以下、メモで覚えておいておきたいポイントを引用。多数になるが、今の時代、肝に銘じておきたいので、ご容赦いただければ幸いです。問題のご指摘あれば編集します。
はじめにp5:性別に基づく「望ましい、らしさ」を決めるのは社会です。そして、社会的に決められた性差を「ジェンダー」といいます。本書では、今,世界に広がる「ジェンダー」に基づく「らしさの決めつけ」や格差を解消するための試みを紹介します。第1章 日本のジェンダー・ギャップ指数は先進国で最下位p18:「男女平等が当然」という認識から出発すると、今ある格差が、1割でも2割でも「まだ平等ではない」と思うでしょう。一方で、「男女格差がある現状は自然な状態」というところから出発すれば、4割5割の格差を1割縮めただけでも「よくやった」と思うはずです。p19:子どもふたりはいずれも0歳の時から保育園を利用しており、共働き子育ては12年目に入りました。2014年から独立自営で働いていて、p22:私は日本の男女格差について、次のように考えています。(↓8項目のうち、4つメモ↓)1.本人の努力以外で決まってしまう男女格差が今の社会にはある2.男女格差の実情は、世代や地域によって異なる4.男女格差は個人の尊厳を損なう人権問題であると同時に、日本の経済成長を阻害する要因でもある7.これは男女が協力して取り組むべき課題であるp34:「遵守せよ、さもなくば説明せよ」 comply or explain 報告の義務づけと類似の効果第3章 「ジェンダー」を知っていますかp78:男性を型にはめる「ジェンダー・バイアス」のよくある例1.「男の子だから泣くんじゃない」と注意する2.「男の子だから,将来ちゃんとした仕事に就けるようにしなければ」3.「男性だからデートの時は女性におごってあげなくてはいけない」4.「男性だから,昼間はちゃんと働いているのが当たり前」第4章 ジェンダー・ギャップと地域p106:EmpoweredJAPANプログラム、日本マイクロソフトが連携第5章 無意識のジェンダー・バイアスを克服するp118:(妊娠わかりおめでとう)(プライベートまで知る)安心して話せる職場文化があったp122:時短などを使わずに育児と仕事を両立するのは至難の業・・道を切り開いてきた世代の頑張りについて、若い世代がもっと理解を示したなら、不毛な対立は減らせるのではないでしょうかp126:「部下にこれを言っても大丈夫か」と迷ったら一呼吸おいて「それを上司の配偶者にも言うか」と考えてみて下さい第6章 ジェンダーと経営p165:(東横イン)45歳で支配人に応募した女性「私は何もできないけど、責任はとります」p167:未経験者を歓迎・・「人で苦労した体験」を尋ねるp169:年齢や経験ではなく、やる気と能力を見抜き、生かす第8章 ジェンダー平等を作るのはあなたp198:あなたの生き方は尊重されるべきであり、同時に、あなたと違う選択肢をする人も尊重されるべきなのですp206:自分を「女」として扱う企業の面接を断り、「人間」として扱う企業で働くことが決まった時、私の人生の方向性が決まったと思います。p210:読んで勉強になった本『LGBTとハラスメント』 神谷惣一さんと松岡宗嗣さんおわりに:家族、親戚、友人から「間違いを指摘してもらえる状態」を作ることが、バイアスを除く一番良い方法
今月も、ばたばたしていて、読み終えたのは中旬なのですが、これを書いているのは、総選挙投票日となった10月31日(日曜)午後。これからの出勤を前に、月替わりの前には記録しておきたいと作業中。
今回の選挙の争点では、若い世代はジェンダーにも関心というハフポストの記事があった↓
さらに、裁判官の国民審査で、選択制夫婦別姓をめぐって判断が分かれたことについて、サイトによっては分かりやすく表示しているので、今回の投票で、判断が生かせるかとも考えられる。実際、きのう期日前投票をしてきた際に、参考にした。
きのう情報番組で、池上彰さんが、国民審査の結果も注目出来る点があることをコメントしていた。
なお、このブログで著者の名前で検索すると以下あり。
著者はさまざまなメディアでご活躍され、社会がよりよく変わっていくことを、期待したい。
これを記入している時間帯、横目でETV特集をBS1で放送、ユージンスミスを特集しているが、なかなかな内容で、これもメモしておく。
{2021/10/8金-13水:読了、記入は10/31日}