小室淑恵のチームを動かす!リーダー術 メンバーが「自分ごと」で動き出す12のコミュニケーション
- 作者: 小室淑恵
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2012/10/09
- メディア: Kindle版
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会社名がワークライフ・バランスの代表取締役をつとめる著者が、今の時代にあったリーダー術のノウハウを、具体的に紹介している。4年前に出版された本だが、働き方改革や女性の活躍推進がさらに求められる今、取り入れることができるものは吸収していきたい。
出版した学研パブリッシングのサイト⇒ http://hon.gakken.jp/book/1340538200
プレスリリースの転載を紹介している「日本の人事部」サイト⇒ https://jinjibu.jp/news/detl/6728/
著者の(株)ワークライフ・バランスのサイト⇒ https://www.work-life-b.com/
引用したいノウハウはたくさんあるが、いかに人間関係を築きながら、きちんと思いを把握して、ビジョンを共有して目標に向かって自発的に進めていけるか、ということか。
また、マニュアル化や、現状把握シートなどは、きわめて具体的。ほかでも紹介している朝メールと夜メールによる情報共有というのは、やってみたいとは思うものの、業務の負担にもなりかねないところがあり、悩ましい。著者は「朝メール.com」( https://www.work-life-b.com/asamail )での見える化を、まさにサービスとして提供している。
ちょっとした工夫だけど、家庭環境の情報を共有するために10年後のビジョンを聞いてみるp132とか、評価してほしいメンバーについては普段から耳に入れておくp151、上司のとのコミュニケーション戦略で、特技や過去の栄光について積極的に聞く機会を設けるp155など、なかなかやろうとしてもできないこと。著者が資生堂時代にメンバーが上司に親近感を覚えるようになり、また相談もしやすくなったというp158など、リーダーのあり方としてはよくわかる。
まずは朝・夜メールの考え方を、うまく取り入れられないか、検討してみたい。
{16/8/2-5読了、記入は7}