読書録

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公文書問題 日本の「闇」の核心 集英社新書 0920

 南スーダンPKOの日報から、森友、加計問題など、公文書管理に関する問題が次々と明らかになる中で、タイムリーな出版となった本書。公文書管理と情報公開の基本的なところは、前の共著でも書かれているが、本書では、日報公開までの経緯や課題、特別防衛秘密、モリカケ関連などについても記されている。



発刊した集英社のサイト→ http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0920-a/ 



 余裕がなく、ラストの一段落を引用して以下にメモp212
「政策決定過程を透明化することで、国民が政策に参与したり、意見をのべたりすることができる社会こそが、民主主義の理想とする社会です。国民の側も、政治家二政策を委ねてしまうのではなく、自分たちが主権者として政治に関わろうとすることが大切です。その基盤となるのが、公文書管理や情報公開という仕組みなのです」


 このところ福澤諭吉の現代語版を2冊読み、きちんと自ら考えて政府にものを言おうという姿勢が当時からあったと認識したが、その精神が、いまだに根付かないのか・・・内閣支持率も回復しつつあり、すでに過去の問題になりかけている印象があるが、公文書管理と情報公開は、きっちりとしていく必要があるだろう。


 なお、この読書録の商品検索で表示する「はまぞう」で、アマゾン検索による書籍表示ができなくなったのは、何かあったのか、ソフトの不具合なのか・・・今回は楽天で表示


{2018/7/3-4読了、記入は7/7}