読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

政治

『ウクライナ戦争』 小泉 悠 著

シリーズ:ちくま新書 筑摩書房のサイトより+特設も 2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻した。21世紀最大規模の戦争はなぜ起こり、戦場では何が起きているのか? 気鋭の軍事研究者が、その全貌を読み解く。 www.chikumashobo.co.jp www.chikumashob…

『ぜんぶ運命だったんかい』 笛美 著

副題 おじさん社会と女子の一生 発刊した亜紀書房(2021.8)のサイトから 男性中心の広告業界で働いてきた20代。気付けば、同世代の男性は結婚し、仕事でも飛躍している。なのに自分はなんだか辛くて生きにくい。ひとりの女性がフェミニズム、そして…

『22世紀の民主主義』 成田 悠輔 著

www.sbcr.jp サンデージャポンなどにコメンテーターとしてもよく登壇し、その発言が注目されている著者の本。いろいろあって、ずっとメモのままこちらにアップできていなかったが、当時メモしていた内容など、残しておきたい。 ログミーという書き起こしサー…

『朝日新聞政治部』 鮫島 浩 著

bookclub.kodansha.co.jp 本著の要素や内容を引用・抜粋しながら、以下メモ。 p14:「吉田調書」「慰安婦」「池上コラム」の3点セットで朝日新聞社は創業以来最大の危機に直面していたのである。+p19:木村社長が「吉田調書」報道を取り消した2014年9月11日は…

『政策起業家 「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』   駒崎 弘樹 著

読んでいて、なんでこんな理不尽なことが・・そこに情熱がある担当者が登場して、なんとか実現にというストーリーに涙がこぼれる部分が多々あった。 筑摩書房 2022.1発刊のサイト↓ www.chikumashobo.co.jp サイトから)「政策起業家」とは、民の立場で…

『漂流日本左翼史 理想なき左派の混迷1972-2022』 池上 彰 佐藤 優 共著 

bookclub.kodansha.co.jp 講談社現代新書のシリーズで3冊目、2022.7 発刊 サイトに目次あり 図書館サイト掲載の要旨)労働組合の攻防、衰退する社会党、国鉄解体の衝撃。もう左翼は存在感を取り戻せないのか。左派の未来の可能性を問う。 覚えておきた…

『激動 日本左翼史』  池上 彰 & 佐藤 優 共著

bookclub.kodansha.co.jp サイトより)高揚する学生運動、泥沼化する内ゲバ、あさま山荘事件の衝撃。 左翼の掲げた理想はなぜ「過激化」するのか? 戦後左派の「失敗の本質」。 「この時代は、左翼運動が最高潮に達しながらその後急速な凋落を辿っていった時…

『太平洋戦争への道 1931-1941』  半藤 一利  加藤 陽子 保阪 正康 共・編著

発刊したNHK出版 {新書 659(2021年07月12日)}のサイト↓ www.nhk-book.co.jp 印象に残ったポイントを以下引用↓ p17:半藤 私は死ぬまで「絶対」という言葉を使わないと誓いました。「絶対日本は勝つ」とか、「絶対日本は正しい」とか・・一種のスローガ…

『おっさんの掟 「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」』 谷口 真由美 著

小学館新書 発刊した小学館( 2022.2)のサイト↓ www.shogakukan.co.jp フォーラムの案内より)2022年1月に開幕したラグビー新リーグ。その発足に向け中心的な役割を果たしていたのが、前年まで法人準備室長・審査委員長を務めた谷口真由美。彼女…

『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』 黒川 祐次 著

発刊した中央公論新社のサイト↓ ロシアのウクライナ侵攻(2022/2/24)をどう考え、捉えたら良いのか?ようやく手にとり、複雑な歴史を知る。 www.chuko.co.jp サイトのPRから)ロシア帝国やソヴィエト連邦のもとで長く忍従を強いられながらも、独自の文化…

『真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960 』 池上 彰 & 佐藤 優 共著

記録2冊目、発刊した講談のサイトから↓ この二人の対談には、刺激を受ける。 bookclub.kodansha.co.jp 読んでいた当時のラフなメモから引用 p107:(佐藤が読売新聞の渡邊恒雄主筆と対談記事:週刊新潮2020年新年号で、渡邊恒雄氏)「マルクスやレーニンの…

『道をひらく』 松下幸之助 著

発刊したPHP研究所のサイト↓特設もアリ www.php.co.jp www.php.co.jp ◇PHP研究所の創設者である松下幸之助氏の提唱により結成された自主的な活動グループ「全国PHP友の会」が運営するFacebookページ↓ www.facebook.com 印象に残った部分を3つだけ引…

『私たちはどう生きるか』 マルクス ガブリエル ほか著

コロナ後の世界を語るシリーズ2 世界の知性の言葉には耳を傾けたい 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2 (朝日新書) 作者:阿川 佐和子,東 浩紀,岩田 健太郎,宇佐見りん,オードリー・タン,カーメン・ラインハート,金原 ひとみ,桐野 夏生,金田一 秀穂…

『多様性って何ですか? SDGs、ESG経営に必須!』  羽生 祥子 著

SDGsを知るため、男女共同参画センターから第3弾。 SDGs、ESG経営に必須! 多様性って何ですか?D&I、ジェンダー平等入門 作者:羽生 祥子 日経BP Amazon 発刊した日経BP2022.1のサイトと紹介文↓ 多様性=ダイバーシティが今、組織に問われている。だが…

『これがSDGs』 明治大学商学部グローバル人材育成シリーズ3 明治大学商学部 編

SDGsを知るために、男女共同参画センターから第2弾。 これがSDGs (明治大学商学部グローバル人材育成シリーズ3) 同文舘出版 Amazon 同文舘出版2021.8発刊で以下は明治大学関連のサイト↓ 『これがSDGs』が出版されます!... - 商学部の現場:「商」のイ…

『図解SDGs入門』 村上 芽 著 

SDGsのことを改めて考える必要が出てきて、男女共同参画センターで借りる。 図解SDGs入門 作者:村上 芽 日本経済新聞出版 Amazon 日経BP日本経済新聞出版本部2021.1発刊で、以下は著者が関係するサイトでの図書紹介↓ www.jri.co.jp 紹介文)「生…

『小学館新書 無理ゲー社会』 橘 玲 著

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">選んだ理由)いまの生きにくい社会の背景を知りたい 感動した理由) 引用など根拠を示し、トランプ元大統領や陰謀論に一定の支持があることの背景などが少しわかった。 無理ゲー社会(小学館新書) …

『実力も運のうち 能力主義は正義か?』 マイケル・サンデル 著 鬼澤 忍 訳

" data-en-clipboard="true"> 選んだ理由)サンデル教授の論点を知りたい 感動した理由)論理展開の精緻さ 感動した箇所) p323:自分の運命が偶然の産物であることを身にしみて感じれば、ある種の謙虚さが生まれ・・・謙虚さが、能力の専制を超えて、怨嗟伸…

『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』 ユヴァル・ノア・ハラリ/著 柴田 裕之/訳

一通り目を通したが、理解できたかどうかは疑問。もう少し余裕があるときに、他の2冊とともに読み直した方が良いかも知れない。 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 (河出文庫) 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社 Amazon 発刊し…

『自分の頭で考える日本の論点』 出口 治明 著

あけましておめでとうございます。と書き始めた、きょう1/5の東京新聞、齋藤美奈子さんのコラム・タイトルが「めでたくない」だったので、なんともどういう年になるのかと思いつつ、2021年から22年にかけて最初に読んだのが、図書館で予約してからかなりたっ…

『真実をつかむ 調べて聞いて書く技術』 相澤 冬樹 著

財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(享年54)を自死に追い込んだ、森友事件を追及してきた著者が、自らの経験から,取材に臨む姿勢や手法を赤裸々に伝えている。 真実をつかむ 調べて聞いて書く技術 (角川新書) 作者:相澤 冬樹 KADOKAWA Amazon 発刊したKAD…

『武漢日記 封鎖下60日の魂の記録』 方方 著、飯塚 容 訳、渡辺 新一 訳

" data-en-clipboard="true"> ・この真実を求め、戦う姿勢に涙がこぼれた。特に高校生からの手紙への返信は、自らが文革時代に生き、その後の改革開放で自分で考えるようになった経験から諭していて胸を打つ。 ・弱い立場の人にどう対応するかが国の文化度を…

『「男女格差後進国」の衝撃』 治部 れんげ 著

" data-en-clipboard="true"> 副題「無意識のジェンダー・バイアスを克服する」にあるとおり、著者本人の名刺交換エピソードや我が子とのやりとりなど実例を豊富に盛り込み、考えさせてくれた。 「男女格差後進国」の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを…

『オードリー・タン自由への手紙』 オードリー タン∥語り+クーリエ ジャポン編集チーム∥編

" data-en-clipboard="true"> 公式サイトのPR文言「IQ180超の天才的頭脳、性別なしというジェンダーレス、世界のグローバル思想家100人に選ばれる先見性、新型コロナ対応でわずか3日で全国民にマスクを配るシステムを構築した実行力。どれをとって…

『コロナ後の世界』 ジャレド・ダイアモンド ポール・クルーグマン リンダ・グラットン マックス・テグマーク スティーブン・ピンカー スコット・ギャロウェイ  各著

世界を代表する知識人6人が、コロナの感染拡大のなかであえてポジティブな側面を見いだすとすれば、「私たちに深く考えるきっかけを与えてくれたこと」とすべて答えたことが印象的(p201)と、あとがきで編者の大野和基氏が記しているように、本著を読んで…

『米中ハイテク覇権のゆくえ』 NHK出版新書 NHKスペシャル取材班 著

本著が発刊されたときはトランプ政権で、国際政治学者イアン・ブレマー氏が懸念を示した状況の一部は変化したが、将来のリスク要件であることは変わりない。p207で、「カギは中国を排除することではなく、むしろ関係国が連携を深めることで中国を引き寄せる…

『知らないと恥をかく世界の大問題 11 グローバリズムのその先 』 池上 彰 著

" data-en-clipboard="true"> 2020年6月に本著が発刊された段階では、米大統領選挙の前。また、「遅くとも2021年の春には特効薬とワクチンが全世界に行き渡っていなければ、オリンピックの開催は無理なはずです(p256)」 とも記されているが、これを書…

『この不寛容の時代に ヒトラー『わが闘争』を読む』 佐藤 優 著

" data-en-clipboard="true"> コロナ禍のもと、ワクチンがなかなか普及しないが、本著は、社会や政治についてのワクチンになるかも知れないという印象をもつ。 講義形式を文書におさめた内容で、休憩時間の合間に出る課題に対して、的確に回答が思い浮かばず…

『おとなの教養2 私たちはいま、どこにいるのか?』 池上 彰 著

" data-en-clipboard="true"> AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争、地政学、ポピュリズム、日本国憲法、の6つのテーマについて、歴史や地理の背景を含め、わかりやすく考え方を提示してくれる。アリババの物語に出てくる「開け、ゴマ」を英語に…

『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』 朝日新聞社・編

内外の巨大な知性が語る、コロナ後の世界について、新聞連載を書籍化した内容で、今後を考えるにあたり、とても参考になる。 コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線 (朝日新書) 作者:養老孟司,ユヴァル・ノア・ハラリ,福岡伸一,ブレイディ みかこ 発売…