いにかかりそうなときを予想しておく
p192 自分の好きを大切にする
 
{2024/4/8月:読了、記入は2025/05/02金-20}

炎上社会を考える 伊藤 昌亮/著 中央公論新社

 

www.chuko.co.jp

サイトより)インターネットやSNSを中心に沸き起こる、尽きることのない分断・衝突・ぶつかり合い――。「炎上」という現象をかくも夥しく呼び起こしてしまう今日の社会、すなわち「炎上社会」は、どんな対立構造を持ち、いかなる紛争状況を抱えているのか。また、その背景にはどんな社会構造があり、時代状況があるのか。本書の意図は、炎上社会の成り立ちを分析し、炎上という現象の社会的な意味と文脈を明らかにすることである。
 
ハッシュタグの顕著な事例は #MeToo p90
 
{2024/3/26火~31日:読了、記入は2025/05/02金-14}

男がつらい! 資本主義社会の「弱者男性」論 杉田 俊介/著

ワニブックス 2022.10刊 サイトより
「男」たちは男性であることの特権を批判され、無意識のうちに差別に加担していると言われる。けれども、日々の生活が幸福には思えない。自由を感じられないなどと感じることもある。そうした「弱さ」を抱えた男性たちのことを考えていく1冊。
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超入門デジタルセキュリティ 中谷 昇/著 講談社 

著者は、警察庁からインターポールで活躍、実践的な内容でいま世界で何が起こっているのか、わかりやすく知ることができる。

bookclub.kodansha.co.jp

(著者「まえがき」より)
「インターネット空間がここ数年、加速度的に公共空間化し、
社会のインフラとなった現状では、こうしたデジタル分野をめぐる
緊張関係が、国際情勢にも暗い影を落としている。
中国の電子機器大手ファーウェイの安全性について、
米中が激しく対立したのはその典型である。
そんな状況の中で、韓国のハイテク大手サムソンが
スマホ市場で漁夫の利を得るなど、デジタルをめぐる国際的な
経済活動で、生き馬の目を抜く競争が続けられている。
そんな情勢の中で、日本はどう戦っていくべきなのか」
        
引用メモ
◇サイバーセキュリティ基準 NIST SP 800-35 ファイルのアクセス制限 多元的認証 など p34
◇WECHATは中国当局がモニター p48
◇デジタル安全保障の「トリクルダウン」によるエコシステムを構築できているか;トップダウンの一体型社会システムにp74
◇2021年4月 警視庁 JAXA攻撃で中国のサイバー部隊61419を特定 p80 
 
p102:遅れてやってくる政治のグローバル化とデジタル化の成否は今後の日本の将来に関わるものだ。
 
◇サイバー犯罪は国家が主体の場合はインターポールでは扱わず、外交かインテリジェンスの分野で p148
 
p153:(犯罪データでインターポールがグーグルに追いつけない)これからはデジタルデータの時代
 
◇民間の監視ソフト スマホに イスラエルのNSOグループ「ペガサス」、イギリスのガンマ・グループ「フィンフィッシャー」 p164
←BSドキュメンタリーで追跡番組見た覚えあり
 
p29:日本は自国のサイバー空間における経済社会活動を守るためのインテリジェンス活動が弱すぎると痛感する。危機感すら覚える。
p171:経済大国でありながら情報獲得を行わない日本は「安全保障ガラパゴス」な国だと言える。
 
{2024/3/4月~12火:読了、記入は2025/05/02金-13}

Excel関数〈最強〉時短仕事術 守屋 恵一 /著    技術評論社

副題 誰も教えてくれない!仕事がラクになるテクニック -- IT×仕事術 --
 -- 2021.5 刊 で勉強

gihyo.jp

メモ

◇列や行だけを指定して範囲を参照 p23
◇テーブルの活用 p25
◇検索範囲より左の列からデータを取り出せる p140 XLOOKUP 
◇探したいデータが表のどこにあるかを調べる p148 XMATCH
◇条件にあうデータを一括で抽出して別の表にまとめる p152 FILTER
◇行や列を削除しても連続番号を振り直さない p202 ROW()-2
 
{2024/2/15木:読了、、記入は2025/05/02金-15}

超デジタル世界 西垣 通/著 岩波書店

デジタルの今後について、とても興味深く、共感も感じることができる内容だった。
ちょうど読んで居た頃の日経新聞の経済教室にも論点が提示されていたので引用。

www.iwanami.co.jp

メモ
◇デジタル敗戦:電子政府の建設は成功したとはいえないのは、ICTに通じた専門家が少ない、外部の大手に丸投げ発注、省庁ごとのシステムの間に壁、急にオープンなネットワークに統一しようとしても無理 p7
 
◇DXのキーワード・・「オープンソース」「オープンデータ」「クラウドサービス」 p14
 
p26:デジタル庁の役目は第一に、防疫や防災のための省庁横断の非常時システムの構築
 
◇ネット集合知 『群衆の英知(邦題は「みんなの意見」は案外正しい」)』 いかに正確か p65
 
構造主義とは、現実世界のなかに絶対的な実体(対象)がまずあって、それに言語記号のレッテルが貼られているのではなく、逆に諸々の言語記号どうしの関係性つまり「構造」によって現実世界が分節化され、あたかも実体のように出現する、という考え方だ p70
+p76ガブリエルによると、唯一の世界(宇宙)など存在せず、そのかわりに無限に多くの「意味の場」が並立するという
 
p183:(DXやメタバースの)概念を日本人の国民性に沿ったかたちで再編成し、活用する方向を模索していくことなのである。
(具体的な提案)
第一に望まれるのは、一般の人々が安心して利用できるネット環境の整備である・・・国民生活のインフラの信頼性・安全性を補償するのは、政府の役目では内だろうか
p185:第二に、(長期的)情報教育の深化と見直し
 
(ラスト)
ベルクが言うように、日本文化は技術を通じて自然を再認識し、リアル世界を豊穣にする視座を有してきた。日本のデジタル化がめざすべきなのは、そういう方向性の探求ではないだろうか。
 
『AIの可能性と限界 妄信は人類の自律性脅かす』
西垣通東京大学名誉教授 経済教室  2024年2月20日 5:00 日経記事から関連
○人間が介入する生成AIは非自律的存在
○データ処理では未知の状況に対応できず
○AI開発を誤れば巧妙な支配や搾取招く
 
{2024/1/29月~2/2金:読了、、記入は2025/05/02金-12}