読書録

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『アマゾンで私が学んだ新しいビジネスの作り方』  太田 理加 著 

  アマゾンで新規事業を立ち上げてきた著者が、その極意についてわかりやすく伝えてくれる。本の表紙にもあるアマゾンCEOベゾスは言った――

“2つの問題を1つで解決する。p25『一石二鳥』こそイノベーションだ”
は、※シンデレラプロジェクトp25などから解説する。
アマゾンで私が学んだ 新しいビジネスの作り方

アマゾンで私が学んだ 新しいビジネスの作り方

  • 作者:太田 理加
  • 発売日: 2020/07/10
  • メディア: 単行本
 

発刊した宝島社 のサイト↓

tkj.jp

 本書で繰り返し出てくる【アマゾンで学んだ成功格言】はHPにも掲載がある↓
●わかりやすさを大切にせよ
●短期のために長期を犠牲にするな
●サービスの根幹を良くすることに注力する
 
日経スタイルの記事↓
 
 
 
 とても参考になる内容があり、以下に備忘録として引用
 
p35イノベーティブな人の思考法
1)ありえない2つの言葉を掛け合わせる
2)少し先を見据える
3)他の業界のことを自分の業界に当てはめる
4)社会のいろいろな出来事に目を配っておく
5)大きなマーケットに着目する
6)自分が夢中な分野の問題解決を考える
 
p56事業計画を立てる場合、プレスリリース、サービスやプロダクトのモックアップ、3年間の売上げと利益の財務計画をセットで
+A4で1枚プレスリリースのテンプレートp58
①大見出し(命名)、②サブ見出し、③要約、④課題(解決すべき問題)、⑤ソリューション、⑥提供者側の声、⑦はじめ方、⑧架空の顧客の声、⑨行動の呼び掛け
⇒事業計画書は6枚でp111作成するルール=経過報告などは1枚でまとめ
①プレスリリース、②概要まとめ、③損益計算書など財務モデル、④プロトタイプ、⑤グラフや表の添付資料、の5種類
 
p81:アマゾンのサイト特有のユニーク・ディティール・ページ=1つの商品の商品に関する情報は、1ページにすべて集約
←お客様にベスト+p98:カスタマーインサイト顧客は自社に何を期待しているのか?を把握する
⇒お客様本位の哲学p190:「わかりやすさ」「短期的利益のために長期的利益を犠牲にするな」「サービスの根幹を良くすることに注力せよ」を学ぶ=p210:3つの成功格言
 
p108:KPIが設定されていないものを計画とは呼ばない
 
p129:新規ビジネスには
1)社内をよく知っている人、
2)新規ビジネスの業界について詳しい人、
3)新規ビジネスの立ち上げ経験のある人 から人選
+大前提として、
1)優秀で、3)ビジョンに共感、3)会社のカルチャーに馴染める
+ベゾス氏の言葉で「善意は働かない、働くのは仕組みだ」p134
 
p160:データ分析で、メールよりも電話のほうが、お客様のカスタマーサービスにタイする満足度が高く、さらにコストも低い
 
p226:高い離職率を下げるための、ワン・オン・ワンミーティング
+オープンドアポリシー 個室ながら時間帯は誰でも訪れて良い
 
p261:組織内、周囲の環境だけでなく、外にいるいろいろな人に会ってみて下さい。知見を持っている人から意見を聞くのは、大きな第一歩に

 

  新規ビジネスを始めるような事態が想定される状況にはないものの、本書のHPで締めているように、『自社のアセット(資産)を活用し、仕組みを作り、お客様視点で考える』という3つは、どんな現場でも、「愚直にやり続ける」ことが求められているのだろうとは思う。

 

 なお、「著者紹介」から、2015年に著者が立ち上げたジュエリーレンタルサービス↓

sparklebox.jp

著者が2020年に設立したコンサルティング会社↓
 
{2020/11/19-24 読了、記入は12/06(日)}