読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

経済

『「テレビは見ない」というけれど』 青弓社編集部/編著 西森 路代/ほか著

副題「エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」にある通り、多彩な番組、タレント、事案が盛り込まれている。ただ、紹介されているコンテンツに、自分がどの程度馴染んできたか?というと心許ないところがあり、著者らの豊富な事例には、よ…

『「テレビは見ない」というけれど』 青弓社編集部/編著 西森 路代/ほか著

副題「エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」にある通り、多彩な番組、タレント、事案が盛り込まれている。ただ、紹介されているコンテンツに、自分がどの程度馴染んできたか?というと心許ないところがあり、著者らの豊富な事例には、よ…

『逆境力』  パトリック ハーラン 著 フジテレビュー!!「パックンと考える子どもの貧困」制作チーム 著

" data-en-clipboard="true"> 「貧乏で劣等感の塊だった僕が、あきらめずに前に進めた理由」という副題で、SB新書から出版された内容。著者のバックボーンがわかり、親しみが湧いた。 " data-en-clipboard="true"> 逆境力 貧乏でコンプレックスの塊だった…

『「男女格差後進国」の衝撃』 治部 れんげ 著

" data-en-clipboard="true"> 副題「無意識のジェンダー・バイアスを克服する」にあるとおり、著者本人の名刺交換エピソードや我が子とのやりとりなど実例を豊富に盛り込み、考えさせてくれた。 「男女格差後進国」の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを…

『人新世の「資本論」』  斎藤 幸平 著

「新書大賞2021」の受賞作で、公式サイトにある識者からの「ピケティを超えた」「常識を破る、衝撃の名著」などが並び、手に取る。このままでは駄目で、脱成長コミュニズムを説いている。 人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤 幸平 集英社 Amazon 発…

『できる店長は、「これ」しかやらない』  鳥越 恒一 著

副題にある「すべての悩みは「仕組み」が解決する」ということを学びたい。 できる店長は、「これ」しかやらない すべての悩みは「仕組み」が解決する 作者:鳥越 恒一 PHP研究所 Amazon 発刊したPHP研究所(2021.6)のサイト↓ www.php.co.jp HPによ…

『オードリー・タン自由への手紙』 オードリー タン∥語り+クーリエ ジャポン編集チーム∥編

" data-en-clipboard="true"> 公式サイトのPR文言「IQ180超の天才的頭脳、性別なしというジェンダーレス、世界のグローバル思想家100人に選ばれる先見性、新型コロナ対応でわずか3日で全国民にマスクを配るシステムを構築した実行力。どれをとって…

『コロナ後の世界』 ジャレド・ダイアモンド ポール・クルーグマン リンダ・グラットン マックス・テグマーク スティーブン・ピンカー スコット・ギャロウェイ  各著

世界を代表する知識人6人が、コロナの感染拡大のなかであえてポジティブな側面を見いだすとすれば、「私たちに深く考えるきっかけを与えてくれたこと」とすべて答えたことが印象的(p201)と、あとがきで編者の大野和基氏が記しているように、本著を読んで…

『還暦からの底力』 出口 治明 著 

" data-en-clipboard="true"> 学ぶことがとても多い一冊。副題の部分を含め、心に留めておきたい。 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方 (講談社現代新書) 作者:出口治明 講談社 Amazon 発刊した講談社のサイト bookclub.kodansha.co.jp 引用をたくさん…

『米中ハイテク覇権のゆくえ』 NHK出版新書 NHKスペシャル取材班 著

本著が発刊されたときはトランプ政権で、国際政治学者イアン・ブレマー氏が懸念を示した状況の一部は変化したが、将来のリスク要件であることは変わりない。p207で、「カギは中国を排除することではなく、むしろ関係国が連携を深めることで中国を引き寄せる…

『老前破産 年金支給70歳時代のお金サバイバル』 荻原 博子 著

タイトルの老前破産を防ぎたいなら、「一番大事なのは、家族関係を見直し、立て直すこと」p162、というのは、その通りなのだろう。 老前破産 年金支給70歳時代のお金サバイバル (朝日新書) 作者:荻原 博子 朝日新聞出版 Amazon 発刊した朝日新聞出版(201…

『仕事に「好き」を、混ぜていく。 あなたのB面を本業に生かすヒント』 電通Bチーム 著

タイトルにあるように、本業とは別に、好きなことでコラボしながら能力を発揮し、新たな価値をみつけていく、というのは、とても素敵なことだとは思う。 仕事に「好き」を、混ぜていく。 あなたのB面を本業に生かすヒント 作者:電通Bチーム 発売日: 2020/06/…

『荻原博子の家計引きしめ術 コロナに負けない!』 荻原 博子 著

25日からの緊急事態宣言が決まった、これを記入しているきょう(2021/04/23)、今後、経済的にはさらに厳しくなることが予想される中、どう家計で乗り越えていくか?で手に取った本。 コロナに負けない! 荻原博子の家計引きしめ術 作者:荻原 博子 発売日: 20…

『不条理を生きるチカラ』 佐藤 優 香山 リカ 共著

著者の”闘う思想家と精神科医”は、ともに1960年生まれで79年に同志社80年に私立医大に入った(p75)とのことで、ほぼ同世代であることに本著で改めて気付かされる。 そして、学生時代からの読書など、思想的なバックボーンの豊富さに驚嘆しつつ、それでも、こ…

『AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である』 成毛 眞 著

英語では「幹」を意味するSTEMとは、サイエンス科学のS、テクノロジー技術のT、エンジニアリング工学のE、マセマティックス数学のMを並べた造語(p16)で、使い始めたのは、アメリカ国立科学財団(NSF)とされているという。 これにアート芸術のAを…

『仕事と心の流儀』 丹羽 宇一郎 著

去年、三菱商事を抜いて五大商社のトップとなった伊藤忠商事。アメリカの投資家、ウォーレン・バフェット氏が日本の商社の株を買っていたことでも注目を集めていたが、がんとの両立施策をはじめ働き方改革でも好感がもたれる中、本著を読んで、こうしたトッ…

『おとなの教養2 私たちはいま、どこにいるのか?』 池上 彰 著

" data-en-clipboard="true"> AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争、地政学、ポピュリズム、日本国憲法、の6つのテーマについて、歴史や地理の背景を含め、わかりやすく考え方を提示してくれる。アリババの物語に出てくる「開け、ゴマ」を英語に…

『情報だけ武器にしろ。』 堀江 貴文 著

書店を回ると、著者の本の多くがベストセラーコーナーにあり、さらっと目を通すことが多かったのだが、図書館の情報コーナーに本著があったことから、借りて読んでみる。ここまで割り切ってはっきり主張することで、人気を集めているということか。 お金や人…

『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』 山田 昌弘 著

コロナ感染拡大で大変な状況のもと、将来にむけてはこの問題もどう考えたら良いか、ヒントを得ようと読むが、やはり余裕がなく、簡易メモにとどめる。 日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?~結婚・出産が回避される本当の原因~ (光文社新書) 作者:山田 昌…

『0円で始める副業ネット販売』 上田 祐輝 著

成果を出すには、相手の顔が見えないネットだからこそ、「誠実さ」が重要で、最大のポイント、というのは、その通りなのだろう。ドラッカーの説いた「真摯さ」にも通じるところがあるとも感じつつ、誰でも成功できるわけではないだけに、なかなか難しい。 0…

『ゴールドマン・サックス流女性社員の育て方、教えます  励まし方、評価方法、伝え方 10ケ条』 キャシー 松井 著

はじめに、で、著者の会社で優秀な女性社員を引き留めようとする場合の取り組みが紹介されているが、それは、p5「私たちはあなたを見ていますよ」「あなたに期待していますよ」というメッセージを発信するというものがあるとする。p84でも、大事にされている…

『コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線』 朝日新聞社・編

内外の巨大な知性が語る、コロナ後の世界について、新聞連載を書籍化した内容で、今後を考えるにあたり、とても参考になる。 コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線 (朝日新書) 作者:養老孟司,ユヴァル・ノア・ハラリ,福岡伸一,ブレイディ みかこ 発売…

『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか ポプラ新書』 堀内 都喜子 著

コロナ禍で雇用をめぐる環境は、国際的に厳しくなっているが、すでに在宅勤務が3割、午後4時に帰ることができ、有休消化も100%と休みながらGDPは日本より稼いで、かつ幸福度が高い・・・人口規模や風土が違うのではあるけれど、何か参考にできないものな…

『アマゾンで私が学んだ新しいビジネスの作り方』  太田 理加 著 

アマゾンで新規事業を立ち上げてきた著者が、その極意についてわかりやすく伝えてくれる。本の表紙にもあるアマゾンCEOベゾスは言った―― “2つの問題を1つで解決する。p25『一石二鳥』こそイノベーションだ”は、※シンデレラプロジェクトp25などから解説する。…

『あなたはまだそんな「仕様書」を書いているんですか?』 宮古環 著

表紙に副題 『ダメダメ「仕様書」の改善提案書』 あり、11年前の発刊だが、それほど古さは感じさせない内容となっていた。 あなたはまだそんな「仕様書」を書いているんですか? 作者:宮古 環 発売日: 2009/01/26 メディア: 単行本 「使う側への配慮を欠いた…

『上級国民/下級国民』橘玲 著+『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』橋本健二 著

さまざまな論考が引用され、米大統領選でも顕在化した現代の分断の背景について、なるほどと理解させてくれる面がある一方で、そこまで断言できるのはなぜか、については、何事もハーフトゥルースという原則で、より深く情報を集めないといけないとも感じた…

『これ一冊でぜんぶわかる!労働基準法』 著 今井慎+新井将司+浅野育美=監修

非正規雇用の待遇格差をめぐる最高裁判決が相次ぎ、10/13(火)には、非正社員の退職金・賞与なしに対して、「不合理でない」 と一部命じた高裁判決を変更した一方、10/15(木)には、日本郵便訴訟で、扶養手当や有休格差「不合理」として、契約社員へ支給求め…

『不自由な男たち その生きづらさは、どこから来るのか』 小島慶子 田中俊之 著

定年を迎えて考える「俺って何?」=喪失感(p25)をかかえつつ、満員電車に揺られながら99%が競争には負けて(p212)しまう現実のなかで、仕事だけでなく、家庭や地域にフィールドを広げてかけ算で考える(p215)ことが大切ということか。 夫婦は、子どもがいなく…

『IoTで変わるのは製造業だけじゃない』 日韓IT経営協会 著

発刊した日刊工業新聞社のサイトから↓ pub.nikkan.co.jp 3年前に刊行された本書だが、図書館でみつけ、内容はよくまとまっていて、今につながる部分がわかりやすい。著者は、2006年、韓国がIT産業に力を入れ始めたころに、ITベンチャーが日本で事業推進…

『実は、仕事で困ったことがありまして 人材育成のプロが教えるストレスフリーに働く「問題解決力」』 寺下 薫∥著

一人でも対処方法について学ぶことができるよう、まとめ方などとても工夫されている。はじめにのp5で、3つのポイントを示し、1ゴールを考えられているか、2原因を考えられているか、3問題の全容を明らかにすることができているか、をおさえる癖をつける…