読書録

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『ウクライナ戦争』 小泉 悠 著

シリーズ:ちくま新書 筑摩書房のサイトより+特設も
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻した。21世紀最大規模の戦争はなぜ起こり、戦場では何が起きているのか? 気鋭の軍事研究者が、その全貌を読み解く。
 
・(2/21国家安全保障会議の拡大会合で東部のドネツクルガンスク人民共和国の国家承認で合意に基づく解決を放棄を意味p93)パワハラ会議 セルゲイ・ナルィシキン対外情報庁(SVR)長官 第二次ミンスク合意の履行を・(p96)
 
・(2/21と開戦2/24の2つのビデオ演説などプーチンの主張をまとめ)(特別軍事作戦開始の)目的は、ウクライナの非軍事化、非ナチ化、そしてロシア系住民の虐殺の阻止である(p101)
 
・『高慢と偏見』ジェイン・オースチン 引用p112 男女の衝突はロマンスへ、ロシアは失敗
 
・クラウゼビッツ(2001)「三位一体」の引用、戦争は拡大された決闘、相互作用1:暴力の行使が対抗的な暴力行使、相互作用2:打倒しない限り打倒されると常に恐れ、相互作用3:必要十分な規模が無制限にエスカレートしていく(p121-122)
+政府と軍隊だけでは成立せず、国家が政治目的を達成するための手段、大量の犠牲を払う覚悟をもった国民の存在が絶対に必要(p124)
 
。ブチャ:ロシア軍の戦争犯罪、「悪」と呼ぶほかない、侵略戦争で明確に国際的な規範を犯している。同程度に非がある、と論じるのは客観性を失った悪しき相対主義(p140)
 
・(プーチンの口出し)多くの戦争を失敗に導いてきたマイクロ・,マネジメントそのものp156

 

 豊富な経験と知識に裏打ちされたテレビでのご発言など、説得力がある。
 さまざま動向がつたえられるなかでも、今後も注目したい論者だ。
 
{2023/6/23金-6/30金:読了、記入は8/13(日)⑨20:55}