読書録

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男が働かない、いいじゃないか!

男が働かない、いいじゃないか! (講談社+α新書)

男が働かない、いいじゃないか! (講談社+α新書)

 生きづらい世の中、タイトルをはじめ、さまざまな疑問に答える形で、生き方のヒントが示されている。男性学でよく登場される著者のことばは、だんだん深みを帯びてきたような気もする。いくつか引用

p31(就職できなくたって)自分が何をしたいのかに真剣に向き合うことは、自分なりの価値観を育む上で欠かせない作業です。ぜひ真面目に考えてみてください。
p47:人は生きるために働くのであり、働くために生きているのではありません。
p71:結婚はゴールではなくスタートです。
p87:夫婦で自分たちがどのような生活をしたいのかビジョンを共有して、やるべきことをそこから俯瞰してみてください。そうすれば、自分たちが何を優先すればいいかは決まります。
p133:有能な上司とは、フラットな視点で部下を見て、円滑に業務が遂行できるように全体を管理できる人です。
p159:会社員にしても、どこにいてもできる仕事をわざわざ職場でやる理由はありません。
p166:性別や国籍に関係なく、快適に働ける環境を提供できない企業は、確実に人材の確保に苦労することになります。
p170:多様性をないがしろにすることは、尊重されなくてはいけない個人の人生を否定することです。多様性を認めることは、他人のためだけではなく、自分が人として尊重されるためにも必要なことです。多様性についての議論は、すべての人が当事者だと言えます。


発刊した講談社のサイト⇒ http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062729307


◇著者の本は、この読書録で、今回が3冊目。復習もこめてひと言ずつ引用。
2016-09-25 『不自由な男たち その生きづらさは、どこから来るのか』 小島慶子と共著
⇒田中:子どもたちには、どこで学ぶかよりも何を学ぶか、そして、勉強したことをどのように自分の人生に活かし、社会に貢献していくかが大切であると伝えたいですねp200
2015-11-29 『男がつらいよ』
⇒人との比較を止める(p204)、自分の中の多様性を認める(207)、仕事と見栄を切り離す(p215)


年の瀬を迎えバタバタしているが、なんとか年内分は本日中に記録にとどめておきたい・・
また、就活を迎える子のために、何をアドバイスできるか、考えたい。


{2017/12/12-19読了、記入は12/27}