読書録

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 ウェブで学ぶ

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

一言でいえば、ウェブを通じて学び続けることができるというのは、素敵なことだ、ということか。
MITをはじめ、アメリカでの様々な取り組みが紹介されていくのだけれど、共著者の梅田氏と飯吉氏の話は、よくこれだけ広がりを持って語られるものだと感心する。
英語の再勉強でも始めてみようかな。


(目次−引用)
第1章 ウェブ進化が人生を増幅する
・人生を切り開いていくための強力な道具;
・「知の宝庫」たるウェブ;
・職を得る、生計を立てる道筋へ;
p29:ウェブが人生を切り開いていくための強力な道具となるための第一の柱が「ウェブで学ぶ」可能性、第二の柱が「師」や「同志」と出会えるような「志向性の共同体」の可能性、そして第三の柱が「職を得る、生計を立てる」道筋へとつながる可能性。これら三つの柱は、「自助の精神」に溢れる個人にとっての「人生のインフラ」と呼ぶべきものだと思います。
・グローバルウェブを牽引する三つの力;1.地球全体をターゲットと自然に考える発想、2.世界全体への関与の意思、3.個人の自由を最大限尊重すべきというリバタリアン的考え方とカルフォルニア的なテクノロジー至上主義が結び付いた考え方=カリフォルニアン・イデオロギー


第2章 オープンエデュケーションの現在
・ウェブによって生まれ変わったオープンエデュケーション;
・オープン・テクノロジー、オープン・コンテンツ、オープン・ナレッジ;


第3章 進化と発展の原動力
・「逆転の発想」から始まったMITオープンコースウェア;OCW
・「互助精神」「フロンティア精神」「いたずら心」「宗教的信念」;
p139:アップルのスティーブン・ジョブスの言葉「シリコンバレーの存在理由は『世界を変えること』。『世界を良い方向に変える』ことだ。そしてそれをやり遂げれば、経済的にも信じられないほどの成功を手にできる」
p142:『自分たちが持っているものを他人に惜しみなく分け与えても、自分たちはその先のさらなるフロンティアに進み、イノベーティブナリーダーであり続けられる』という自信


第4章 学びと教えを分解する
オープンコースウェアは誰がどのように使っているか;
アメリカの大学と「閉じ込めのシステム」;
・ウェブと能動性


第5章 オープンエデュケーションと日本人、そして未来へ
・「残りのすべての人々のため」の教育?;
英語圏と非英語圏で違いはあるか;


{2/25-28読了、記入は3/4}