読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『テレワーク本質論』 田澤 由利 著

 副題 企業・働く人・社会が幸せであり続ける「日本型テレワーク」のあり方
今、日本のテレワークは岐路に立っている。日本の企業・働く人、そして社会が、テレワークにより、さまざまな課題を克服していくために、その課題に向き合い、基礎知識を得て、正しい考え方で具体的な実践をし、ポストコロナ時代に備える1冊。
 
備忘録で引用↓
 
p6:日本が「幸せに生きる」ために不可欠な「働き方」、それがテレワークです。テレワークの本質は、企業が、働く人が、そして社会が「幸せになる」こと、そして「幸せであり続けること」にあると、私は考えます。
 
・(チャットで雑談部屋をつくったが誰も利用しないという話よく聞く)当たり前で、わざわざする会話ではなく、自然におこる(p33)
→雑談が生まれるのはp131:気心の知れた仲間がいる、話しかけてはいけない状態の人がいない、雑談をしてもよい雰囲気、の3つの条件
+p132-バーチャルオフィスでの提案を弊社例として・・・
 
・『働き方改革実行計画』のなかでは「テレワークは、時間や空間の制約にとらわれることなく働くことができるため、子育て、介護と仕事の両立の手段となり、多様な人材の能力発揮が可能となる」と記載(p50) コロナ禍のずっと前から国は重要だと認識
 
・災害時に停電になってもテレワークは事業継続に有効だが、次の3つを意識:1)普段の業務連絡からオンライン化でスマホなどで最低限指示できる、2)拠点を分散し情報のクラウド化共有化、3)いつでも在宅勤務できるように普段の業務を行う(p80)
 
・テレワークを成功に導く心得十か条(p94)
2)一緒に仕事をしている感を大切にせよ
4)ホウレンソウをデジタル化せよ
8)時間あたりの効率を評価せよ
 
・(クラウドか社内かとの質問に)ご自身のお金は、銀行に預けられていますか?それとも自宅にある「壺」に入れて保管されていますか(p108)たとえ
 
p144:社内ルールでは、自分がタグ付された投稿、あるいは全員宛のプロジェクトの投稿は、必ずアクション(「いいね」等)をすることになっています。そして、そのやりとりの様子は、ほかのメンバーも読むことができます。
 
p147:テレワークを成功させる一つの方法として、「チーム型ホウレンソウ」+「雑談」が有効という話をしています。Workplacs 

 

 
 
{2023/4/19水-24火:読了、記入は2023/08/12②08:20}

『20歳のソウル(はたち)』 中井 由梨子 著

 
WOWOWで4/22(土)午後10:00初回放送 

20soul-movie.jp

 

filmarks.com   3.8

eiga.com  3.8

ヤフーの映画サイトはなくなってしまった・・検索結果が出るように8月以降↓

 

・2017年1月26日朝日新聞投書欄「声」浅野桂子さんが息子・大義さんの告別式に160人以上が演奏したことを紹介。
 
p155:1月12日。息子は苦しみから解放された
p184:「『市船soul』ありがとうございます」あの曲のおかげで、打たせてもらえたと思っています
p197:「大義は、市船が大好きでした。だから、大義が大好きだった市船は、大義のことも愛しているよ、と私は伝えたいです。大義のために最高の演奏をしたい。最高の形で、大義を送り出したい」ユナはもう一度、お願いします、と全員に向かって頭を下げた。
p203:愛来へのLINE『俺の心は死んでても、俺の音楽は生き続ける』
 
・吹劇『ひこうき雲~生きる』を観劇 p209- 空に憧れて空をかけてゆくあの子の命はひこうき雲
・送る曲『手紙から拝啓 十五の君へ~』p218 今負けそうで泣きそうで消えてしまいそうな僕は誰の言葉を信じて歩けばいいの?
・告別式で合唱『夜明け』 p238 夜明けの光を浴びて未来に向かって羽ばたくから これからもずっと見守っていて
 
p254~解説 高橋健一 2017年4月27日 Facebookで著者からメッセージ、一刻も早く気持ちを伝えたい一心と感じる。2日後来校
 
・テレビスタッフが来校したが、再現ドラマを作りたいというが、誠意のなさに断る
大義は)この中井さんが書かれた本と共に、彼が作曲した”市船soul”と共に生き続けていく。
 
{2023/4/10月-19水:読了、記入は8/12①08:10}

『22世紀の民主主義』 成田 悠輔 著


サンデージャポンなどにコメンテーターとしてもよく登壇し、その発言が注目されている著者の本。いろいろあって、ずっとメモのままこちらにアップできていなかったが、当時メモしていた内容など、残しておきたい。
 
ログミーという書き起こしサービスより
 
冒頭に要約あり
p5:若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは何も変わらない
 
以下のQAは、はやりのAIに聞いて見たのだったかどうか・・・?
Q成田悠輔氏の著作「22世紀の民主主義」を3つのポイントで要約して、この本をめぐる論議について解説してください
 
A成田悠輔氏の著書「22世紀の民主主義」は、現代の民主主義が対立している問題を解決し、未来の民主主義のあり方を提案しています。
 
直接民主制の導入 成田氏は、現代の代表的な民主制に対して疑問を呈し、直接民主制の導入を提案しています。 具体的には、インターネットやスマートフォンを利用して、国民が政策に関する意見を直接表明し、投票することができる仕組みを導入することを提唱しています。
 
AIの活用 成田氏は、AIを民主主義の発展に活用することを提案しています。具体的には、AIを用いて政策に関する意見を分析し、政策決定に役立つことができると考えていますまた、AIを用いて投票システムを改善し、不正行為を防止することができると主張しています。
 
国境を超えた民主主義 成田氏は、国境を超えた民主主義の実現を提唱しています。を尊重することが必要であると主張しています。
 
この本は、民主主義のあり方を再考する上でブロッキングを行っていますが、その実現可能性や課題についての議論も多くあります。がダウンプロトコル、オンライン上での誹侵攻中傷や偽情報拡散などの問題が解決されます。な民主主義の実現には、国家間のマッチングや文化の違いなどの障壁があるため、容易には達成できないという意見もあります。

 

箇条書きで印象に残った文章を以下に引用。
 
p11:今世紀に入ってからの20年強の経済を見ると、民主主義的な国ほど、経済成長が低迷しつづけている。
 
p61:インターネットやSNSの浸透に伴って民主主義の劣化が起きた。閉鎖的で近視眼的になった民主国家では資本投資や輸出入などの未来と他者に開かれた経済の主電源が弱ったという構造だ。
 
p65:(多種多様な民主主義V-Demのデータから、典型的脅威が高まった)
1)政党や政治家によるポピュリスト的言動、
2)政党や政治家によるヘイトスピーチ
3)政治的思想・イデオロギーの分断、
4)保護主義的政策のよる貿易の自由の制限
 
p82:本当に問題なのは、情報通信環境が激変したにもかかわらず、選挙の設計と運用がほとんど変化できていないこと
 
p164:民主主義とはデータの変換である 民主主義とはつまるところ、みんなの民意を表す何らかのデータを入力し、何らかの社会的意思決定を出力する何らかのルール・装置であるという視点だ。
 
p219:(政治家不要論)政治家が担っているのは、1)調整者・実行者、2)世論のガス抜きをするアイドル・マスコット・サンドバック

 

3月21日にアップした内容は、こうした発信をうまくやっていけないかとも思っていたのだが、結局、さまざま追われ、まとめることができていなかった。
これを書いている2023/08/11夜は、世の中的にはお盆休みに入ったことで、この作業を久しぶりに再開してみるが、能力の衰えを感じる。
台風7号もお盆を直撃する予想進路になっていて、悩ましい。
 
{2023/3/24金-4/10月:読了、記入は8/11}

『自分の名前で仕事がひろがる「普通」の人のためのSNSの教科書』 徳力 基彦 著

本著を紹介する著者のnote記事↓

note.com

・この本を読み、実名ブログをnoteでつくるか?を一瞬考えたものの、時間的余裕がなくできず、1か月がたってしまい、取り急ぎメモを残す↓
 
p3:SNS発信は仕事の役に立つ 組織に属するビジネスパーソンこそ発信しないともったいない
 
p9:SNS発信は、「リアルの延長戦上」でつかってこそ、ビジネスで真価を発揮する
 
p10:避けることは、仕事にメールや電話を使わないのと同じだと言っても過言ではありません。
 
p16:SNSやブログの特性を熟知して組織に所属する個人が適切に発信するなら、組織にとってこれほど強力な武器はありません。
 
【著者のプロフィール関連】p28~
・巨大企業NTTからのネガティブ転職 マルチメディア時代にあわせ大きく変わるべき
・グロービズ経営大学院で、インフラ回す氏名の会社でスタンドプレーは困る
・クビの恐怖でゲーム廃人寸前に (マーケティングマネージャー)
・抜け出せたのはブログのおかげ、2004年から書き始める
・『ウェブ進化論』(ちくま新書) 梅田望夫さんのブログをよくのぞく、コミュニケーションの場として楽しむ
←懐かしい・・このブログの初期、懸賞だったかで、本をプレゼントされたことを思い出した↓過去記事から、久しぶりに引用しておく
 ・個人と個人がSNSでつながり、日常的にゆるくコミュニケーションで仕事につながっていくパターンが多くあった(p36:)というのも、参考になるというか、そこがなんとかならないかともがいている最中。
 
p40:「ネットとリアルを分けて考えない」
 
p96:イベントのメモ、ニュースのメモ、
 
 
p222に、利用申請書とおすすめアカウントリスト noteのn56937618a1a7 をQRで表示↓ 
 
note 遅くなったかも知れないけど、いつか始めてみたい。
著者は紹介したら教えてと本著で書いていた気もするが、この「はてなブログ」に
「 #SNSの教科書 」と 書けば、自動的に通知されるのだろうか・・・トラックバックなどもこのところは全くできなくなってきているし、まずは読んでから相当たってしまったけど、日曜にアップしておく。
素敵な本を読むことができ、ありがとうございました。
 
{2023/3/17金-21火:読了、記入は4/16③22:45}

『「定年後」の“お金の不安”をなくす 貯金がなくても安心老後をすごす方法』 大江 英樹 著

発刊した総合法令出版(2019.6)のサイト↓
紹介サイトより)そもそも老後にはいくら必要なのか?それほど裕福でもない人はどうしたらいいのか?不安を拭い去り、人生100年時代の長いセカンドライフを楽しむための「お金」「労働」解説本。シニア3万人以上の相談を受けてきた著者による、究極のマネー術を伝授する。
 
引用してメモ↓
p195:おわりに から 定年後を安心して暮らすために必要なことは、たった3つしかありません。 ←はp30とp186からも3つ
 
1.生涯にわたる収支をざっくりと把握しておくこと ←支出の見直しを行うこと+p69:日常生活、自己実現、一時出費の3種
 
2.元気で働けるうちは働き続けること ←最も重要&苦行と考えず、自分のやりたいことを優先して楽しく働くことが最も大切なこと(p186)
 
3.お金に関するごく基本的でシンプルなルールを身につけておくこと ←考えられる公的な保障制度をフルに活用すること
 
 
【シニア投資 3つの大原則】p164~ 
・重要なことは2つ:「自分の持っているお金の購買力を維持すること」「無理をせずに自分のやり方で資産運用をすること」
1)一度に投資しない
2)わからないものに投資しない
3)うまい話には乗らない
 
 
p170:定年後の価値観はまさに「いかに幸せ持ちになるか」ということだと言ってもいいでしょう。
 
p184:要は、自分のやりたいことを仕事にするという発想を持ってみることが大事かと思います。それこそが、自分で考える「60歳からの働き方改革」なのです。

 

本著で紹介されている本は、いつか読んでみたい。以下に5冊をメモ↓

『あんしん・お気楽!年15万円のゴージャス生活』 中町敏矢 2012年ぱる出版p24
人生100年時代の年金戦略』 田村正之 日本経済新聞出版社 p41
『定年男子 定年女子』 井戸美枝 日経BP社 p102
『定年男子の流儀』 本人 p132
『オフィスプレーヤーへの道』 藤岡和賀男 文藝春秋 p180
 3つ をうまく使いながら、繰り返し覚えておくことで紹介されている項目については、なんとか実践しようとしているところではある。
 いろいろ詐欺的手口が横行する中で、投資 についても ほとんどやっていないので大丈夫かとも思う。
 引用した最後の部分にあるように、やりたいことをやりながら、幸せをたくさん感じていたい、と思います。現実的には、コミュニケーションでいろいろあって難しいとも感じていますが。
 
{2023/3/16木-3/17金:読了、記入は4/16②22:25}

『53歳の新人 NHKアナウンサーだった僕の転職』 内多 勝康 著

発刊した新潮社(2022.4)のサイト↓
サイトより)「NHKの顔」だった著者も気づけば若手に席を譲る世代に。そこへ関心があった福祉分野での求人を知り、まさかの転職。超安定企業を辞める決心と家族の反応、新天地での苦労、それでも思い切って良かったと実感する現在までを綴る転職体験記。
 
メモとして以下、引用
「明日のライフライン復旧情報」を毎日発信へ p38 (阪神淡路大震災
 
p86:周りの情報にアンテナを張ることに加えて、自分からもわかりやすく意思表示をしておくことって大事です。自分の考え方や大事にしていることを声に出して伝えて、相手にわかってもらえるようにする。そこが正しく伝わっていないと、誤解されてしまうばかりか、人生にとって重要な情報をキャッチできなくなることにもなりかねません。ですから、自分のことを理解してくれる人には、素直に気持ちを伝えておくことをお勧めします。
 
・ハウスマネージャーとして、「もみじの家」の事業計画立案、広報、寄付や補助金の呼び掛け HPでブログの更新 p112
 
p189:医療的ケア児支援法 YouTubeNHKアナ全文朗読 ←家族会を全国組織に
 


・読んだ記録ができないまま1か月以上たってしまい、一部のみメモしておきたい。
・メディアにもたびたび登場している著者は、広報の役目をしっかりつとめ、厳しい資金集めにも貢献したということなのだろう。

・先に読んだ、医療的ケア児にについては、フローレンスの活動があるかと思う一方、これを書いている4/17日、整理していた1か月前の紙の新聞から、市の取り組みに気付いたが、病児保育の問題、前に進んでいくことを期待したい。

digital.asahi.com

{2023/3/7月-3/14火:読了、記入は4/16(日)①22:15} 

『中高年男性の働き方の未来』 小島 明子 著

金融財政事情研究会(2022.3)のサイト↓
変化を余儀なくされる社会のなかで、定年後どう働けば良いのか、定年前からどのようにキャリアをシフトしていけばよいのか。中高年になってからのキャリアの考え方や再就職先の探し方などについても、キャリアコンサルタントの資格を保有する著者が解説する。 
本著の要素や内容を引用・抜粋しながら、以下メモ↓
 
役職定年がもたらす士気減退のインパクトp28~
1.高い役職に就いた経験者ほど、2.役職を降りた後の職場や職種として、「職場は同じであるが職種が異なる」および「職場と職種の両方が異なる」経験者、3主な仕事・役割が「社員の補助・応援」を行っている経験者ほど、4.50歳代で役職を降りた経験者ほど 「会社に尽くそうとする意欲」が下がっている
 
意欲の高い高学歴中高年男性が抱えるジレンマp37:
就業継続に関する意思決定には、「外的報酬に対する欲求」「内的報酬に対する欲求」「ハードワークに対する許容度合い」の3つの要素により構成される「労働価値観」が総合的に影響していると考えられる
 
日本の中高年男性が抱える孤独のリスクp66~
北九州市が地域デビューのコツを紹介:自分の過去は捨てよう、まずは自分が動こう、人の話は最後まで聞こう
 
中高年男性のためのキャリア論 p92:
花田光世氏の提案「登山からハイキングの論理への転換」道を歩くことの楽しさを見つける
+クランボルツ教授「計画された偶発性理論」を提唱:予期せぬ出来事が起こったとしても、1好奇心、2持続性、3楽観性、4柔軟性、5冒険心 をもって取り組むことがよりよいキャリアを拓くことにつながることを示している
 
大企業出身者にも人気のマンション管理員とはp122~
 
ボランティア活動をセカンドキャリアにP134:「プラチナ・ギルドの会」
 
中高年男性こそ手厚くすべきキャリア形成支援
p154:何もなくなったと感じると辛くなる。自由になったと考えられれば、過去の経験を再構築して新たなことにチャレンジするといった選択もできる。
 
ガラスの地下室に閉じ込められた中高年男性の解放p190-
 
未来に残したい中高年男性の働き方p220-団結する、皆で協力して働く、協同労働
 
 
{2023/2/27月-3/4土:読了、記入は3/30⑤} 

『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』 磯田 道史 著

中央公論新社のサイト↓2017/10/19発刊↓

www.chuko.co.jp

サイト)西郷隆盛の性格は、書状からみえる。豊臣秀頼の父親は本当に秀吉なのか。著者が原本を発見した龍馬の手紙の中身とは。司馬遼太郎と伝説の儒学者には奇縁があった――日本史にはたくさんの謎が潜んでいる。著者は全国各地で古文書を発見・解読し、真相へと分け入ってゆく。歴史の「本当の姿」は、古文書の中からしかみえてこない。小説や教科書ではわからない、日本史の面白さ、魅力がここにある!
 
古文書を読めることの素晴らしさと、それを関連づける豊富な知識が必要だと思った。テレビでのご活躍も納得できる。いまの大河ドラマ家康関連についての記述も結構あり。以下、引用やポイントなどメモ
 
p21:物見役は人前では敵に人数を半分ぐらいに報告する習慣があったのだ。長年、歴史を研究しているがこんな記述は初めて見た
 
・映画『殿、利息でござる!』 の経緯で、武士の家計簿 映画化で便り、吉岡宿(宮城県大和町)の実話を本にして映画にと p27
 
・『無私の日本人』 浅野屋甚内と穀田屋十三郎が偉い、仙台藩の重税で基金を作り藩に貸す p28
 
・浜松に「日本史上最強のパワースポット」があるなどと読売新聞に書いたことがある。p59 
・秀吉も家康も 引間城本丸(現在 元城町東照宮)にきて飛躍の土台をつかんだ。
 
p70:(三方ヶ原の戦いで人数が違う)権力の都合で情報は操作される。ゆえに国家機密の保護は必ず後日の情報公開とセットでやらないと、検証が不可能になり国を誤る。
 
p150;日本の出版文化の充実ぶりは、世界を見渡しても類例がない。 +『養生訓』など
p156:日本が独立を保ってこられたのは、自らの出版文化を持ち、徳治の思想と情報の交流が行われたからである。歴史家としていいたい。この社会は、その重みをもう一度かみしめなくてはならない。
 
p166:龍馬の書状「発見」二題(NHKのバラエティー番組の収録で、お宝、三岡に福井に会いに行く)
 
・著者の5代前の甥・高山紀斎が神戸事件の隊列に、米国留学で虫歯に、治療をうけ歯医者に、現存最古の近代歯科医学校を創る、これが東京歯科大学
 
・「民あっての国」、山田方谷の改革 p177-
 
ベースは読売新聞『古今をちこち』 2012年10月~2017年8月の掲載分、ほかに潮や新潮45、などから
 
{2023/2/21火-28火:読了、記入は3/30④}

『タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術』 sea 著

副題「脱ワンオペ!ストレスフリーなお片付け図書」で主婦と生活社2018.3発刊
◇家事代行マッチングサービス「タスカジ」公式BOOK。

taskaji.jp

サイト)家事代行歴15年の著者が、共働き夫婦のためにリバウンド知らずの収納術をわかりやすく解説する。
 
<引用3つ>
p47:シューズクローゼットの使いやすい場所は扉②、
p66:夫の片付けタイプ 縦軸にスキル、横軸にシェア度で象限 他人事、ダメだし、同志、残念
p70:夫婦の分担表を作ることで家事の総量を知る
p80:譲り合う気持ち、忘れていませんか?
 
{2023/2/24金-25土:読了、記入は3/30③}

『人生後半こう生きなはれ』 講談社+α新書802-1A  川村 妙慶 著

 講談社(2019.6発刊)のサイト
じつは、ただむなしいと焦る心に、人生を立て直す希望が隠れている。退屈、孤独、病、死、墓問題ほか、1日100通の悩みに向きあうカリスマ僧侶の、不安から解放され、毎日が楽しくなる法話
 本著の要素や内容を引用・抜粋しながら、以下メモ。
 
p16: ブログ 「川村妙慶の日替わり法話」で相談うけ 定年後精神状態が不安定
 
古代インド哲学で「四住期」:学生期~24まで、家住期25-49、林住期50-74、遊行期75- (p23)
 
p29:今あなたがやるべきことは、興味あることに無心に取り組み、あらゆることmに出会っていくことです。そして目の前の人を大切にしましょう。きっと新たなご縁をいただけるはずです。
 
p35-定年後も「活き活き生きる」3つの条件
1.できることがある~資質を活かすことは社会貢献
2.しなければいけないことがある~恩返しは生きる糧
3.したかったことがある~後悔しないために挑戦する
 
p68:伴侶に対して、一番簡単なのに言えない言葉は「ありがとう」「ごめんなさい」です。この二言を、まず伝えましょう。人生後半、がらりと変わりますよ。
 
p79:「生老病死の理の中で生きていく」・・相手の小さい土俵に入りこまないことです。
 
p110:「これからが、これまでを決める」「これからの生き方が、これまでの意味を決める」のです。
 
p119:これから老いていく中で、どれほど過酷な現実が待っていても、また絶望的な状況をいきているしかなくても、「あなたは尊い」のです。ただただ、自分の意日を尊びましょう。あなたの人生を大切に生きていきましょう。
 
p150:妙好人みょうこうにん)のお言葉
子供しかるな 来た道じゃ
年寄り笑うな 行く道じゃ
来た道行く道 二人旅
これから通る きょうの道
通り直しのできぬ道
 
p168:忘れてはならない3つの言葉
1ありがとう 2おかげさま 3おたがいさま
 
とても素敵な言葉をもらった気がする。
 
{2023/2/11土-20月:読了、記入は3/30②}

『朝日新聞政治部』 鮫島 浩 著

 本著の要素や内容を引用・抜粋しながら、以下メモ。
 
p14:「吉田調書」「慰安婦」「池上コラム」の3点セットで朝日新聞社は創業以来最大の危機に直面していたのである。+p19:木村社長が「吉田調書」報道を取り消した2014年9月11日は「新聞が死んだ日」である。
 
p15:私は27歳で政治部に着任し、菅直人竹中平蔵古賀誠与謝野馨町村信孝与野党政治家の番記者を務めた。39歳で政治部デスクになった時は、「異例の抜擢」と社内でも見られた。その後、調査報道に専従する特別報道部のデスクに転じ、2013年には現場記者たちの努力で福島原発事故後の除染作業の不正を暴いた。この「手抜き除染」キャンペーンの取材班代表として新聞協会賞を受賞した。
 
p18:自分の発言力や影響力が大きくなるにつれ、知らず知らずのうちに私たちの原点である「一人一人の読者と向き合うこと」から遠ざかり、朝日新聞という組織を守ること、さらには自分自身の社内での栄達を優先するようになっっていたのではないか。
 
p48:(1999年春:若宮啓文政治部長)「君たちね、せっかく政治部に来たのだから、権力としっかり付き合いなさい」新聞の役割は権力を監視することだと思ってきた。・・意外だった。
 
外務省「霞クラブ」での屈辱:美人特ダネ・K記者 中東で育ちカイロの大学を卒業 大阪社会部から2000年春に政治部、神戸連続児童殺傷事件で容疑者少年の供述内容をスクープ・煙草を話すなとサブキャップから・・野党クラブへ配置換えに(p68~71)
 
2001年官邸担当で、渡辺勉(つとむ)キャップ。平河キャップの曽我豪(たけし)と並ぶ政治部エース。
森政権の神の国発言を厳しく追及・・竹中平蔵の担当に・・財務省や麻生氏嫌いは変わらず(p82-84)
 
2003年古賀担当に:曽我政党長から「君は宏池会の担当であるが、それはどうでもいい。唯一のミッションは、古賀が小泉を支持するか、対抗馬を担ぐか、それを抜くこと。それだけやればいいよ」(p92)
+古賀氏は毎週土曜、地元の福岡に帰る・・番記者15人と夜完オフ懇談カラオケ3巡+翌朝(p95)
+他社は「古賀氏は入閣要請を固持した」と報じ、朝日新聞は「古賀氏が入閣要請された事実はなかった」と真反対の内容の記事にしたのである。(p99)
 
朝日新聞政治部の「両雄」】p102~
渡辺)都内の進学校から東大卒、初任地前橋で日航機墜落事故で活躍、政治部では官邸・外務省・自民党など。ワシントンとソウルの特派員も経験した国際記者
曽我)三重・伊賀の出身、東大卒、熊本→福岡をへて政治部。国内政局派。ややぽっちゃりの小柄で、おかっぱ頭に鼈甲眼鏡・・当時から政治部きっての書き手、取材力や執筆力にまして真骨頂は企画力だった。「論座」の原型を作った一人でもある。
梶山静六と飲んでいて俺と小沢一郎のどっちが好きかと迫られたら・・正解は「どっちも嫌い」)
 
【虚偽メモ事件】p111~
・2005年8月30日選挙で誤った記事 8/21朝刊で田中康夫長野県知事取材
朝日新聞の社長職は、政治部と経済部が入れ替わりで担う+「政経支配」に対する社会部の不満は強く
p116:朝日新聞には役所以上に内向きで足を引っ張り合う官僚体質がある。
(曽我43歳で責任追及を受ける・・著者も責任追及を受けたのは43歳の秋だった)
(社会部とは違う「調査報道」を生み出せ!)
・特報チームが編集局長直轄で正式発足は2006年4月10人で、初代デスクは地検特捜に強い社会部特ダネ記者の市川誠一(p124)
 
p138:菅氏は政治部や番記者の事情を熟知し、「都合の良い記者」と「都合の悪い記者」への対応を露骨に変えることで自らへの批判を封じ、番記者全体を「防波壁」に仕立てるのが巧妙だった。番記者たちが望月記者の追及から菅氏を守った真相はそこにある。
 
2008年秋、麻生総理が「文藝春秋」衆院解散を決意したと受け取れる論文を寄稿、政界に波紋を広げたが、ゴーストライターは曽我編集委員という噂が広がり、一部メディアでも報道(p141)
 
p149:朝日新聞という組織は極めて官僚的で内向きであるとこれまでも書いた。しかし時に芯の強い記者がいる。組織内の秩序を乱す私のような問題児がそれなりに陽の当たる道を歩いてこられたのは、責任ある地位についた者たちの中にも「芯」を忘れず、不条理に向かって突撃していく若手を支援し、そのエネルギーをくみ上げ、変革に結びつけようとする人々がいたからだ。
 
p160:曽我「秋から政治部のデスクになるんだってな。渡辺にシッポを振ったのか」
 
2012年6月特別報道部デスクに、依光(よりみつ)隆明前部長(高知新聞で調査報道、秋山社長が引き抜く)と宮崎知己デスクらが「プロメテウスの罠」展開、市川社会部長が4月に部長でエース記者を引き連れ、2グループが対立、編集局に君臨していたのは吉田慎一編集担当役員で、特報チームで縦割りを排した大胆な組織改革を構想:発行部数の減少で脱記者クラブ、新たな売りは調査報道と言論、特別報道部とオピニオン編集部を二枚看板に、人材や資金を集中投下に政治、経済、社会などは徐々に縮小(p179-182)
 
特別報道部は、1記者クラブに属さず、2持ち場、3紙面、4組織の垣根、5ノルマ、がない強みを最大限活かし、隠された&埋もれた事実を掘り起こして社会に提起することが使命、会議は週一で年功序列なし(p190-191)
 
p198(官僚主義を打破する宣言は?に秋山社長)「私も官僚主義を打破しようと思ったんだけど、ずいぶん難しくてね。もうあきらめた」とあっさり認めたのである。・・・政治家の取材を重ねた政治部出身の経営者たちは、こうした当意即妙の受け答えがうまい。
 
2014年5月20日「吉田調書」朝刊に第一報、(p209-)
「なぜ東日本壊滅の部分を第一報にしなかったのか」p214
「所長命令に違反 原発撤退」という見出し p218
・前日の午後6時にデジタルで「スクープ予告」宮崎知己記者発案 p220
・称賛の声で編集担当賞が翌日に決まる p224
(取り消された後の社内調査で)「最大の失敗は6月にある。世論の批判が高まる前に先手を打って軌道修正すべきだった。5月20日の第一報よりも、その後の危機対応の失敗が大きかった。その責任は取材記者の2人にはない。事故対応に失敗した私以上の管理y即と経営陣にある」と強く主張したが、まったく聞き入れられなかった。・・危機対応の失敗を黙殺したのである・・第一報の「小さなほころび」を補う続報が経営陣の反対で先送りされる間、ネットメディアや週刊誌を中心に「命令違反と言えるのか」「誤報ではないか」という批判がじわじわと広がり始めた。
・8/18産経新聞が他紙に先がけ、吉田調書を入手したとして報道を開始
・徹底抗戦の構えが、「池上コラム」問題9/2夜以降週刊文春のウェブワイトなどで報じられ事態が急変
・人事部の事情聴取は私たちの「処罰」を決めるためのものだった
渡辺勉編集局長「僕は必ず復活する。だからそれまで我慢してほしい」 p260
 
一般企業ならまだしも、私たちは言論機関を標榜する新聞社だ。・・・自社の社員の職務外での言論活動を制約し、とりわけ自社への批判を押さえ込むのは新聞社の自己否定ではないか・・「吉田調書」以前の朝日新聞はもっと寛容だった。p270
・自由な社風はすっかり影を潜めた。p273
 
2018年春 論座再建 ウェブメディア 100万pv低迷 吉田貴文 政治部出身 p273-
・達成目標を明示しないで「やった気分」になり、立ち消えになっても誰も責任を取らず、好き嫌いで人事や評価が決まっていく。朝日新聞のそのような体質が私は大嫌いだった。p275
中島岳志田中均、保阪展人、ら 漢字に戻す、1年後に10倍 1000万部、
 
2020年夏 Dr.ナイフ起用の波紋 p278~
・謎のインフルエンサー 6万フォロワー政治批判 「朝日すごい」と評判、目玉企画になるかと
・SNS戦略担当から匿名は認めない・・イイネの人をフォローして双方向に自力でファンを獲得だが否定p280
・「読者が安心して読めない」で連載を打ち切るp281、
・7月26日 論座からお詫び文 編集部のミス p283 
・秋の人事で編集長を解任 p284
 
p287:(五輪スポンサーに関与)政治学者の中島岳志さん
「不動産部門やイベント部門で収益を上げて新聞を支える構造」を指摘し、「この『弱点』を、権力者が見逃すわけがなく、収益の出る国家イベントにメディアを組み込み、批判が出にくいシステムを作っている」と分析している。
 
 この読書録に記録する余裕がないまま、3月末の年度末を迎えそうだったので、一区切りの意味も込めてアップ。コメントは、あえて後日としたい。
 
{2023/2/6月-14火:読了、記入は3/30} 

『ペーパームービー』 内田 也哉子 著

 朝日出版社 (2021.11発刊)のサイトより)父に内田裕也、母に樹木希林という「ハゲシイ」環境で育った著者。夫、本木雅弘との出会いやユニークな留学経歴等「メクルメク日々」を描く。野の花のようにノーブルなリアルテイルズ。 
 
 1976年東京都生まれ。樹木希林内田裕也の一人娘として生まれ、9歳でアメリカ行き、16歳のスイス行き、19歳で本木雅弘と結婚した著者の19歳の時に出した本で、なかなか新鮮な驚き。出版のきっかけ(p155)や、映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』出演の話をもってきた(p156)秋山道男さんに思いを馳せて、でラストの文(2021年三秋)を引用↓
 
p172:うんとむかし、19歳だった私は、この本のあとがきに「私は恵まれている」と記していた。命が満ち足りるということが、私にとって永遠の問いかけであることを、ようやく今、気づきはじめている。
 
母からは、「なるべく地に足を着けて歩める健康的な日常を生きてほしい、ということを折に触れ説かれていた。(p152)
+「自分が変われば、周りも変わってくるの。だから相手に何かを求めるんじゃなくて、自分が変わる様に努力するの。わかる?」

 

 さまざま悩むことがあるが、なかなか大変な家庭環境のなかで、とても素敵な生き方ができている方なのだろうと感じた。”樹木希林”さんの名前で過去ブログ検索すると、以下の掲載記事あり。

 

mrboopapa.hatenablog.com

mrboopapa.hatenablog.com

 

{2023/2/1水-5日:読了、記入は2/24金23:50分}

『テレビ会議で顔を出せ!リモートワークの新常識45』 八角 嘉紘 著

発刊したインプレス( 2022.4)のサイト↓ 

 

覚えておきたいところ、引用で以下メモ

 
◆第一部 リモートワーク
第1章 リモートワークの基本-
p31:チームで成果を出すためのコミュニケーション グーグルの調査で5つ
1相互信頼、2構造と明確さ、3仕事の意味、4インパクト、5心理的安全性、
 
第3章 セキュリティを守る
p75:「メールは誤送信のリスクがあるツール」という認識があるため、メールは極力使わず、グループチャットを使うようにしています・・・宛先間違いのリスクが減ります。
 
 
◆第二部 成果を上げる
第5章 生産性を高める
p103※タスクを細かく分け、ばらして正確な見積り、1時間程度のステップに、Trelloなど
 
◆第三部 ツールを活用
第9章 クラウド
p190※基本的なメリットは、
・場所やデバイスを選ばすに作業できる、
・ファイルの最新のバージョンがわかいりゃすい
・全員が同じデータを見て共同編集を行える
+タスクとスケジュールを最新の状態で管理+書類管理も

 

著者が所長のリモートワーク研究所 の案内↓
監修者・倉貫義人(くらぬき・よしひと)氏のブログ↓
 コロナ禍で広がったリモートワークだが、イーロン・マスク氏は出社が前提との考え方を示すなど、このあと定着していくかどうか?・・・かつての働き方から考えれば、有効に時間を活用できる面もあり、工夫を重ねていければと考える。
このあと2/10金曜は、大雪で交通機関が乱れることも予想され、気象庁は緊急会見で、不要不急の外出を避け、リモートワークを推奨していた。
 
NHKNEWSWEB 2023年2月9日 20時28分 より
国土交通省気象庁は、大雪となった場合は車の立ち往生や交通機関への影響のおそれもあるとして、最新の気象や交通の情報を確認し、テレワークの活用による不要不急の外出の自粛などの対策をとるよう呼びかけています。
 
{2023/1/30月-31火:読了、記入は2/10金00:20}

『政策起業家 「普通のあなた」が社会のルールを変える方法』   駒崎 弘樹 著

読んでいて、なんでこんな理不尽なことが・・そこに情熱がある担当者が登場して、なんとか実現にというストーリーに涙がこぼれる部分が多々あった。
筑摩書房 2022.1発刊のサイト↓
サイトから)「政策起業家」とは、民の立場で社会のルールや制度を変え、時には新たな法律まで作ることができる人。人口減少の日本社会は既存のルールを変える必要があるが、今の官僚や政治家にはできていない。社会を変えてきた著者による、涙と笑いの闘いの記録。 
 
目次あり
 「政策起業家」とは、民の立場で社会のルールや制度を変え、時には新たな法律まで作ることができる人だ。人口減少の日本社会は既存のルールを変える必要があるが、今の官僚や政治家にはできていない。著者は「フローレンスの病児保育」「おうち保育園」「障害児保育園ヘレン」などを次々に立ち上げ社会を変えてきた。その悪戦苦闘ぶりをオープンにし、これまで政官に閉じていたルールメイキングを、「普通の人」ができるようになる社会にしていきたい。
 
第1章 小麦粉ヒーローと官僚が教えてくれた、政策は変えられる、ということ
第2章 「おうち」を保育園にできないか?小規模認可保育所を巡る闘い
第3章 「存在しない」ことになっている医療的ケア児たちを、社会で抱きしめよ
第4章 如何に「提言」を変革へと繋げるか
第5章 社会の「意識」を変えろ イクメンプロジェクトと男性育休義務化
第6章 「保育園落ちた 日本死ね!!!」SNSから国会へ声を届かせる方法
第7章 政策ができて終わりじゃない?「こども宅食」の挑戦
第8章 1人の母が社会を変えた 多胎児家庭を救え
 
p12:小さな個人が大きな変化を生み出せる奇跡の軌跡の話を
 
・2004年 アン〇〇マンショーに800万 に意見、区の政策を変える(p19)
・私たちだって、社会を良くしたい、って思っているんです。本気で(p26:経産省官僚Uさん)
・2010年4月1日 空き住宅を活用したミニ保育園誕生、20人の壁を破る(p53)
+2015年には小規模認可保育所が1600に(p69)
 
p59:1個人が社会問題に対して小さな解を生み出し、それを国が政策化し、社会を変えていく、という回路が存在することに大いに驚かされた。
 
・医療的ケア児の保育園 杉並区障害者施策課課長と係長、情熱ある担当者(p84)
+フローレンスは、ナイチンゲールの名前から(p85)
+p93-94 2014年9月17日障害児保育ヘレン開園 親御さんの喜びの声で みな泣いた
+2021年3月末からネット署名 報酬単価 錦織央子さん p116
+2021年9/18医療的ケア児支援法の施行日は駒崎さんの誕生日
 
東洋経済オンライン「ひとり親を救え!」運動はなぜ炎上したのか 署名キャンペーンに対して上がった意外な声」より p133
+記者会見から3か月、36年変わらなかった制度を多少んばりとも返られた瞬間p135
常見陽平 キャンペーン反対派と直接対談で和解 p137
 
男性育休義務化 p162~ カネカ男性関西転勤辞令で炎上
・宮崎、小泉、文春砲をうけ・・・
2020年10月 カウンターメッセージ p175
 
文京区でふるさと納税 p212
・こども宅食応援団
 
都バス5路線で双子ベビーカー解禁 2020年9月4日 p248
 
「溺れる赤ん坊のメタファー」の寓話(p254)
▽川に飛び込み助け出し続け、忙しいが、川の上流で赤ん坊を川に投げ込む男に気付かず
これは、「問題」と「構造」の関係を示した寓話・・構造を変えなくてはいけない
この、「構造」に対してアプローチできるのが、政策起業だ。
 
付録で、参考になる人のリスト
〇天野妙 みらい子育て全国ネットワーク 代表
〇小林りん 学校法人 代表理事
〇小室淑恵 WLB社長
〇藤沢烈 RCF代表理事
 
(書籍から)
アジェンダ・選択肢・公共政策 ジョン・キングダン 勁草書房 2017年
政策立案の技法 東洋経済新報社 ユージンバーダック2012年
シンクタンクとは何か 船橋陽一 中公新書 2019年
未来を実践する 馬田隆明 英治出版 2021年
社会をちょっと変えてみる 駒崎 岩波 2016年

 少子化対応が国会でも論戦となっているなか、こうした取り組みで一歩でも前にすすできたことが、とても素晴しい。なんとかせねば・・・

 

{2023/1/19木-30月:読了、記入は2/7火23:20} 

『漂流日本左翼史 理想なき左派の混迷1972-2022』 池上 彰 佐藤 優 共著 

講談社現代新書のシリーズで3冊目、2022.7 発刊 サイトに目次あり
図書館サイト掲載の要旨)労働組合の攻防、衰退する社会党国鉄解体の衝撃。もう左翼は存在感を取り戻せないのか。左派の未来の可能性を問う。
 
覚えておきたいことなど、以下に引用メモ
p14:佐藤)格差や貧困、戦争の危機、私たちが直面しているこれらの問題は、まさに左翼が掲げてきた論点そのものです。激動の時代を生き抜くためには、左翼の功罪を歴史的に検証して危機を乗り越えるための「左翼の思考」から学ばなければならない-。それが、「左翼史」シリーズで一貫して掲げている問題意識でした。
 
p15:戦後の日本では、マルクス主義が人々の不満を吸収して社会変革を夢見るイデオロギーとして、広汎な支持を集めました。
 
川口大三郎事件 1972年11月8日早稲田大学 村上春樹海辺のカフカ』、松井今朝子『師父の遺言』で言及(p31)、反革マルで文学部自治会の樋田毅委員長が『彼は早稲田で死んだ』
 
・「虹作戦」1974年8月14日に予定、2週間後に三菱重工爆破事件 『パルチザン伝説』桐山襲著 単行本化中止が死後の2017年に河出書房新社から
 
池上彰氏の1年先輩松江で東大学生時代に山谷に潜り込んで日雇い労働者をオルグ(p44)
 
吉本隆明が左翼に与えた影響p46
→国家や法律、企業といった社会の公的な関係、つまりマルクス主義的な上部構造は詩や文学と同じく単なる虚構であり、共同の幻想であると考えた・・国家と個人の関係を見つめ直した・・共同幻想論
 
佐藤p114:浅田彰さんの『構造と力』(勁草書房)1983年、社会主義のような「大きな物語」が終焉した現代では、「小さな差異(前進)」こそ大事なのだという、この本が発したメッセージによって、伝統的な左翼思想は・・・無意味なものに一度はなってしまいました。
 
社会党の弱体化と「江田三郎の追放」p114
 
p152:佐藤)(ヨーロッパの社会民主主義政党は)「高負担&高福祉」、社会党の主張は「低負担&高福祉」でしたから
 
p158:佐藤)日本共産党ソ連崩壊後に組織保全、拡張をひたすら頑張ってきたおかげで生き残りには成功したものの、そのすると今度は、革命が重荷になってきてしまったというのが現在の彼らの本音だと思います。しかし、革命という看板を外すこともできない。そこで彼らはいま苦労しているわけですよ。
 
p177:佐藤)ウクライナ戦争に対して「あらゆる戦争に反対する」という声明を出すことができず、逆にこのような組織防衛戦争の論理を打ち出し始めたということは、日本の左翼がもはや戦争の論理に完全に搦め捕られたということを意味しています。
 
p182:佐藤)左翼思想を成り立たせる土台自体が崩壊している。
 
p184:佐藤)共産党は、議会を通じた平和革命と平和主義というかつての社会党の路線を密輸入することで生き残りを図っているが、前衛思想と民主集中制の頸木から逃れることができずに行き詰まっているというのが本書の分析だ。

 

民主集中制」をめぐっては、動きがあって、ニュースにもなっている。

共産 委員長選ぶ「党首選挙」実施主張した党員 除名処分に
2023年2月6日 22時10分 NHKNEWSWEBより

共産党の委員長を、すべての党員による投票で選出すべきだと主張した元党職員の男性について、共産党は、党が異論を許さないかのように事実をゆがめて攻撃し、規約に違反したとして、除名処分にしました。

 格差や分断が広がるなかでも、これまでたどってきた思想をめぐる教訓は、よくよく考えておかないといけない。
 
 
{2023/1/12木-18水:読了、記入は2/7火22:40}