全国5万人の営業スタッフのうち、売り上げ上位500名に与えられる「グランプリ」を30回連続で受賞し、89歳のときに70億円を売り上げて日本一を獲得するなど、とにかくすごい方。タイトル通り現役で仕事をし続けているが、生き方としては素敵だ。
印象に残ったところを一部以下、目次にそって引用。
一章 壁の花では終わりたくない[きっかけは偶然の縁から]p36:営業でいちばん大事なのは新規開拓です。[案ずるより産むが易し]p41:保険の仕事では、それまでの人生の中でつちかってきた人間関係がものを言う二章 私の営業手法[営業は、お客様の情報をどれだけ集められるかにかかっている]p63:信頼関係を深めるきっかけをつかむために、お客様の趣味、食べ物の好み、好きな俳優やテレビ番組、購読している新聞、そのほかお客様が関心のありそうなあらゆる情報を集めます。[支え合いの文化に支えられて]p75:会社をすばらしいと思うのは、支え合いの文化が生きていることです。p76:営業部長の任期は3年・・男にして栄転させる、一丸となってサポートする三章 思い通りにならないのが人生[気がつけば戦争未亡人に][再婚の決め手は学歴だった!?]p109:縁を一生懸命に生きるという生き方は、このときから始まっていたのかも知れません。[縁のあった人を応援する]⇒養老保険を他社がすすめ契約しそうだときき、冒頭の待って&長崎まで飛行機でいく、・強引さは長年のおつきあいと信頼関係があったから[ほしければ、「ほしい」と言いましょう]p150;目の前の縁を大事にしていると、いつかどこからともなく運がやってくるというのは本当だと思います。おわりに 一〇〇歳までは働きつづけます。そのあとは…p164:この歳まで仕事をしてきたことで、少しは人のお役に立てているのかもしれません。
発刊した太田出版 のサイト↓
かんぽの問題などで、保険業界の勧誘方法にはいろいろ課題があるようだが、著者のエネルギーというか営業力は、半端ないようではある。会社への愛着も感じられる。
いま視聴率がトップのドラマ『半沢直樹』をはじめ、日曜劇場のスポンサーをつとめているニッセイだが、こうした対面の仕事が、コロナの状況のもとでは厳しさも予想されるだけに、こうした本は、社のイメージアップには役立つのかも知れない。
{2020/8/17_18読了、記入は09/4(金)}