読書録

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スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

 25のレッスンごとに、まとめの項目もあり、わかりやすく解説されている本著で、1で紹介されているのは、成功のカギとなる「成長型マインドセット」で、自分自身に挑戦することでしか潜在的な能力を発揮できないという考え方p13。
 著者の本はこの読書録で3冊目だが、店頭でもよく見かけ、人気になるのもわかる気がするが、前回も書いたように、ストレスは悪いものではなく、むしろ生きがいや成長につながるということだろう。
2016-08-24 『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』
2013-09-28 『スタンフォードの自分を変える教室』
 発刊した社のサイトには目次も掲載されている。また関連サイトには、ノンフィクション作家の中野明氏が日経新聞(2016年12月18日付)に掲載した「アドバイスも大量かつ具体的だから、何か心に響くものがあると思う。これで読者が少しでも自分の心をリフレッシュできたならば、それは必ずや著者の意図するところに違いない。疲れたなぁ、と思ったら「清涼剤」のつもりで読むのはどうか」という内容が紹介されているが、同感です。


発刊した日経BP社のサイトに目次あり⇒ http://store.nikkeibp.co.jp/item/books/255540.html

日経スタイルに掲載された紹介記事⇒ http://style.nikkei.com/article/DGXKZO10796230X11C16A2MY7001


 本著でも、大学院生1年生の時にデータの取り違いミスをいう大失敗をしたという個人的な経験を語りながら、再発防止だけでなく、p21「秘し隠さず、物事を正しい方向へ向ける意欲を持ち、自分に少し思いやりを持つことで、過ちや失敗から立ち直る方法を学びました」という言葉には、前著にもあったが、説得力がある。

 
 いくつか備忘録的にポイントを引用
◇完璧にやらないことが、すべてをこなす秘訣p27で、夜型の人間なので、朝に大事な仕事はしない、仕事は受け過ぎてもいい、p29「仕事を減らせば幸せになると思っていたこと、これこそが問題だった」←働き方改革長時間労働や残業の削減が進められてはいるが、この視点も必要なのではないかと感じる。
⇒自分を知るということが大切p32

◇職場での人間関係を改善する3つのポイントp68-69
1)サポートが必要な人が周囲にいるか、考える
2)「職場での親切」を実践する
3)他人の「貢献」を認め、感謝する

◇「言葉」と「行動」を一致させる(レッスン9)p114、個人的に「誠実であること」の重要性
+「自分の価値観を思い出して」と書かれたシンプルなゴムのリストバンドを授業などで配るp117

◇やる気(モチベーション)をどう高めるか(レッスン11)⇒最も基本的で前向きな3つのモチベーションp135
1)関係性、2)自主性、3)熟練(満足できる上達や学び)←この内容は、小澤竹俊氏(3/6のテレビ『プロフェッショナル』でホスピス医として登場されていた)が、『いのちはなぜ大切なのか』で紹介していた「村田久行先生のスピリチュアルケア理論から、人を支える3つの柱として、「将来の夢」(時間の柱)、「大切な人との関係」(関係の柱)、「自分の自由」(自律の柱)の3つをあげ、これが平面を支える図を紹介する(p71」と通ずる部分があるように思う。熟練のところを、将来への夢で成長に希望を持てるということ捉えることもできるかもしれない。

+「ジョブ・クラフティング」の手法を使う(やらされ⇒やりがいのある仕事にp138-140)3つの質問
1)職場で一番大切な人間関係は何ですか?その関係を深めるために何ができますか?(役に立つよう)
2)仕事で、あなたの個人的な貢献によって支えられている「目的」「ビジョン」「大きな計画」は何ですか?(メールや報告の作業の裏にあるなぜ?)
3)自分のキャリアをどう育て、どう伸ばしたいですか。そうするための一番手っ取り早い方法は何ですか

◇新年になる前にする「5つのこと」p158
1)難しい出来事も含め「今年起きた一番好きな思い出や功績」をリストアップする
2)人生で感謝していることリストを作る
3)新年(来年)のハイライト(重要な出来事)を想像する
4)再来年1月1日付で、「未来の自分」から「今の自分」あてに手紙をかく
5)新年の目標に、他の人へのコミットメント(関わり)を含める

◇p185「自己効力感」がカギ、

◇p257 ストレスが人生の意義につながる:過去にストレスフルな出来事を数多く経験した人は、自分の人生を有意義と捉える傾向が強かった+今現在も、有意義と捉え、意味があるものと捉える。


 短くしておこうと思ったのに、引用がまた長くなってしまったが、目標設定などは、年度替わりを控えて、取り組んでみたい。


{2017/03/04-05読了、記入は7}