読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

国際

『ウクライナ戦争』 小泉 悠 著

シリーズ:ちくま新書 筑摩書房のサイトより+特設も 2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻した。21世紀最大規模の戦争はなぜ起こり、戦場では何が起きているのか? 気鋭の軍事研究者が、その全貌を読み解く。 www.chikumashobo.co.jp www.chikumashob…

『22世紀の民主主義』 成田 悠輔 著

www.sbcr.jp サンデージャポンなどにコメンテーターとしてもよく登壇し、その発言が注目されている著者の本。いろいろあって、ずっとメモのままこちらにアップできていなかったが、当時メモしていた内容など、残しておきたい。 ログミーという書き起こしサー…

『朝日新聞政治部』 鮫島 浩 著

bookclub.kodansha.co.jp 本著の要素や内容を引用・抜粋しながら、以下メモ。 p14:「吉田調書」「慰安婦」「池上コラム」の3点セットで朝日新聞社は創業以来最大の危機に直面していたのである。+p19:木村社長が「吉田調書」報道を取り消した2014年9月11日は…

『太平洋戦争への道 1931-1941』  半藤 一利  加藤 陽子 保阪 正康 共・編著

発刊したNHK出版 {新書 659(2021年07月12日)}のサイト↓ www.nhk-book.co.jp 印象に残ったポイントを以下引用↓ p17:半藤 私は死ぬまで「絶対」という言葉を使わないと誓いました。「絶対日本は勝つ」とか、「絶対日本は正しい」とか・・一種のスローガ…

『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』 黒川 祐次 著

発刊した中央公論新社のサイト↓ ロシアのウクライナ侵攻(2022/2/24)をどう考え、捉えたら良いのか?ようやく手にとり、複雑な歴史を知る。 www.chuko.co.jp サイトのPRから)ロシア帝国やソヴィエト連邦のもとで長く忍従を強いられながらも、独自の文化…

『私たちはどう生きるか』 マルクス ガブリエル ほか著

コロナ後の世界を語るシリーズ2 世界の知性の言葉には耳を傾けたい 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2 (朝日新書) 作者:阿川 佐和子,東 浩紀,岩田 健太郎,宇佐見りん,オードリー・タン,カーメン・ラインハート,金原 ひとみ,桐野 夏生,金田一 秀穂…

『これがSDGs』 明治大学商学部グローバル人材育成シリーズ3 明治大学商学部 編

SDGsを知るために、男女共同参画センターから第2弾。 これがSDGs (明治大学商学部グローバル人材育成シリーズ3) 同文舘出版 Amazon 同文舘出版2021.8発刊で以下は明治大学関連のサイト↓ 『これがSDGs』が出版されます!... - 商学部の現場:「商」のイ…

『君とまた、あの場所へ シリア難民の明日』 安田 菜津紀 著

本著も男女共同参画センターの展示から。テレビのコメンテーターで活躍される著者のバックボーンを知ろうと思って手に取る。 君とまた、あの場所へ: シリア難民の明日 作者:菜津紀, 安田 新潮社 Amazon 紹介文)子供たちは生まれる場所を選べない。ファイン…

『図解SDGs入門』 村上 芽 著 

SDGsのことを改めて考える必要が出てきて、男女共同参画センターで借りる。 図解SDGs入門 作者:村上 芽 日本経済新聞出版 Amazon 日経BP日本経済新聞出版本部2021.1発刊で、以下は著者が関係するサイトでの図書紹介↓ www.jri.co.jp 紹介文)「生…

『進駐軍向け特殊慰安所RAA』 村上 勝彦 著

" data-en-clipboard="true"> 選んだ理由)ロシアのウクライナ侵攻で、強姦などの戦争犯罪が指摘されている中、慰安婦の問題を考えるにあたって事実関係を知りたい 感動した理由)丹念に資料から証言などを拾って記述 " data-en-clipboard="true"> 進駐軍向…

『たちどまって考える』 中公新書ラクレ699 ヤマザキ マリ 著

”「今たちどまることが、私たちには必要だったのかもしれない」世界派の漫画家は“強制停止”の日々で何を見出した?この先世界は、日本はどう変わる?混とんとする毎日のなか、それでも力強く生きていくために必要なものとは?”とサイトで紹介された本著には…

『アルプスでこぼこ合唱団』 長坂 道子 著 

著者が住むスイスについて、初めて向き合って書いたという本著には、バックグラウンドのこれまでの生き方についても織り込まれ、味わい深い内容だった。 アルプスでこぼこ合唱団 作者:長坂 道子 KADOKAWA Amazon 発刊したKADOKAWAのサイト↓ www.kado…

『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』 ユヴァル・ノア・ハラリ/著 柴田 裕之/訳

一通り目を通したが、理解できたかどうかは疑問。もう少し余裕があるときに、他の2冊とともに読み直した方が良いかも知れない。 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 (河出文庫) 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社 Amazon 発刊し…

『逆境力』  パトリック ハーラン 著 フジテレビュー!!「パックンと考える子どもの貧困」制作チーム 著

" data-en-clipboard="true"> 「貧乏で劣等感の塊だった僕が、あきらめずに前に進めた理由」という副題で、SB新書から出版された内容。著者のバックボーンがわかり、親しみが湧いた。 " data-en-clipboard="true"> 逆境力 貧乏でコンプレックスの塊だった…

『武漢日記 封鎖下60日の魂の記録』 方方 著、飯塚 容 訳、渡辺 新一 訳

" data-en-clipboard="true"> ・この真実を求め、戦う姿勢に涙がこぼれた。特に高校生からの手紙への返信は、自らが文革時代に生き、その後の改革開放で自分で考えるようになった経験から諭していて胸を打つ。 ・弱い立場の人にどう対応するかが国の文化度を…

『「男女格差後進国」の衝撃』 治部 れんげ 著

" data-en-clipboard="true"> 副題「無意識のジェンダー・バイアスを克服する」にあるとおり、著者本人の名刺交換エピソードや我が子とのやりとりなど実例を豊富に盛り込み、考えさせてくれた。 「男女格差後進国」の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを…

『コロナ後の世界』 ジャレド・ダイアモンド ポール・クルーグマン リンダ・グラットン マックス・テグマーク スティーブン・ピンカー スコット・ギャロウェイ  各著

世界を代表する知識人6人が、コロナの感染拡大のなかであえてポジティブな側面を見いだすとすれば、「私たちに深く考えるきっかけを与えてくれたこと」とすべて答えたことが印象的(p201)と、あとがきで編者の大野和基氏が記しているように、本著を読んで…

『米中ハイテク覇権のゆくえ』 NHK出版新書 NHKスペシャル取材班 著

本著が発刊されたときはトランプ政権で、国際政治学者イアン・ブレマー氏が懸念を示した状況の一部は変化したが、将来のリスク要件であることは変わりない。p207で、「カギは中国を排除することではなく、むしろ関係国が連携を深めることで中国を引き寄せる…

『反日種族主義 日韓危機の根源』 李 栄薫 編著

韓国の文在寅政権のもと、2018年の大法院が慰謝料の支払いを命じた判決もうけ、日韓関係の冷え込んだ状況が続いていたが、地裁では反対の判決も出て、徴用工&慰安婦をめぐる状況に変化も伺える。本著は、韓国でもベストセラーになったということで、その後…

『知らないと恥をかく世界の大問題 11 グローバリズムのその先 』 池上 彰 著

" data-en-clipboard="true"> 2020年6月に本著が発刊された段階では、米大統領選挙の前。また、「遅くとも2021年の春には特効薬とワクチンが全世界に行き渡っていなければ、オリンピックの開催は無理なはずです(p256)」 とも記されているが、これを書…

『記者失格』 柳澤 秀夫 著

民放のテレ朝やフジなどの情報番組で、コメンテーターとしてよく登場している著者のこれまでの軌跡や考え方がよくわかる一冊。タイトルにあるように、自問自答しながら歩んできた苦悩、率直さが伝わってくる。 記者失格 作者:柳澤 秀夫 発売日: 2020/03/19 …

『この不寛容の時代に ヒトラー『わが闘争』を読む』 佐藤 優 著

" data-en-clipboard="true"> コロナ禍のもと、ワクチンがなかなか普及しないが、本著は、社会や政治についてのワクチンになるかも知れないという印象をもつ。 講義形式を文書におさめた内容で、休憩時間の合間に出る課題に対して、的確に回答が思い浮かばず…

『おとなの教養2 私たちはいま、どこにいるのか?』 池上 彰 著

" data-en-clipboard="true"> AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争、地政学、ポピュリズム、日本国憲法、の6つのテーマについて、歴史や地理の背景を含め、わかりやすく考え方を提示してくれる。アリババの物語に出てくる「開け、ゴマ」を英語に…

『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』 朝日新聞社・編

内外の巨大な知性が語る、コロナ後の世界について、新聞連載を書籍化した内容で、今後を考えるにあたり、とても参考になる。 コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線 (朝日新書) 作者:養老孟司,ユヴァル・ノア・ハラリ,福岡伸一,ブレイディ みかこ 発売…

『私の仕事 国連難民高等弁務官の10年と平和の構築』 緒方 貞子 著

2019年10月22日に92歳で亡くなった著者の、2002年12月、草思社から刊行された単行本が、2017年に文庫化されたものだが、米トランプ政権の誕生など世界情勢が混迷するなかで、本書の内容はいまも問われている大きな課題だ。 ハーバード大で2001年に行われた講…

『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』 ジム・ロジャーズ 著

日本の未来は、「人口が減り、借金が膨れ上がり、衰退を続ける。そうして生活水準はますます低下し続ける」p40という、警告は去年の本著。2004年当時の文庫本後書きにも、人口統計学的な問題で自殺率が最高で出生率が最低のままでは、100年後人口が半減し移…

正義の声は消えない ラッセル・フリードマン 著

正義の声は消えない―反ナチス・白バラ抵抗運動の学生たち 作者: ラッセルフリードマン,渋谷弘子 出版社/メーカー: 汐文社 発売日: 2017/07/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 副題 反ナチス・白バラ抵抗運動の学生たち 最後はギロチンで処刑さ…

論壇の戦後史 平凡社ライブラリー 873

増補 論壇の戦後史 (平凡社ライブラリー)作者: 奥武則出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2018/10/22メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 毎日新聞で論壇記者をしていた著者が、戦後から今に至るまでの歴史を解説している。 『世界』の創刊と、『…

50才からが“いよいよ”モテるらしい神話「フランス女」

50才からが”いよいよ”モテるらしい 神話「フランス女」作者: 長坂道子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2018/04/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る50才からが“いよいよ”モテるらしい 神話「フランス女」作者: 長坂道子出版社/メーカー: …

民族問題 佐藤優の集中講義 文春新書 1142 

佐藤優の集中講義 民族問題 (文春新書)作者: 佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/10/20メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 著者の知的バックグラウンドの深さが、本著でよくわかる。いかに自分が民族問題をわかっていないか、また沖…