読書録

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『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』 朝日新聞社・編

  内外の巨大な知性が語る、コロナ後の世界について、新聞連載を書籍化した内容で、今後を考えるにあたり、とても参考になる。

 

発刊した朝日新聞出版のサイト↓
 多くの中から、印象に残った内容を、以下に引用してメモ↓
 
ユヴァル・ノア・ハラリ
p60:感染症に対する最大の防御は孤立ではありません。必要なのは国家会で感染拡大やワクチン開発についての信頼できる情報を共有することです
p66:我々にとって最大の敵はウイルスではない。敵は心の中にある悪魔です。憎しみ、強欲さ、無知。・・感染をめぐって外国人や少数者を非難し始める。金儲けを狙うビジネスがはびこり、無知によってばかげた陰謀論を信じるようになる
 
福岡伸一 「ウイルスは撲滅できない、ともに動的平衡を生きよ」 p27
 
p71:私たちがなすべきことは、新型コロナが全世界への脅威だと認識し、このパンデミックを通じて世界レベルのアイデンティティーを作り上げること。・・・気候変動や資源の枯渇、格差、そして核兵器の問題の解決に向けて協力することも可能になるでしょう。
 
鎌田實 p176:どうすれば「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなければなりません。 

 
 なお、朝日新聞のデジタル記事については、以下に特設サイトあり↓ 

www.asahi.com

 サイトでは無料で読めるところもあるが、こうして出版されると、まとまって記録として留めておくことができる。
 このところ感染拡大が続く中、GoToをどう考えるか、さまざま議論があるなかで、自分としての視点もしっかりと持っておきたい。
 
{2020/11/30-12/1 読了、記入は12/6(日)}