読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

労働

『「会社辞めたい」ループから抜け出そう!』 佐野 創太 著

副題 転職後も武器になる思考法 発刊したサンマーク出版(2022.1)のサイトに目次あり www.sunmark.co.jp サイトより 「上司も会社もぜんぶガチャ。」な世界で、僕たちはどう働くか?転職しても何も変わらない人がいる一方で、転職活動をして、仕事も…

『ほんとうの定年後』 坂本 貴志 著

" data-en-clipboard="true">副題 「小さな仕事」が日本社会を救う 講談社現代新書 bookclub.kodansha.co.jp 内容紹介(サイトより) 年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70代男性の就業率は45%…

『75歳からの生き方ノート』 楠木 新 著 

" data-en-clipboard="true"> www.shogakukan.co.jp " data-en-clipboard="true">サイトより、「巻末には著者考案の「リ・スターティングノート」「財産増減一括表」を収載!前者は、「自分史」を振り返りながら「やりたいこと」を見出すために利用。後者は…

『テレワーク本質論』 田澤 由利 著

副題 企業・働く人・社会が幸せであり続ける「日本型テレワーク」のあり方 幻冬舎メディアコンサルティング2022.1 今、日本のテレワークは岐路に立っている。日本の企業・働く人、そして社会が、テレワークにより、さまざまな課題を克服していくために…

『中高年男性の働き方の未来』 小島 明子 著

金融財政事情研究会(2022.3)のサイト↓ 変化を余儀なくされる社会のなかで、定年後どう働けば良いのか、定年前からどのようにキャリアをシフトしていけばよいのか。中高年になってからのキャリアの考え方や再就職先の探し方などについても、キャリアコ…

『政策起業家 「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』   駒崎 弘樹 著

読んでいて、なんでこんな理不尽なことが・・そこに情熱がある担当者が登場して、なんとか実現にというストーリーに涙がこぼれる部分が多々あった。 筑摩書房 2022.1発刊のサイト↓ www.chikumashobo.co.jp サイトから)「政策起業家」とは、民の立場で…

『漂流日本左翼史 理想なき左派の混迷1972-2022』 池上 彰 佐藤 優 共著 

bookclub.kodansha.co.jp 講談社現代新書のシリーズで3冊目、2022.7 発刊 サイトに目次あり 図書館サイト掲載の要旨)労働組合の攻防、衰退する社会党、国鉄解体の衝撃。もう左翼は存在感を取り戻せないのか。左派の未来の可能性を問う。 覚えておきた…

『真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 』 池上 彰 & 佐藤 優 共著

記録2冊目、発刊した講談のサイトから↓ この二人の対談には、刺激を受ける。 bookclub.kodansha.co.jp 読んでいた当時のラフなメモから引用 p107:(佐藤が読売新聞の渡邊恒雄主筆と対談記事:週刊新潮2020年新年号で、渡邊恒雄氏)「マルクスやレーニンの…

『私たちはどう生きるか』 マルクス ガブリエル ほか著

コロナ後の世界を語るシリーズ2 世界の知性の言葉には耳を傾けたい 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2 (朝日新書) 作者:阿川 佐和子,東 浩紀,岩田 健太郎,宇佐見りん,オードリー・タン,カーメン・ラインハート,金原 ひとみ,桐野 夏生,金田一 秀穂…

『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』 治部 れんげ 著

ドラマを通してジェンダーの比較を試みた内容は、自分もいくつか見てきただけに、とても興味深い。特に、お仕事ドラマとして人気がある半沢直樹シリーズなど、女性の描き方がステレオタイプ的だと手厳しい。ここで取り上げられた韓国ドラマ『ミスティ』など…

『多様性って何ですか? SDGs、ESG経営に必須!』  羽生 祥子 著

SDGsを知るため、男女共同参画センターから第3弾。 SDGs、ESG経営に必須! 多様性って何ですか?D&I、ジェンダー平等入門 作者:羽生 祥子 日経BP Amazon 発刊した日経BP2022.1のサイトと紹介文↓ 多様性=ダイバーシティが今、組織に問われている。だが…

『「選択的」夫婦別姓 IT経営者が裁判を起こし、考えたこと』 青野 慶久 著

" data-en-clipboard="true"> 選んだ理由)この問題への理解を深める 感動した理由)著者が普通に考え実践したこと。戸籍上は「西端」改姓で苦労 " data-en-clipboard="true"> 「選択的」夫婦別姓: IT経営者が裁判を起こし、考えたこと (ポプラ新書 あ 5-1) …

『仕事がしんどくてヤバいと思ったら』 汐街 コナ 著

いろんなことがあって、男女共同参画センターにあった本著を借りた。なんとも不思議なタッチの漫画に、コラムを含め、さまざまなアドバイスがあった。 仕事がしんどくてヤバいと思ったら 作者:汐街コナ 中央公論新社 Amazon 発刊した中央公論新社(2020…

『ルポ婚難の時代 悩む親、母になりたい娘、夢見るシニア光文社新書1121』 筋野 茜 尾原 佐和子 井上 詞子 共著

サブタイトルの「悩む親」で、まだ子は20代ではあるが、同世代に”初孫かわいい”との話を聞くようになり、今の状況を知ろうと手に取る。共同通信の女性記者3人が、自らの状況も紹介しながら取材をすすめ、帯や冒頭&サイトにある 住職がサポートする「寺コン…

『捨てられる男たち 劣化した「男社会」の裏で起きていることSB新書545』 奥田 祥子 著 

「無自覚ハラスメント」が、無批判に内在化された「男社会」の価値観にあることが問題だと、さまざまな事例を紹介して、警鐘をならしている。同じ取材対象者へのインタビューが、最長で20年にわたるというだけに、厚みがある内容となっている。 捨てられる男…

『真実をつかむ 調べて聞いて書く技術』 相澤 冬樹 著

財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(享年54)を自死に追い込んだ、森友事件を追及してきた著者が、自らの経験から,取材に臨む姿勢や手法を赤裸々に伝えている。 真実をつかむ 調べて聞いて書く技術 (角川新書) 作者:相澤 冬樹 KADOKAWA Amazon 発刊したKAD…

『「男女格差後進国」の衝撃』 治部 れんげ 著

" data-en-clipboard="true"> 副題「無意識のジェンダー・バイアスを克服する」にあるとおり、著者本人の名刺交換エピソードや我が子とのやりとりなど実例を豊富に盛り込み、考えさせてくれた。 「男女格差後進国」の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを…

『人新世の「資本論」』  斎藤 幸平 著

「新書大賞2021」の受賞作で、公式サイトにある識者からの「ピケティを超えた」「常識を破る、衝撃の名著」などが並び、手に取る。このままでは駄目で、脱成長コミュニズムを説いている。 人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤 幸平 集英社 Amazon 発…

『僕たちはもう働かなくていい』 堀江 貴文 著

" data-en-clipboard="true"> 新書の冒頭、大きな字で4ページ分のメッセージがあり、その後半の2ページに、 " data-en-clipboard="true"> 行動しよう。 AIが、ロボットが、 あらゆるテクノロジーが、 必ずあなたの勇気を 後押ししてくれる。 とあり、本書…

『コロナ後の世界』 ジャレド・ダイアモンド ポール・クルーグマン リンダ・グラットン マックス・テグマーク スティーブン・ピンカー スコット・ギャロウェイ  各著

世界を代表する知識人6人が、コロナの感染拡大のなかであえてポジティブな側面を見いだすとすれば、「私たちに深く考えるきっかけを与えてくれたこと」とすべて答えたことが印象的(p201)と、あとがきで編者の大野和基氏が記しているように、本著を読んで…

『老前破産 年金支給70歳時代のお金サバイバル』 荻原 博子 著

タイトルの老前破産を防ぎたいなら、「一番大事なのは、家族関係を見直し、立て直すこと」p162、というのは、その通りなのだろう。 老前破産 年金支給70歳時代のお金サバイバル (朝日新書) 作者:荻原 博子 朝日新聞出版 Amazon 発刊した朝日新聞出版(201…

『いけいけどんどん!ワーママ奮闘記 母ちゃんだって自分らしく働きたい!』 あい 著

「くらしの本棚」のエッセイが書籍化されたということだが、会社のデザイン担当で育休復帰後にご苦労され、フリーランスとして自立し活躍の様子は頼もしい。にしても、描かれている会社のトップの言動と、支える上司の課長/部長など、いまだになかなか変わら…

『Q&Aいまさら聞けないテレワークの常識 - 日経文庫』 武田かおり 中島康之  共著

" data-en-clipboard="true"> テレワーク関連の学びで、男女共同参画フォーラムから借りた本の2冊目。 " data-en-clipboard="true"> Q&Aいまさら聞けないテレワークの常識 (日経文庫) 作者:武田 かおり,中島 康之 日経BP 日本経済新聞出版本部 Amazon 発刊し…

『50代後悔しない働き方 「勝ち逃げできない世代」の新常識』 大塚 寿 著

もう遅いのか、まだ間に合うのか?著者は1万人へのインタビューから、「年金+年間300万円の収入を得る」という生き方を提案しているが、はてさて。年収が3分の1から4分の1に下がる、時給1200円程度、でも、なんとかモチベーションを維持していくには、「一般…

『足をどかしてくれませんか。 メディアは女たちの声を届けているか』 林 香里 編

ジェンダーをめぐる表現などで炎上が相次ぐ昨今、勉強会があるのを前に、男女共同参画センターで借りて読む。CMで批判を受けた内容で共通するのは、「決めつけ」と「現状追認」だと、治部れんげさんは本著で指摘する。女性の上司がいるというだけで防げる…

『なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか』 松井 博 著

沖電気でうつ病休職を経験しながら、アップルに転職、カリフォルニアで起業し、フィリピンで英語留学校をもち、オンラインでも展開する著者の語る言葉には、働き方について説得力がある。本著は、2018年末から発信していたメルマガをまとめた内容とのこと。…

『チームのことだけ、考えた。』 青野 慶久 著 

表紙の副題「サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか」がよくわかる。 コロナの時代に、リモートワークが一気に広がったが、2015年に発刊された内容のこの働き方は、先取りしているともいえる。 今の時代、どうや…

『ゴールドマン・サックス流女性社員の育て方、教えます  励まし方、評価方法、伝え方 10ケ条』 キャシー 松井 著

はじめに、で、著者の会社で優秀な女性社員を引き留めようとする場合の取り組みが紹介されているが、それは、p5「私たちはあなたを見ていますよ」「あなたに期待していますよ」というメッセージを発信するというものがあるとする。p84でも、大事にされている…

『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか ポプラ新書』 堀内 都喜子 著

コロナ禍で雇用をめぐる環境は、国際的に厳しくなっているが、すでに在宅勤務が3割、午後4時に帰ることができ、有休消化も100%と休みながらGDPは日本より稼いで、かつ幸福度が高い・・・人口規模や風土が違うのではあるけれど、何か参考にできないものな…

『上級国民/下級国民』橘玲 著+『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』橋本健二 著

さまざまな論考が引用され、米大統領選でも顕在化した現代の分断の背景について、なるほどと理解させてくれる面がある一方で、そこまで断言できるのはなぜか、については、何事もハーフトゥルースという原則で、より深く情報を集めないといけないとも感じた…