読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

60歳から会社に残れる人、残ってほしい人

 定年関連の本を結構読むようになってきたのは、そろそろ見えてきたというところではあるが、本書を読むと、いろいろ心構えが必要なことがわかる。はじめに、にあるように、「いつでも全力投球を心がけるp3」、「大切なのは今、この時、この場所p5、p148」であることは、常に心にとめておきたい。


 帯に要点が記されているので引用すると、まず表紙に以下。関連ページを横に。
〇知識を最新に更新する ←p36:学び続けることができ、成長し続けることができる
〇出世しても雑用はいとわない ←p42
スマホ時代だからこそ、ベテランは本を読め ←p101〜3つの効用で、教養の獲得、論理性の獲得、自説の確認
〇仕事でも家庭でも、最良の居場所をみつける法


 また裏には、「いかに、全力投球を続けるか」として以下。
〇残りたいではなく残ってほしい人になる ←p13、
〇若い頃と同じことを続けられるか
〇いざという時に役立つ存在になる ←p22「自己犠牲の精神が欠かせない」とも
〇ステップを踏んで、事前準備をする
〇経験を積めば積むほど「勉強する人」であれ ←p17、



発刊した幻冬舎のサイト⇒ http://www.gentosha.co.jp/book/b11345.html



 本書で紹介されている「覚悟を教えてくれた本」p24として、『佐久間艇長の遺書』
[rakuten:bookguard1:10197962:detail] は読んでみたい。
 

 社員のパソコン履歴を分析したら、最優秀の女性社員が勤務時間の大半をパソコンで遊んでいることが発覚したp158ということや、小さなルールこそ徹底して守らせるp50、ということが、同じような課題をかかえ、「相手の身になって考える」p156、「一つ上の立場になって考える」p157など、実践したいところ。「自分の頭で考え、自分の責任で行動できる部下を育てることp178」というのがなかなかできない。

 この変化の時代に対応法を身につけたいのだが、これについてもp55〜56にアイデアがあった。
1)ささいなことでいいので、今後の変化を予想・予測してみる。
2)その変化への対応策を考えてみる。平凡なものでもかまわない。
3)できる範囲でいいから、アイデアを実行してみる。 
 これができたらトレーニングとして
1)あらゆることに興味を持ち、学ぶ姿勢を身につける。
2)常に未来のイメージを描き、どうしたら成功させられるか考える。という意識変革を習慣づけ


 キャノンの「三自の精神」もメモ:自覚、自発、自治で、「社員は、自分の立場や役割を自覚し、何事にも進んで行動し、自分のことは自分で管理すべし」という意味p114とのこと。本書を通して、就活で人材確保が難しくなっている中、いい人材が集まるのかも知れないとも感じた。

 
 著者は70代とのことだが、学ぶことは本当にまだまだたくさんあると改めて認識した。とりわけ変化への対応のところは、なんとか根づくようにしていきたいもの。


{2018/7/4-5読了、記入は7/8}