読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

社会

『チームのことだけ、考えた。』 青野 慶久 著 

表紙の副題「サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか」がよくわかる。 コロナの時代に、リモートワークが一気に広がったが、2015年に発刊された内容のこの働き方は、先取りしているともいえる。 今の時代、どうや…

『ゴールドマン・サックス流女性社員の育て方、教えます  励まし方、評価方法、伝え方 10ケ条』 キャシー 松井 著

はじめに、で、著者の会社で優秀な女性社員を引き留めようとする場合の取り組みが紹介されているが、それは、p5「私たちはあなたを見ていますよ」「あなたに期待していますよ」というメッセージを発信するというものがあるとする。p84でも、大事にされている…

『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』 朝日新聞社・編

内外の巨大な知性が語る、コロナ後の世界について、新聞連載を書籍化した内容で、今後を考えるにあたり、とても参考になる。 コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線 (朝日新書) 作者:養老孟司,ユヴァル・ノア・ハラリ,福岡伸一,ブレイディ みかこ 発売…

『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか ポプラ新書』 堀内 都喜子 著

コロナ禍で雇用をめぐる環境は、国際的に厳しくなっているが、すでに在宅勤務が3割、午後4時に帰ることができ、有休消化も100%と休みながらGDPは日本より稼いで、かつ幸福度が高い・・・人口規模や風土が違うのではあるけれど、何か参考にできないものな…

『上級国民/下級国民』橘玲 著+『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』橋本健二 著

さまざまな論考が引用され、米大統領選でも顕在化した現代の分断の背景について、なるほどと理解させてくれる面がある一方で、そこまで断言できるのはなぜか、については、何事もハーフトゥルースという原則で、より深く情報を集めないといけないとも感じた…

『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』 犬山 紙子 著

帯に夫婦円満のためのルール、とうたっているように、さまざまな事例から解決策を提案している。「夫婦とはそもそも他人であり、他人同士が円満に暮らすためには、知恵と歩み寄りが必要である」ということが重要ということか。 すべての夫婦には問題があり、…

『これ一冊でぜんぶわかる!労働基準法』 著 今井慎+新井将司+浅野育美=監修

非正規雇用の待遇格差をめぐる最高裁判決が相次ぎ、10/13(火)には、非正社員の退職金・賞与なしに対して、「不合理でない」 と一部命じた高裁判決を変更した一方、10/15(木)には、日本郵便訴訟で、扶養手当や有休格差「不合理」として、契約社員へ支給求め…

『不自由な男たち その生きづらさは、どこから来るのか』 小島慶子 田中俊之 著

定年を迎えて考える「俺って何?」=喪失感(p25)をかかえつつ、満員電車に揺られながら99%が競争には負けて(p212)しまう現実のなかで、仕事だけでなく、家庭や地域にフィールドを広げてかけ算で考える(p215)ことが大切ということか。 夫婦は、子どもがいなく…

『超AI時代の生存戦略 〈2040年代〉シンギュラリティに備える34のリスト』 落合陽一 著

ネットメディアをはじめ各界で活躍する著者の3年前に発刊された本。書店では、 『小学館新書 働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ』がアップデートされて並べられ、著者の人気の高さが伺われる。 超AI時代の生存戦略 作者:落合陽一 発売日: 20…

『キャッチコピーの教科書』 さわらぎ 寛子 著

前回、3月3日(火)に記入してから、1か月以上たってしまい、その間に新型コロナウイルスの感染拡大で、記入を始めた本日4月5日(日)には、東京都内143人 1日で最多となって、緊急事態宣言がいつでるか、というような事態にもなってしまった。 この読書録の書き…

『マンション理事は知らないと損をする マンション管理 虎の巻』  橋本 正滋 著

マンション管理会社からの業務委託費値上げに対応して、勉強しているシリーズ。 マンション理事は知らないと損をする マンション管理 虎の巻 作者:橋本 正滋 発売日: 2017/05/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) 最初に読んでおけば良かったと思うぐらい、…

『なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造』 中野 円佳 著

2/9(日)にこの読書録にupして以降、団地の管理会社対応で毎週末もバタバタしていて、本を読んで記録する余裕が全くなかったが、さすがに1か月ブランクがあくと続かなく鳴ってしまう恐れがあり、簡易でも仕方ないと思いつつ、備忘録としてメモ。 なぜ共働きも…

『マンションの理事になったらこの1冊』 マンションの管理と自治を研究する会 著

マンションの理事になったらこの1冊 (はじめの一歩) 作者:マンションの管理と自治を研究する会 出版社/メーカー: 自由国民社 発売日: 2015/03/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) 管理会社から新年度に管理費の大幅アップ申入れがあり、その対応で、もう一…

『きみがモテれば、社会は変わる。 宮台教授の〈内発性〉白熱教室』 宮台 真司 著

きみがモテれば、社会は変わる。 (よりみちパン!セ) 作者:宮台真司 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2012/05/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) よりみちパン!セ、のシリーズは、最後に谷川俊太郎さんの質問があって、各界の方々がわかりやす…

『定年クリエイティブ - リタイア後の創作活動で後悔のない人生を -』 中島 正雄 著

定年クリエイティブ - リタイア後の創作活動で後悔のない人生を - (ワニブックスPLUS新書) 作者:中島 正雄 出版社/メーカー: ワニブックス 発売日: 2019/07/09 メディア: 新書 25歳で音楽制作会社「ビーイング」の設立当初から参加し、ZARDや大黒摩季…

『定年不調』 石蔵文信 著

定年不調 (集英社新書) 作者:石蔵 文信 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/08/09 メディア: 新書 年始に入ってからも、地域の関係で難題への対応を迫られ全く余裕がなく、本日2020/02/1土がはや午前零時を回って、1/18の時と同じように、記録しておかな…

『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』 ケント・ギルバート 著

ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人 (PHP新書) 作者:ケント・ギルバート 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/08/08 メディア: 新書 日本人が愛国心を持つことに抵抗感や罪悪感を抱かせるような学校教育とマスコミによる報道や放送が意図…

『支配の構造 国家とメディア――世論はいかに操られるか』 堤 未果 中島 岳志 大澤 真幸 高橋 源一郎 共著

支配の構造 国家とメディア――「世論」はいかに操られるか (SB新書) 作者:堤 未果,中島 岳志,大澤 真幸,高橋 源一郎 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2019/07/06 メディア: 新書 Eテレの100分deメディア論のメンバーが再結集して、SBクリエイテ…

『金持ちのヤバい資産形成術』 『税務署員だけのヒミツの節税術』 大村大次郎 著

金持ちのヤバい資産形成術 (中公新書ラクレ) 作者:大村 大次郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/02/08 メディア: 新書 転職して2カ所から給与をもらうと、確定申告をしなければならなくなると知り、その関連でまずは基礎知識を得ようと、図書館…

『60歳からの働き方で、もらえる年金がこんなに変わる 年金に詳しくないサラリーマンの老後を守る本』 奥野文夫 著

60歳からの働き方で、もらえる年金がこんなに変わる 作者: 奥野文夫 出版社/メーカー: WAVE出版 発売日: 2019/02/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 65歳からの年金の繰り上げ繰り下げはどうしたらいいのか?ちまたの書店でも…

『DESIGN MY 100 YEARS 100のチャートで見る人生100年時代、「幸せな老後」を自分でデザインするためのデータブック』 大石 佳能子  著

DESIGN MY 100 YEARS 100のチャートで見る人生100年時代、「幸せな老後」を自分でデザインするためのデータブック 作者: 大石佳能子 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2019/01/31 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含…

『生きのびるマンション 〈二つの老い〉をこえて』 山岡 淳一郎 著

各紙の書評でも取り上げられ、マンションを取り巻く問題を取材をもとに解説。副題の二つの老いとは、「住民の高齢化」と「建物の老朽化」(pⅰ、p46)のこと。住民たちの努力でコミュニティを作り,資産価値を高めた例が紹介されているが、我が身を振り返ると…

『虐待された少年はなぜ、事件を起こしたのか』 石井 光太 著

◇「クローズアップ現代+」に、毎週水曜レギュラー出演している著者を拝見したことはあったが、著作を読んだことはなく、今回手に取る。少年たちへの分厚い取材をもとに構成された本著は、いまの日本の制度に欠けているのは何か、を問いかけてくる。 虐待さ…

『震災のときあったらいいもの手帖』 チーム住まいと暮らし 著&編集

◇台風による甚大な被害が各地で相次ぎ、地球温暖化の影響なのか、激甚化しているなか、首都直下地震もいつおきるかわからない。一方、団地で防災の備えはほとんどなく、 自治会の加入率も低いまま。どう備えるのか?の参考に。 震災のときあったらいいもの手…

『なぜ働き続けられない?』 鹿嶋敬 著

文化の日2冊目↓著者は1945年生れとあり、長くこの分野に携わってこられたようで、これまでの歴史も俯瞰できる内容。帯に「出産,子育て,介護,そして非正規雇用……80年代からの日本の現実と,未来への提言」とあり、まとまっている。著者自身も、共働きで両…

暴走するネット広告 NHK取材班 著

クローズアップ現代+で放送されていた「ネット広告の闇」シリーズが一冊の本にまとまり、わかりやすく実態について伝えている。放送にも登場していた、電通やヤフーの責任者のコメントも掲載されているほか、実態に迫ろうとする取材の動きが記録され、闇に…

『幸福の増税論』 井手 英策 著

幸福の増税論――財政はだれのために (岩波新書) 作者: 井手英策 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/11/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 幸福の増税論?財政はだれのために (岩波新書) 作者: 井手英策 出版社/メーカー: 岩波書店 発…

『保育の自由』 近藤 幹生 著 

保育の自由 (岩波新書) 作者: 近藤幹生 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/12/21 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 保育の自由 (岩波新書) 作者: 近藤幹生 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/04/18 メディア: Kindle版 この商品を含む…

『日本人と象徴天皇』 「NHKスペシャル」取材班 著

日本人と象徴天皇 (新潮新書) 作者: 「NHKスペシャル」取材班 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/12/14 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 日本人と象徴天皇(新潮新書) 作者: 「NHKスペシャル」取材班 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 20…

『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』 ケント・ギルバート 著

ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人 (PHP新書) 作者: ケント・ギルバート 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/09/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人 (PHP新書) 作者: ケ…