読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『22世紀の民主主義』 成田 悠輔 著


サンデージャポンなどにコメンテーターとしてもよく登壇し、その発言が注目されている著者の本。いろいろあって、ずっとメモのままこちらにアップできていなかったが、当時メモしていた内容など、残しておきたい。
 
ログミーという書き起こしサービスより
 
冒頭に要約あり
p5:若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは何も変わらない
 
以下のQAは、はやりのAIに聞いて見たのだったかどうか・・・?
Q成田悠輔氏の著作「22世紀の民主主義」を3つのポイントで要約して、この本をめぐる論議について解説してください
 
A成田悠輔氏の著書「22世紀の民主主義」は、現代の民主主義が対立している問題を解決し、未来の民主主義のあり方を提案しています。
 
直接民主制の導入 成田氏は、現代の代表的な民主制に対して疑問を呈し、直接民主制の導入を提案しています。 具体的には、インターネットやスマートフォンを利用して、国民が政策に関する意見を直接表明し、投票することができる仕組みを導入することを提唱しています。
 
AIの活用 成田氏は、AIを民主主義の発展に活用することを提案しています。具体的には、AIを用いて政策に関する意見を分析し、政策決定に役立つことができると考えていますまた、AIを用いて投票システムを改善し、不正行為を防止することができると主張しています。
 
国境を超えた民主主義 成田氏は、国境を超えた民主主義の実現を提唱しています。を尊重することが必要であると主張しています。
 
この本は、民主主義のあり方を再考する上でブロッキングを行っていますが、その実現可能性や課題についての議論も多くあります。がダウンプロトコル、オンライン上での誹侵攻中傷や偽情報拡散などの問題が解決されます。な民主主義の実現には、国家間のマッチングや文化の違いなどの障壁があるため、容易には達成できないという意見もあります。

 

箇条書きで印象に残った文章を以下に引用。
 
p11:今世紀に入ってからの20年強の経済を見ると、民主主義的な国ほど、経済成長が低迷しつづけている。
 
p61:インターネットやSNSの浸透に伴って民主主義の劣化が起きた。閉鎖的で近視眼的になった民主国家では資本投資や輸出入などの未来と他者に開かれた経済の主電源が弱ったという構造だ。
 
p65:(多種多様な民主主義V-Demのデータから、典型的脅威が高まった)
1)政党や政治家によるポピュリスト的言動、
2)政党や政治家によるヘイトスピーチ
3)政治的思想・イデオロギーの分断、
4)保護主義的政策のよる貿易の自由の制限
 
p82:本当に問題なのは、情報通信環境が激変したにもかかわらず、選挙の設計と運用がほとんど変化できていないこと
 
p164:民主主義とはデータの変換である 民主主義とはつまるところ、みんなの民意を表す何らかのデータを入力し、何らかの社会的意思決定を出力する何らかのルール・装置であるという視点だ。
 
p219:(政治家不要論)政治家が担っているのは、1)調整者・実行者、2)世論のガス抜きをするアイドル・マスコット・サンドバック

 

3月21日にアップした内容は、こうした発信をうまくやっていけないかとも思っていたのだが、結局、さまざま追われ、まとめることができていなかった。
これを書いている2023/08/11夜は、世の中的にはお盆休みに入ったことで、この作業を久しぶりに再開してみるが、能力の衰えを感じる。
台風7号もお盆を直撃する予想進路になっていて、悩ましい。
 
{2023/3/24金-4/10月:読了、記入は8/11}