読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『老いてこそデジタルを。』  若宮 正子 著

 昭和10年生まれで80を超える著者がわかりやすく伝える、ICTやデジタルの楽しさ、素晴らしさには、説得力がある。定年前の58歳でパソコンを購入p58し、「メロウ倶楽部」p65などを通して人間関係も築きながら、アプリ開発なども取り組み、世界を舞台に伝道師エバンジェリストp34として、シニア世代に活用を訴えている。 

老いてこそデジタルを。

老いてこそデジタルを。

  • 作者:若宮正子
  • 発売日: 2019/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

発刊した1万年堂出版 のサイト↓

www.10000nen.com

 著者は、人手不足時代にシニアがITリテラシーを高めることを説いているがp39、回覧板を回すのにメールが受け取れないので紙になることを避けるためにも・・・というのは、まさによくあること。また、人工知能の時代こそ、p183人間力を養い、高めることが大切で、そのためにも人間をよく知り、自分だけの世界を持つことが大切、というのはその通りだろう。

 

なお、メロウ倶楽部は↓

www.mellow-club.org

 



{2020/7/12_14(火)読了、記入は07/25(土)}

『ゼロからはじめる iCloud スマートガイド』 リンクアップ著

 なにげに使っているが、奥深いところまでなかなか手が届いていないのを、たまには本をみて基本から振り返る、ことを試みる。にしても、win7から10への更新のなかで、いつからか iTunes の仕様がよくわからなくなり、インストールもしなくなっていたが、以前は手持ちのCDをかなり取り込んで、IPODには入れ、音楽は聴いていたころもあったが、はてさて。 

ゼロからはじめる iCloud スマートガイド[改訂新版]

ゼロからはじめる iCloud スマートガイド[改訂新版]

  • 作者:リンクアップ
  • 発売日: 2018/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 発刊した技術評論社のサイト↓

gihyo.jp

 

◇携帯端末には、20Gで設定してあったことを、本書をみながら確認した。バックアップなどもonになっていた。

◇win10には、iTunes インストールしていなかったことに改めて気付くp66、自動ダウンロードp70含めて設定しておきたい。

◇マイフォトストリームは30日まで1000枚という制限がありp90、クラウドのフォトライブラリーを使えるようにはなっておきたい。p90

◇ファミリー共有、というのも試してきたかった・・

 

{2020/7/10_13(金)読了、記入は07/16(木)}

『デジタル・アーカイブの最前線』 時実 象一 著

  英語の辞書を引用しながら、冒頭、アーカイブズが公式記録文書を保管する文書館または保管された文書、「アーカイブ」はあらゆる歴史的記録を指し、これを電子の力で集積して未来に届けるのが「デジタル・アーカイブ」p5として、取り組みを紹介する。

デジタル・アーカイブの最前線 (ブルーバックス)

デジタル・アーカイブの最前線 (ブルーバックス)

  • 作者:時実 象一
  • 発売日: 2015/02/20
  • メディア: 新書
 

 発刊した講談社のサイト↓に、目次あり

bookclub.kodansha.co.jp

◇本書p27、p38で紹介されている「Wayback Machine は、インターネットアーカイブInternet Archive)が保存しているウェブサイトを閲覧できるサービス」について、国立国会図書館がサイト紹介をしていたのでリンク先↓

warp.da.ndl.go.jp

 

いくつか備忘録的にメモ

◇NHKの「東日本大震災アーカイブス 証言WEBドキュメント」p77

www9.nhk.or.jp

 

青空文庫の発足経緯に富田倫生1985『パソコン創世記旺文社文庫撤退で消えたことから、1997年プロジェクト発足:↓

www.aozora.gr.jp

 

佐村河内守氏の作品が別人の作曲だった問題で、アーカイブに残していたのは読売新聞ぐらいで、学術分野では捏造であるとコメントをつけて削除されることがないことから、「過去の記事の削除はやめるべき」p139と主張。

 

アーカイブのネットワークで世界がつながるp163~

current.ndl.go.jp

current.ndl.go.jp

 

 まだまだ学習が足りない。世の中いろんな情報であふれているが、それを活用するためには、不断の努力が必要そうだ。

 

{2020/7/8_10(金)読了、記入は07/15(水)}

 

 

『データを紡いで社会につなぐ―デジタルアーカイブのつくり方』 渡邉 英徳 著

  本書自体が、原稿をグーグル・ドキュメントで共有して、事実関係の誤りや説明の足りないところについて、コメント欄に書き込んで作られたという。コロナの影響でリモートワークが注目されるいま、改めてデジタル・データの有用性が、さまざまな形で紹介されている。

 発刊した講談社・現代新書のサイト↓2013年の記事

gendai.ismedia.jp

◇グーグルのソフトの便利性とその裏で個人情報が利用されている実態、鯖江市のとりくみ、オープンデータがXML形式で配布されるやり方から、WEB API(アプリケーションをプログラムするためのインターフェイス)P55で、「JSONP形式」などが広く使われていることなど、わかりやすく説明している。

 

◇市町村のオープンデータ化のランキングサイトで、評価指数ランキングが紹介されている↓が、本書では福井県鯖江市がトップだったが、最新データでは、長野県須坂市横浜市、次いで鯖江市という状況になっていた。

citydata.jp

 

◇すぐれたオープンデータの活用例として紹介されている「税金はどこへ行った?」サイトは↓、これまでこのサイトについては知らなかった・・・

spending.jp

 

◇その他、いくつか引用してメモ

p118:ツバルは、国のドメイン.tvを米企業に5000万ドルで売って近代化

p136:ナガサキアーカイブは、2010年7月26日に公開:その後ヒロシマ東日本大震災、の各アーカイブに受け継がれる

p227:東日本大震災アーカイブの問題点:歴史学研究者・成田龍一「すぐ分かった気になり、深い理解に到達することは難しいのではないか」、観光学者・井出明「いつどこに住んでいたか、十分把握できていない」

 

 災害の激甚化で、これを書いている現時点の豪雨被害の原稿↓

豪雨被害 熊本県中心に77人死亡 9人行方不明
2020年7月15日 22時52分

NHKが各地の放送局を通じてまとめたところによりますと、今回の記録的な豪雨で、これまでに熊本県を中心に77人が死亡し、9人が行方不明となっています。

www3.nhk.or.jp

 何らか、アーカイブ化されて、今後への教訓として記憶していく必要があるだろうとも思う。上記は原稿が期限きれると同表示されるのかのテストも兼ねて・・・


{2020/7/1_8(水)読了、記入は07/15(水)}

『あなたのメールは、なぜ相手を怒らせるのか?』 中川路 亜紀 著

  改めてメールの基本に立ち返らせてくれる一冊。相手への「想像力」(p17)を働かせることが重要で、手間を取らせず、嫌な思いをさせないよう、心がけたい。

 今回、6月28日(日)に、この読書録でも参考本を引用してきた、マンション管理組合の年に一度の総会があり、コロナ感染拡大防止でいろいろ試みつつ、なんとか乗り越えることができたが、その分、読書量は減り、ここにも書き留められないでいたが、7/11(土)夜、久しぶりに登録してみる。

 発刊した光文社のサイトに目次あり↓

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334044404

 

 各章ごとにまとめのポイントも記されていて、わかりやすい構成となっている。手順を確認することも多々あったが、あまり気づいていなかったことについて、以下、3項目のみ引用して記憶に留めておきたい。

p40:「お世話になっております」で挨拶は割り切る

p60:「1メール1用件」を原則にする

p94:最短アポ取りのためのフレーズをおさえておく=自分の候補日をあげておく「次のいずれかの時間帯にお伺いしたく存じますが、ご都合はいかがでしょうか」

 またお誘いをソフトに断るフレーズは、何度か困ったことがあったので、ここに引用して記憶に留めておきたい。

p160:せっかくお誘いいただきましたのに、とても残念です。また機会がございましたら、ご一緒させていただきたいと思います。

:お声がけをいただき、光栄に存じました。お心遣づかいに感謝いたします。

 あと、お見舞い関係も引用

p245:入院されたとのこと、心よりお見舞い申し上げます・・一日も早いご回復をお祈り致します。

 この読書録を書いているのは、土曜夜23時50分で、人生最高レストランをたまたまつけていて、最近よく見るようになったと思った「ファーストサマーウイカ」さんが登場している、ネット検索では、ブレイクしたのは、2019年1月と紹介しているページがあったが、流行りにもう少し敏感でいたいものだ・・

 

{2020/06/24_7/1(水)読了、記入は07/11(土)}

『ITロードマップ 2019年版―情報通信技術は5年後こう変わる!』

  余裕がなく、読んだ記録だけのメモ。2020年度版も出ている

   
発刊した東洋経済新報社のサイト↓

booklive.jp

 興味をもったのは、p71:データサイエンスプラットフォーム、データ活用民主化の始まり、など。

 p326に、アジャイル開発として、小さなモックアップを作成し機能を徐々に足していく・・の紹介もあり。



 {2020/7/21_22読了、記入は08/9(土)}

『私、失敗ばかりなので―へこたれない仕事術―』  内山 聖子 著

  高視聴率のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』のプロデューサーが語る仕事術は、決めぜりふの「私、失敗しないので」の反対で、いかに失敗やどこにいても一生懸命取り組んできたことが仕事に生きるか、という元気になれる内容となっている。

 今月もいろいろあって、まったく読書録がかけず、一気に読んでいたのだが、ようやく2020/06/20日に、メモに残す。

私、失敗ばかりなので:へこたれない仕事術

私、失敗ばかりなので:へこたれない仕事術

  • 作者:内山 聖子
  • 発売日: 2019/10/17
  • メディア: 単行本
 

発刊した新潮社のサイト↓

www.shinchosha.co.jp

 発刊社のコピーで、ドラマつくりたいのに秘書室へ、というところで、本人の言葉

p29:でも、そこで腐らずに、チャンスが来た時にちゃんと動けるよう準備することは大切だ 

p33同時に「私はこれがやりたい!だって好きなんだもん!」とわがままくを言い続けることも大切だ

 とはその通りだろう。ちょうど人事異動の時期にもなり、どの職場でもあてはまりそう。そこで、どこまでできるか・・・

 

 また、チームとして働く心得も、的をえていると思う。

p50:一緒に働く人が、ふだんどういう風に仕事をしているいのか、どういう性格なのか、把握する必要がある。

p52:できるだけ仕事関係者に会って、人間関係を育むことが大切だと思う

 著者のうまさ、良さが分かる部分で、p60に、かつてマネージャーで、いまや社長になった女性が、昔、俳優を売り込みにいっても目の前でゴミ箱に捨てられたもともあったが、細かい役もキャスティングしてくれて感謝しているというエピソードがでてくるが 、少しドラマ作りの世界にも接した際に、キャスティングというのは、ほんと、過去に関わった制作陣の影響がとても大きい、当時お世話になったかどうか、ということがあるのだと感じる。なぜこの俳優がこんな早くでこのドラマにでているのか、は、誰がプロデューサーなどで関わっているのか、をたぐると、なるほど、ということがある。

 

 著者と米倉涼子の関係も、なるほどという作品の歴史がある。

www.tv-asahi.co.jp

www.tv-asahi.co.jp

 

 本書のタイトルにもつながるが、

p88:早く失敗した人ほど、早く成長できる

ことは、まさにそうだと思うし、

p94:感動こそが、その対象を誰かと共有したいと強く思う大きな原動力になているのだ。だから、自分の中にある感動のアンテナには敏感になった方がいい。

 というのは、何事でも考えていたいもの。いまの朝ドラ『エール』も、今週はスピンオフみたいな展開になっていたが、蝶々夫人のエピソードは実話をベースにはなっているし、男女の関係の難しさは、かつての映画、『コンペティション』 も思い出しながら、結構、心を動かされている自分がいた。

 

 また、取材にこだわる姿勢について、自分1人だけではヒット作は生れず、脚本家の中園ミホさんが細かく取材することも紹介しつつ、

p136:すでに売れているものを真似したり、早く効率的に売れることを考え始めたりしたらダメだ。だってそんな仕事、つまらないじゃん!

p146:司馬遼太郎さんの言葉に「想像力と創造力はオトナの部分のはたらきではない」という名言がある。経験や勉強によって常識を覚えることは、新しい作品をつくる上では邪魔になるという意味だ。

と言い切る著者は、なかなかパワフルだと思う。

 

 ドラマもコロナウイルス感染防止で、のきなみ放送が延期になったりずれたりしているが、今のクールで、6/17水にようやく新シリーズが始まったハケンの品格は、中園ミホさんの代表作ともいえ、著者とチャンネルが違うので恐縮ではあるが、2007年のシリーズを見ていなかったので改めて再放送でみて面白く、働くことについて考えさせてくれる。

www.ntv.co.jp

 

 ドラマの楽しさを知ったのも、正直、それほど昔ではなく、関わりを持つようになってからだが、これからの著者の作品に期待したい。

 

{2020/06/7(日)読了、記入は06/20(土)}

『会社を変える分析の力』 河本 薫 著

  7年前の発刊だが、ビッグデータの活用などが求められる中、より根本的に、データ分析の手法や役割についてまとめている。その内容は、技術の進化が早い中で、今でも通じると思う。きのう久しぶりにこの読書録に記入し、本著も本日、読み終えることができた。

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

  • 作者:河本 薫
  • 発売日: 2013/07/18
  • メディア: 新書
 

発刊した講談社のサイト↓

bookclub.kodansha.co.jp

 いくつかポイントを引用して備忘録にしたい。

p27:「分析の価値」=「意思決定への寄与度」×「意思決定の重要性」

+本著ではくり返し、単なる分析ではだめで、意思決定に寄与することが大切だと紹介している。あわせて、「所詮」「されど」がキーワードで何回か出てくる。

p48:分析モデルは、所詮、現実を単純化かつ近似化したものにすぎない、されど、現実のある特定の特徴について定量的な知見を与えてくれる。この「所詮」と「されど」の感覚を持って分析モデルと常に対峙することが重要です。+p124:私は、データ分析を意思決定に使う際に、「所詮」と「されど」の二つの言葉を胸に刻んでいる。+不連続性の世界への手がかり

◇うまくいったケースの分析で、データ分析が成功するには4つの壁を乗り越える

p93:データ、分析、KKD(勘と経験と度胸)、費用対効果の4つ。 

◇分析者の区分で質問、p144~

その数字にどこまで責任がとれる?

その数字から何がわかる?

医師決定にどのように使える?  

ビジネスにどれぐらい役立った? 

◇分析者が意思決定問題に関わっていくポイントを整理p163~

1)意思決定問題は正しく問題設計されているか

2)データ分析の力を効果的に活用できるように意思決定問題を見直す

3)成功を手がかりに、次の意思決定問題を探す

◇文章を書こうp193~:パワポは体裁だけととのえることができるが不十分

◇データ分析を積極的に活用しない企業は生き残れない理由p211~

1)IT革新の恩恵で、データ収集や分析のコストが安価になるから

2)経営環境がますます複雑に

3)経済環境がますます厳しくなって ⇒データサイエンティスト不足

◇分析プロフェッショナルに向いている人p214~

1)論理的思考力、2)右能的思考力、3)感受性

 

 

{2020/05/12-5/24読了、記入は同日(日)}

『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』 永井 孝尚 著

  大型連休最終日6日に記入して以来、なかなか読書ができていない。この本は、4月から枕元に置きながら、紹介されている”必読書”ごとに、寝る前に目を通しつつ、ようやく読了。本来は原本にあたるべきなのだろうけど、ポイントなど整理されていて、得した気分にはなった。

発刊したKADOKAWAのサイト↓

www.kadokawa.co.jp

  これからに生かせそうで覚えておきたい本とポイントについて、以下引用。

 

p37:競争優位性が持続しない現代に必要なのは、問題発見力と解決力だ

 

 

良い戦略、悪い戦略

良い戦略、悪い戦略

 

p45:良い戦略とは、問題の見極め、シンプルな解決策、具体的な行動だ

 

 

p86:2つの質問:当社を友人や同僚に勧める可能性は、0~10段階でどのくらいありますか?、その数字を選んだ理由をお教えください

 

 

p149:「賛成する人がほとんどいない大切な真実」を見つけて実現しよう

 

 

p162:デザイン思考で、発想の呪縛を解き放て!

p165:ブレインストーミングでアイデアが生まれない理由:落とし穴1~6

・鶴の一声、全員に順番、専門家以外は参加禁止(凄いアイデアは素人発想)、社外で行う、ばかげたアイデアの否定(奇抜なアイデアこそ革新の種)、すべてを書き留める(その間は浮かばず)

p167:成功させる秘訣の7;ものを持ち込む・プロトタイプをつくる

 

 

p223:基本理念を首尾一貫して徹底した結果、偉大な企業として発展する。

近江商人三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)を信条、高島屋伊藤忠トヨタ自動車東レ、ワコールなどに引き継がれている

+『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』で、p229:情熱を持って取り組めるもの、自分が世界一になれる部分、収益をもたらすもの

 

 

p295:管理と統制で人は学ばなくなる。必要なのはhとの自律性を引き出すことだ

 

 理論が頭に入っていることと、実際にできることとは、大違い。答えのわからない課題がどんどん増えてくる中で、頭の片隅にでもおきながら、対応していきたいものだ。

{2020/4/13-5/17読了、記入は5/23(土)}

『日経PC21 2020年 5月号 Wi-Fi光回線』 

 大型連休最終日6日の記録3冊目は・・・これまでアップしてこなかったが、雑誌の日経PC21の5月号・・・最新は4/24発売の6月号だが、ようやくこの連休で読めた・・・ 

日経PC21 2020年 5 月号

日経PC21 2020年 5 月号

  • 発売日: 2020/03/24
  • メディア: 雑誌
 

  長年使ってきたwimaxの1回線契約を、全国各地点在中の複数の家族で子機を使って共有できた形が3月末でなくなり、今後の展開がどうなるのかも知りたいと買っていたのだが・・いつも雑誌は読めないままになることが多く、悲しい。

 数年前には、電子書籍で年間購読していた時もあったが、これは携帯&タブレット端末の容量を相当食ってしまい、動作が遅くなるうえ、結局DLして安心してしまうのか、紙に戻った。

 ただ、いつも読めないまま溜まっていくことも多く、しばらくは購入していなかった。あわせて電子書籍をやめたあと数年は、DVDでまとめて出るのを待って手に入れたが、結局振り返って読むには、技術の発展が早くて、どんどん状況が変わっていくために、どこまで役立つか悩ましい。

発刊した日経BPのサイト↓

info.nikkeibp.co.jp

 あわせて、スマホが毎日真っ黒になって止まるようになり、これもストレージで空きが10%程度になってしまったせいかと思い、アプリを追加して、キャッシュやデータを削除し、空き20%にしたら、なんとかフリーズすることはなくなった・・どんどんデータが増殖していくなかで、これぐらいの空きがいるのかと悟った。ますます電子書籍を扱うのは、スムーズな操作を考えると、悩ましいと思ってしまうのは私だけだろうか?

 あす7(木)からは再び仕事ながら、コロナ影響、早く収束してくれないと、大変なことになってしまう。


 この読書録を記入中に、ヤフーニュースで、22時少し前に、8000件という通知あり、内容を読むと以下↓。コメントは圧倒的に西村大臣批判、吉村大阪府知事応援、となっていた。このところ情報番組によく出てわかりやすく問題点を指摘する橋下徹元大坂市長の発言とも重なり、将来の政治動向にも影響が出てきそうな予感がする。

 

{2020/5/3-5/5読了、記入は5/6(水祝)}

『仕事で役立つ! PDF完全マニュアル 』 桑名 由美 著

 大型連休最終日の読書メモその2、事情でPDFの編集をこの連休中にしなければいけないことになり、手に取る・・さまざまな方法があることに気付けて良かった。にしても、紙で読まないとなかなか入ってこないのは、世代のためか。 

仕事で役立つ! PDF完全マニュアル

仕事で役立つ! PDF完全マニュアル

 

 発刊した秀和システムのサイト↓

www.shuwasystem.co.jp

 紙の本では、最後に著者のリンク先も紹介しているのだが、ブログなど、※2016/3/23追記 が最終更新のようにお見受けした。ネット活用でわかりやすい紹介を、多くの著書でされているのだが、何か事情があるのだろうか・・著者の名前でグーグル検索しても、このサイトを見つけるのは相当に難しい状況になっていた↓

kuwana.work


{2020/4/29-5/2読了、記入は5/6(水祝)}

『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』 日経コンピュータ他 著

  緊急事態宣言のもと、大型連休最終日の5/6水祝の夕、新年度に入ってからいろいろあって、読書がほとんどできず、またこの読書録への記入もできていなかったことに気付き、簡単に読んだ記録としてメモ。

 この間、新型コロナウイルスが猛威を振るい、志村けんさん、岡江久美子さんの死去には衝撃をうけた。

 総合テレビでは、「となりのシムラ」を再放送しているが、このシリーズ、サラリーマンの哀愁を感じることができ、印象に残ったエピソードを懐かしくみる。スマホ検索で微妙な性的用語が出てきたり、おだてるためめの「さしすせそ」=さすが、しんじられない、すごい、センスある、そうなんですね・・、レストランで料理の写真だめといったら最後にシェフが・・・いまの世相もしっかり反映。ご冥福をお祈りします・・
 おっと元にもどして・・・

  専門誌 日経コンピュータの記者たちがまとめた内容で、p174「みずほ銀行の二度のシステム障害は、どちらも経営陣のIT軽視、IT理解不足に原因がある。この、根本原因を見逃した結果、みずほは失敗を繰り返してしまった」と指摘。いかにシステム統合が難しいか、老朽化に伴い2025年問題に対処する必要があることなど、きわめて興味深い内容だった。
 おわりにに記されたp252:「ソフトは稼働した瞬間から陳腐化する」日立製作所・塩塚啓一副社長の持論についても、肝に銘じておきたい。

 発刊した日経BP社のサイト↓

www.nikkeibp.co.jp

{2020/3/24-4/9読了、記入は5/6(水祝)}

『謝罪の極意 頭を下げて売上を上げるビジネスメソッド』 越川 慎司 著

 4/5日曜夜の記入5冊目は、本書の帯にあるとおり、「元マイクロソフトの幹部が、585件の謝罪で勝ち取った63億円の仕事術」という、ピンチをチャンスにする技というか心構えが詰まっている。ただ、記録しながら気付いたが、読み終えた3/23以降、現時点まで本が全く読めていない・・・この慌ただしさ、忙しさでは、「幸せ」はなかなか見えてこないかも知れないと思いつつ。 

  発刊した小学館のサイトには、詳細な目次あり↓

www.shogakukan.co.jp

 

 読んだことがないだろうと確信しつつ、記入日初日にズッコケタので、読書録で「謝罪」というワードで検索・・多数あり、「クレーム」に検索をかえたら、関連ありそうな本が出てきて、以下に↓

 

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

 お客様対応関連のことも経験があるなかで、結構読んでいたことにここで気付く。本著では、各章ごとに「まとめ」がついていて、ポイントを学習することができる。また、p48に、二卵性双生児で片方が亡くなり未熟児として生れ、母親には障害が残る中で、次のような心がけで謝罪訪問をしているとのこと、なるほどと納得する。

 亡くなった双子のきょうだいのため、そして自分を育ててくれて病気と闘っている両親のため生き抜き、家族を支える社会人がどこでも働ける環境を作りたい・・・それが、私の働く理由です。

 このような信念や心の支えは、働くうえで絶対に必要です。家族でも経済的な理由でもかまいません。特に謝罪訪問の際には、ぜひ意識してほしいと思います

さらに、謝罪で覚えておきたい”コツ”について、いくつか以下引用

p57:問題が発生してから2時間以内の初動が重要+p59:謝罪訪問の目的は顧客からの信頼回復と自分の幸せのため

p70:持参すべき3点セットは「誠意」「原因」「再発防止策」+p83:成否の7割は準備にかかっている

p96:NGワードに気をつけ、「ダ行」は耳障りに相手に聞こえるので使わない+p105:最初の45秒105文字に魂を込める+p113:伝えるのではなく、伝わることが目標+p179伝わるコミュニケーションが人を動かす、

p128:社内の連絡はメールではなくビジネスチャットを使うべきだと、私は考えています。相手のプレゼンス(在席状態)がわかるうえ、確実に連絡がとれるから・・メールのような返答の待ち時間も減ります。・・非効率な待ち時間を減らせる+資料やスケジュールの共有も便利、お詫び状の共同作成に重宝、最新版がわからなくなったり、メールの波に埋もれるもない、

p170:(社内のつながり・コントロールできる)「内円」を大きく広げていき、仕事における自由や権利を得ることが、個人レベルでできる働き方改革+p180:「内円」を意識して「内省」すれば、成長でき自由が手に入る+ピンチは必ずチャンスに変えられる。

 著者は1971年生まれで、2017年に設立したクロスリバーの代表取締役を務めるとのことで、会社のHPにプロフィールあり↓、働き方改革について手段と目的をはき違えてはいけないと警鐘をならしているが、その通りだと思う。

cross-river.co.jp

『新しい働き方』(講談社)なども、機会があれば読んでみたい。


{2020/3/17-23読了、記入は4/5(日)}

『幸せ企業のひみつ “社員ファースト”を実現した7社のストーリー』 前野 隆司  編著、千羽 ひとみ 著

 4/5記入の4冊目も、その前に読んだ 前野隆司慶応大教授が働き方と幸福学との関連を解説。多くは、7社を取材した千羽ライターによるルポとなっている。

幸せ企業のひみつ “社員ファースト"を実現した7社のストーリー

幸せ企業のひみつ “社員ファースト"を実現した7社のストーリー

 

 発刊した佼成出版社のサイトに紹介した7社の名前あり↓

www.kosei-shuppan.co.jp氏

<紹介された7社と、印象に残った言葉>

◇徹底した〝見られる化〟で実現させた大逆転経営【石坂産業株式会社】

NHK「逆転人生」に登場

 

◇マイノリティが幸せな会社は、マジョリティも幸せ【株式会社ラッシュジャパン

 

障がい者を〝得がたい戦力〟とする経営【日本理化学工業株式会社】

p99:<彫刻の台座に刻まれた大山会長の感慨、平成10年5月>

働く幸せ

導師は人間の究極の幸せは、

人に愛されること、

人にほめられること、

人の役にたつこと、

人から必要とされること、の四つと言われた。

働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのだ。

私はその愛までも得られると思う。

 

◇BBQが育む、〝思いを一つにする〟経営【株式会社都田建設】

p142:愛称はDLoFre’sドロフィーズ=

Dream(夢)、Love(愛)、Freedom(自由)、's(仲間)から作った造語

 

◇加害者に仕事という幸せを提供すれば、社会はずっといいものになる【北洋建設株式会社】

 

◇腹を割って何でも話せて、否定されない──。居心地のいい組織を作ることで、発展する経営【GCストーリー株式会社】

 

◇〝生涯現役〟で、人と企業を幸せにする経営【西島株式会社】

 p210:西島社長「(幸せになるために)働きがいや生きがいを見つけるしかありません。その中で自己実現していく。(中略)自分自身との競争…長い時間の中でやっていくもの。だからこそ定年制は設けない。自分が満足し進化が止まった時こそが、引退時なのです」

 

p216「たとえ仕事がハードでも、人が明るく、空気がカラッと明るい企業」には、たとえ厳しくても仕事を通して成長でき、そんな自分を尊重してくれ、前向きに、ありのままでいられるという、前野隆司先生の言われる「幸せの四つの因子」のいずれかがあったのです。

 

  本著の冒頭に出てくる「ホワイト企業」については、この読書録で記録があったので引用↓ 

mrboopapa.hatenablog.com

 また、現場力を引き出すリーダーシップの本はオーケストラ型として読んだ記憶があり、その言葉で検索して↓ 

mrboopapa.hatenablog.com

  ハラスメントは禁止・幸せの対局にあると考えるが、この1か月の間で、森友問題関連で、『「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手』という記事が、週刊文春の2020年3月26日号<3月18日(木) 発売でオンラインでは前日17日(水)>に掲載された。書いたのは、大阪日日新聞記者で、森友学園問題を当初から取材し続けている相澤冬樹元NHK記者。遺族から「手記」全文、および関連する手書きのメモの提供を受けたとのことだが、こうしたことをさせてしまう職場というのが、さまざまな意味で、つらい。

{2020/3/16-17読了、記入は4/5(日)}

『幸せな職場の経営学 「働きたくてたまらないチーム」の作り方』 前野 隆司 著

4/5記入の3冊目は、新年度から職場がかわりそうだったこともあり、タイトルに魅せられて読む。著者の幸福学からのアプローチは共感するところ多い。 

幸せな職場の経営学

幸せな職場の経営学

 

  発刊した小学館のサイト↓

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 本書では、「幸福度高い従業員は生産性が3割アップ」「リーダーは調和型で、可能な限り部下に権限譲渡し、働き方は個人の裁量に任せるような仕組みにしなければ業績は上がらない」ことが、具体的な事例とともに紹介されている。 

 過去の読書録検索で、「幸福」や「職場」を入れたら、多数あって収拾がつかなくなり、「幸福学」では、以下3冊がヒットした↓ブロニーウェアの5つの後悔は、送別の辞などで、結構、引用してきたところもあって最近も読み直したところだった。 

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いくつかポイントで記憶しておきたい点を引用↓

p19:カーネマンの感情的幸福は、年収7万5000ドルまでは収入に比例するが、それを超えると比例しなくなる、という研究結果

 

p24~幸せを構成する4つの因子

1)やってみよう:自己実現と成長

2)ありがとう:つながりと感謝

3)なんとかなる:前向きと楽観

4)ありのままに:独立と自分らしさ

  ←これは、小澤竹俊氏の「人を支える3つの柱として、「将来の夢」(時間の柱)、「大切な人との関係」(関係の柱)、「自分の自由」(自律の柱)の3つ」ともリンクしているように思った。↓ 

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 また、事例でユニリーバの、会社以外どこでも勤務でき、自由に勤務時間も決められるとしたことで、生産性が3割アップした、ということp128は、こうした方向を目指していく方が、幸せにもなれるということか。

 さらに、「傾聴」p151や「ピグマリオン効果:期待されると成果も」p156、それに多様な人と接する頻度が高い人も幸福度が高くなる p210、弱いつながりやボランティアなど、これまで接してきた書籍や経験でも実感してきたところではあり、そこをチークで伸ばしていければと思う。最後に、著者のわかりやすい言葉を引用↓

p219:私が思い描く理想的な世界は、すべての人の個性が尊重され、皆が思いやりを持ち、力を合わせて生きる世界です。皆がそれぞれ生きがいを見つけ、応援し合う世界です。(中略)信頼し合い、尊敬し合い、創造的に皆の夢を目指す職場を作ること。

 目先の利益や成長を追うのではなく、ぜひ幸せファーストのチームや職場を作ってください。

 

p220:もっともお伝えしたかったことは幸せファースト(ウェルビーイング第一主義)です。(中略:青臭いとの批判に対し)小学校で学んだ「夢」「努力」「みんな仲良く」「思いやり」「チャレンジ」「個性」を活かす(中略)イキイキ・ワクワクすることは何かを考えればいいだけです。それが幸せファーストです。

{2020/3/15読了、記入は4/5(日)}