読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

言いたいことが一度で伝わる論理的日本語

言いたいことが一度で伝わる論理的日本語

言いたいことが一度で伝わる論理的日本語

 説明やプレゼンで分かりにくいかと反省する日々。本著にはたくさんヒントが溢れている。著者の土曜夜のTBS系の『情報7days』でのコメンテーターぶりも的確だと思うが、『声に出して読みたい日本語』など出版した本の数は驚くほどだ。

 この読書録でも、
   2011-01-30 『最強の人生指南書』
   2010-02-23 『三色ボールペン情報活用術』
   2009-03-11 『人間関係力』 など読んだことを記録している。
 
 論理的日本語とするためには、漢字熟語を上手に使うことや、英語の論理的な構文や、数学の証明、物事の関係を図やグラフで表すことなどを例に、きわめて具体的にプロセスを明快に、要点をスムーズに伝える方法を解説していく。


出版した海竜社のサイト⇒ http://kairyusha.co.jp/ISBN/ISBN978-4-7593-1465-6.html
←創業は1976年とのことだが、本著で初めて知る。HPには「愛とこころの図書館」とあり、社長は下村のぶ子氏。


 メモしたいことはたくさんあるが、以下を備忘録として引用
◇日本語のあいまいさを払しょくするために、文章を短く切って大事なことから話すp22
◇「混ぜるな、危険!」事実と非事実を厳しく峻別しないと、論理が破たんするp68
◇二字熟語の対(善悪など)や、熟語に的をつけて意味が反対(直接的ー間接的、総論的ー各論的など)といった二項対立を軸に論理を組み立てるp92
◇やさしい英語構文をヒントに+論語『過ちて改めざる、是を過ちと謂う』で経験を10秒以内で思いだし15秒以内で言うという授業の課題、名言の具体例をいうp139
◇論理的に話そう、書こうと思うなら、まず話の骨格を短時間でスパッと表せる能力を磨く必要があり、15秒感覚を身につけ、1分で話をまとめるp187←列挙したポイントを最大3つまでにしぼり、話始めと締めをつければ全体で1分に★


 また、著者は、ほぼ、毎日、字幕スーパーつきの洋画を倍速などで見て、英語由来の論理的日本語力を磨く訓練になっていると実感p55と紹介しているが、きわめて多忙に見えるのだが、この方法は楽しそうなので、まずは週末にでもやってみよう。


{16/08/07-09読了、記入は11}