読書録

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『妻は他人 変化の日々を夫婦で歩む』 さわぐち けいすけ 著

  「夫婦のカタチ」読書シリーズと、男女共同参画センターの企画に勝手にのって第3弾、コミックエッセイというジャンルで、ほのぼのした味わいがあった。

妻は他人 変化の日々を夫婦で歩む

妻は他人 変化の日々を夫婦で歩む

 

 発刊したKADOKAWA のサイト↓
 

www.kadokawa.co.jp

  

 サイトによると、ダ・ヴィンチニュースでの連載分に、描き下ろしを加えたという内容で、本書のあとがきには、4冊目のエッセイとのこと。
 なおサイトでは、読書メーターと連動して、読んだ方々の感想が表示されていた。こうした仕組みに気付いたのは、今回が初めてだと思う。
 
 本書のp72-75で、やりたいことが見つからない悩める人に、時間を書き出させて、スマホに溺れそうな状況を認識させ、1か月後に、「スマホを持たない日」を設けてから穏やかな日々になったというストーリーがあった。池上彰さんが書いていた「書店回り」というのは、自分も週末はいくつか回っているのだが、このところ『スマホ脳=アンデシュ・ハンセン著 久山葉子訳 新潮新書』が新書のランキングで1位になっていることに気付く。さらっとページをめくると、まさに同じような持たない日を作るようなススメをしているわけで、考えさせられた。
 
 また、p100の夫婦の形で、「とにかく話す」「気遣う」というのは、この一つ前に読んだ「ニコイチ幸福学」につながる部分がある。
 
 p124~の「守るべき苦手」で、音楽を聴くのも演奏するのも好きながら、ライブは苦手、一体感が苦手、というのは、コト消費などが注目される中でも、こうした苦手を知ることが気付いて著者がラクになったと書いているように、だからといって悪いものと勘違いしないようにしよう、というのが、なんとなく共感できるところあり。
 
 著者は、円満夫婦であり続けられる夫の姿、であるのかも知れない。
 
{2021/01/28ー02/01読了、記入は2/6(土)}