読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『還暦からの底力』 出口 治明 著 

  学ぶことがとても多い一冊。副題の部分を含め、心に留めておきたい。

 発刊した講談社のサイト

 
 
 引用をたくさん残したいが、まずは下記の部分を備忘録として
 
p6:・「数字・ファクト・ロジック」で、エピソードではなくエビデンス(証拠)で世界を見ることです。(が重要な理由)
 
+ものごとをできるだけフラットに、「(↑)」でとらえ、「年齢フリ-」で考えることが還暦からの底力を発揮するうえで重要なのです。
 
+p230:世の中では根拠なき精神論やエビデンスではなくエピソードを述べる議論がまかり通って(いるが、まともな議論やコミュニケーションが成立しないからけない)
 
+p233:社会の変化するスピードが速くなったのだから、それに追いつくためにも勉強、学び続ける、知は力に
ココ・シャネルの言葉「私のような大学も出ていない年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。その分だけ人生と世界は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい」いくつになっても学ぶことはできる。
 
 
・長く続いた伝統と慣習は大切にする
p185:エドマンドバーク『フランス革命省察』 多くの人が試行錯誤を繰り返したうえで生き残ったものだから、まずい部分を直していけば良い
 
p188:保守主義の根幹は「人間はそれほど賢くない」・・・革新主義との違いは人間の理性を信じるかどうかにあります。
 
 
・「飯・風呂・寝る」から「人・本・旅」の人生へ:p44:「飯・風呂・寝る」の低学歴社会から、「人・本・旅」の高学歴社会へと切り替えて行かなければならないのです。
 
+p118:たくさんの人に会う、たくさんの本を読む、たくさんいろんな現場へ出かけていき、たくさんの出会いをつくることです。すると、その中から運と適応により、思いがけない世界が広がるかも知れません。
 
+p242:好きなことをやる、あるいはやれること。人間の幸せはそれに尽きます。「人・本・旅」でいろいろな人に会い、いろいろな本を読み、いろいろなところに出かけて行って刺激を受けたらたくさんの学びが得られ、その分人生は楽しくなります。
 
  過去の「出口治明」氏が登場するブログ・・・読むのは今回が初めてだった。

 

mrboopapa.hatenablog.com

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 歴史への深い洞察のある著者の本は、機会があればさらに読み進めたい。本著ではまた、「人生で絶対に読むべき6冊の本」として、 p181に必読の古典を紹介しているので、これも引用してメモしておく↓ まだまだやっていないこともたくさんある・・・

 

+『想像の共同体』ベネディクト・アンダーソン 国民国家の誕生

+『近代世界システムウォーラーステイン

+『国富論』『道徳感情論』アダムスミス

+『統治二論』ジョンロック

+『種の起源ダーウィン

 


{2021/7/19月-30金_読了、記入は8/1(日)&7(土)}