著者の”闘う思想家と精神科医”は、ともに1960年生まれで79年に同志社80年に私立医大に入った(p75)とのことで、ほぼ同世代であることに本著で改めて気付かされる。
そして、学生時代からの読書など、思想的なバックボーンの豊富さに驚嘆しつつ、それでも、こうした”知”に触れながら、不条理さがまん延するなかで、生き続けていきたい、と思った。
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懐かしいエピソードとしては、1983年に出版された、浅田彰さんの本『構造と力』。これは、自分も学生時代に買ってはいたのだが、当時読めたかどうか、内容もほぼ覚えていないが、p70~で触れられ、ポストモダンについてさまざま議論が進んでいく。
いろいろメモはしたいのだが、引用し出すと膨大な本や論文になりそうで、いったん中止。メモにこだわると、読むのも億劫に感じるようになってもいけないとも考え、先週に引き続き簡易型で残しておきたい。
{2021/4/10-15読了、記入は4/17(土)}