ニコイチ=二人で一組(p30)&英語で my better half=自分のよりよい側の半分 ということではあるが、冒頭、結婚生活満足感の変化という折れ線グラフが出てきて(p24)、4年間で急激に下がっていく、というのが衝撃。円満で良好な関係を長い間続けて行くには、絶え間ない努力が必要だという。(p25)
発刊したCCCメディアハウスのサイト↓には、詳細な目次と、幸せになるための四つの因子についても説明あり。
■第1因子:「やってみよう!」因子(自己実現と成長)→ワクワクしながら頑張る人
■第2因子:「ありがとう!」因子(つながりと感謝)→あたたかく優しい人
■第3因子:「なんとかなる!」因子(前向きと楽観)→あっけらかんと肝が据わった人
■第4因子:「ありのままに!」因子(独立と自分らしさ)→妬みそねみがないブレない人パートナーとうまくやっていく人は、端的に言うと「幸せで性格がいい人」=ビッグファイブという性格の指標p501)外向的でエネルギッシュか2)協調的で優しいか3)誠実で粘り強いか4)情緒が安定しているか5)知的好奇心が高く開放的か
この4つの因子は、これまでも引用してきた小澤竹俊氏の「人を支える3つの柱として、「将来の夢」(時間の柱)、「大切な人との関係」(関係の柱)、「自分の自由」(自律の柱)の3つ」とも呼応するようにも思える。結婚式で式辞で使われる、3つの言葉、「ありがとう、ごめんなさい、だいじょうぶ」も思い出す。
あわせて、p43にあるように、年を取るほど利他的になる傾向があり、p45「長く一緒にいられそうかどうか」が大事だということか。p281で、最もシンプルに表すと、
幸せな人とは、自分を愛し、世界を愛している人である
とのこと。なお、幸せになるためのコミュニケーションのポイントとしてp256
①感情的になりすぎない素直な言葉で伝えること(respecting and voicing)
②さえぎらずに相手の気持ちを聴くこと(suspending and listening)
③そのうえで、互いの幸せを考えた言葉を発すること(respecting and voicing)
←p49:ウィリアム・アイザックスによるコミュニケーションの基本
①傾聴、②尊重、③判断の保留、④声に出す