読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『逆境力』  パトリック ハーラン 著 フジテレビュー!!「パックンと考える子どもの貧困」制作チーム 著

 「貧乏で劣等感の塊だった僕が、あきらめずに前に進めた理由」という副題で、SB新書から出版された内容。著者のバックボーンがわかり、親しみが湧いた。

  本著から著者の略歴をまとめると⇒7歳の時に別居翌年離婚(p19)、一番大切だったのはお母さんを困らせないこと,喜ばせること(p190)、ジュニアアメフト断念しビーチバレーに(p113)、17歳演劇部で優越感で人を傷つけ先生に諭され周りの人に感謝優しくなろうと方向転換(p192)、高校を首席で卒業(p111)、大学2年のころ貧乏性コンプレックスで彼女とギクシャクして分かれる(p28)、

 発刊した SBクリエイティブ(2021.2)のサイト↓

www.sbcr.jp

 印象に残った部分を以下、ポイントなど引用
p4:感謝の気持ち、工夫の発想、忍耐強さ、ハングリー精神・・・考えてみれば、僕が貧乏育ちから得たものはたくさんあります。これこそ、今を強く生きる僕の原動力だと思う。
 
p90:貧困家庭の支援も含め、社会の財産である子どもに資金を投じなければ、日本という国の力が削がれてしまう。このままでいいはずがありません。
 
p161:(キッズドア<p223URL>渡辺さん:高校進学率は100%)「貧しくても人生を諦めなくていい」と示してくれる人の存在は、やはり欠かせないのです。
 
p182:(日本財団<p223URL>本山さん)(旅行は贅沢という意見もあるが,体験が刺激になり)『がんばろう』という気持ちになったりする土台が築かれる+p186機会平等性
 
p198:僕にはお金がなぶん、体力、思考力、想像力を使って楽しむんだ・・いかにお金を節約するかを考える・・・電車より自転車で移動
 
p210:「今は苦しい状況でも、これから先は自分次第」という健全な開き直り。こういう意識の変化一つで人生は大きく変わりうるということも、折に触れて伝えていきたいと思っています。
 
p216:それぞれが自分にできることをする、これに尽きるでしょう。
p217:(貧困救済を叫びながら生活を保つ偽善ではと先生に)まず自分を守らなければ、人を助けることもできない。まず、自分と自分の家族の生活の安心と安定を確保して初めて、人のため行動することができるようになるんだよ。人助けのために自分や家族を不幸にするのは本末転倒だな」
 
p222:世の中から貧乏をなくしたい。そのために自分に何ができるか。僕はよく自分に問いかけています。

 

巻末に取材協力として表示されているURL(p223)より、

kidsdoor.net

www.nippon-foundation.or.jp

{2021/11/18木-19金:読了、記入は11/27}