読書録

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死ぬ瞬間の5つの後悔

死ぬ瞬間の5つの後悔

死ぬ瞬間の5つの後悔

実は読んだわけではないのだが、テレビの白熱教室海外版“幸福学”幸せの処方箋 第4回の中で紹介されていた本で、紹介されていたポイントがとても参考になると思い、備忘録として見たうちに書いておく。


それは、ターミナルケアを担当した看護師が実際に聞き取った内容ということで、「人生で一番後悔していることは何?」という質問に対して、次の5つだったという。


◇人の期待に応える人生ではなく自分に正直に生きる勇気がほしかった(自分に正直な人生を生きればよかった)

◇あんなに働かなければよかった(働きすぎなければ良かった:バランス、シンプルさ)

◇勇気を出して(思い切って)自分の気持ちを伝えればよかった

◇友達とつきあい(連絡を取り)続ければよかった

◇自分が幸せになるのを許せばよかった(幸せをあきらめなければよかった)


この番組は4回シリーズだったが、働くことや人に親切にすることが幸せなど、なかなか興味深かった。この4回目では、幸福度というのがアメリカでは、40〜50代で最も下がり、再び上向く、また既婚の方が高いという調査がある一方、日本では上向かずにそのまま下がり続けるのが、人間関係を築けないため孤独な高齢者の課題があるという指摘もなるほどと思った。


<追記>
その後、本を読むと、著者のさまざまな経験や生き方をつづった内容だった。金融関係の会社で10年以上働いた後、自分にあう仕事と自由を求めてさまざまな仕事を経験したあと、オーストラリアで余命宣告を受けた患者を看取る仕事にあたることになる。それをブログに綴っていたところ評判になり、やりたかったアーティスト・音楽に関わるシンガーソングライターとしても活躍することになった。
また、5つの言葉の訳は、( )となっているので上記に補足したが、こちらの方が分かりやすい。


出版した新潮社のサイトは、
【正式名称】……………新潮社ホームページ
【トップページURL】…http://www.shinchosha.co.jp/
補足として個別ページは⇒https://www.shinchosha.co.jp/book/506391/ で、この中に、著者のブログへのリンクも表示されている。

 
本著の中で印象に残った部分を備忘録的に補足。
p64:私が人生について学んだ一番大切なことは、…共感は自分から始まるということだ。
p180:勇気と正直さは必ず報われる。
p296:最期を迎えた人々が一番大切だと思うのは、愛する人をどれだけ幸せにできたか、それから自分は好きなことにどれだけの時間を費やせたかだ。…死の床で人生を振り返って、もっと物がほしかったとか、なにかを買えばよかったと言った人を私は一人も知らない。死に直面した人のほとんどが、自分がどんな人生を生きたのか、なにをしたのか、それから家族や近隣の知り合いなど、残される人になにかいい影響を与えられたかを考えている。
p304:「微笑みとともに知る」と「感謝とともに知る」を実行していればいい。…それだけで大丈夫だp312
p311:本当の自分を失わないこと、バランスを取ること、気持ちを正直に伝えること、自分には幸せになる資格があると思うこと、このすべてを実行したら、自分を大切にできるだけでなく、最後の数週間に、もっと早くにそれができる勇気があればよかったと嘆いていたあの患者たちも喜ぶだろう。選ぶのは自分だ。人生は自分だけのものだ。


{1/31放送の幸福学を2/2見、3/2-7読了8追記}