読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『幸せな職場の経営学 「働きたくてたまらないチーム」の作り方』 前野 隆司 著

4/5記入の3冊目は、新年度から職場がかわりそうだったこともあり、タイトルに魅せられて読む。著者の幸福学からのアプローチは共感するところ多い。 

幸せな職場の経営学

幸せな職場の経営学

 

  発刊した小学館のサイト↓

www.shogakukan.co.jp

 本書では、「幸福度高い従業員は生産性が3割アップ」「リーダーは調和型で、可能な限り部下に権限譲渡し、働き方は個人の裁量に任せるような仕組みにしなければ業績は上がらない」ことが、具体的な事例とともに紹介されている。 

 過去の読書録検索で、「幸福」や「職場」を入れたら、多数あって収拾がつかなくなり、「幸福学」では、以下3冊がヒットした↓ブロニーウェアの5つの後悔は、送別の辞などで、結構、引用してきたところもあって最近も読み直したところだった。 

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

 

いくつかポイントで記憶しておきたい点を引用↓

p19:カーネマンの感情的幸福は、年収7万5000ドルまでは収入に比例するが、それを超えると比例しなくなる、という研究結果

 

p24~幸せを構成する4つの因子

1)やってみよう:自己実現と成長

2)ありがとう:つながりと感謝

3)なんとかなる:前向きと楽観

4)ありのままに:独立と自分らしさ

  ←これは、小澤竹俊氏の「人を支える3つの柱として、「将来の夢」(時間の柱)、「大切な人との関係」(関係の柱)、「自分の自由」(自律の柱)の3つ」ともリンクしているように思った。↓ 

mrboopapa.hatenablog.com

 また、事例でユニリーバの、会社以外どこでも勤務でき、自由に勤務時間も決められるとしたことで、生産性が3割アップした、ということp128は、こうした方向を目指していく方が、幸せにもなれるということか。

 さらに、「傾聴」p151や「ピグマリオン効果:期待されると成果も」p156、それに多様な人と接する頻度が高い人も幸福度が高くなる p210、弱いつながりやボランティアなど、これまで接してきた書籍や経験でも実感してきたところではあり、そこをチークで伸ばしていければと思う。最後に、著者のわかりやすい言葉を引用↓

p219:私が思い描く理想的な世界は、すべての人の個性が尊重され、皆が思いやりを持ち、力を合わせて生きる世界です。皆がそれぞれ生きがいを見つけ、応援し合う世界です。(中略)信頼し合い、尊敬し合い、創造的に皆の夢を目指す職場を作ること。

 目先の利益や成長を追うのではなく、ぜひ幸せファーストのチームや職場を作ってください。

 

p220:もっともお伝えしたかったことは幸せファースト(ウェルビーイング第一主義)です。(中略:青臭いとの批判に対し)小学校で学んだ「夢」「努力」「みんな仲良く」「思いやり」「チャレンジ」「個性」を活かす(中略)イキイキ・ワクワクすることは何かを考えればいいだけです。それが幸せファーストです。

{2020/3/15読了、記入は4/5(日)}