読書録

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みんな「夫婦」で病んでいる

みんな「夫婦」で病んでいる

みんな「夫婦」で病んでいる

 副題「なぜ、自分で選んだ人がエイリアン夫モンスター妻に変わるのか」が、結構刺激的で、この本を手に持っていると、何か問題があるのかと想像されてしまう恐れもある。そこはおいておき、どう歳を重ねて良い関係を保っていくか、という観点から、できている点、不十分な点など、いろいろ顧みることができた。


発行所の主婦の友社のサイト⇒ http://shufunotomo.hondana.jp/book/b212936.html
PR TIMESに出しているPRから>
・プレスリリースPDF⇒ https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=3&ved=0ahUKEwjgxauo85TMAhWB46YKHaPHD9MQFggnMAI&url=http%3A%2F%2Fprtimes.jp%2Fa%2F%3Fc%3D2372%26r%3D458%26f%3Dd2372-458-pdf-0.pdf&usg=AFQjCNH6xpW9EvMKbjDHl2M1If7EnyfKJQ&sig2=UbZAiKtHL3aV_w8aZyEtdg
・サイトから⇒ http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000458.000002372.html

*本著のタイトルでグーグル検索しても、出版社のサイトは上位10番目までに表示されず、出版社のサイトから上記アドレスを見つけた。また、プレスリリースは引っかかってくるが、下記のサイトでの紹介は、これもPRTIMESのサイトから検索で見つけた。なかなかグーグル検索のアルゴリズムがどうなっているのか、不思議だ。


 本著の冒頭で、ラブラブ関係も3年まで、気持ちが変わらないカップルが少なくなるp4というのは、以前見たTEDの内容を思い出し、これも検索すると以下だった。
カップル・カウンセリングの専門家、エステル・ペレルが「人はなぜ浮気をするのか」を説く!⇒ http://dogatch.jp/news/nhk/31417
・動画はこちらなら問題ないか⇒ http://digitalcast.jp/v/19927/


 本著でも3年の根拠を、恋愛ホルモンPEAが分泌されなくなることと説明p30、30歳で結婚した夫婦は50年を道のりがあり、どのように生きていくかは人生の幸福度を決める大きな課題というのは、その通りだろう。


 第二章で、モンスター妻とエイリアン夫の対処法が、具体的なケースと共にいくつか紹介されているが、ステップ1でまず理由と気持ちの切り替え方、ステップ2でコミュニケーションのコツで説明しているのは、わかりやすい。すでに乗り越えてきた問題などもあるが、「結婚後に豹変」「一方的な主張」「大事なものを勝手に処分」という項目あたりは、お互い捉え方にもよるだろうけどたまに発生するので、相手の考え方をじっくり聞いて相手の立場に立ち、事実と要件を感謝の気持ちを伝えながら話し合う、ということか?

 第四章の「別れを選ぶとき」は、夫婦というよりむしろ、職場で一緒に仕事をしてきた方々の中に、なぜこう方(モラハラ)なんだろうと思ったことがあり、その対処方法としての参考になる部分があった。

 p138〜モラハラ加害者の共通点
□自己愛が強く、利己的で常に称賛を求める
□「自分は特別」だと思っている節があり、他人を見下す
□共感性、協調性に欠け、うまくいかないことがあるといつも誰かのせいにして自分を正当化する
□独特のこだわりや思い込み、価値観を持っている
□抑圧された劣等感、歪んだ羨望、妄想的な嫉妬心がある
□信頼関係を築けず、人を信用できないので監視や支配をしないと気が済まない
□自他の境界があいまい(誰かの成功を自分のものにしたり、被害者を装う)

 p147〜モラハラ加害者にありがちな行為と特徴のチェックリスト
□人との付き合いは、利用価値で図る
□いつでも自分が最優先
□お店で突然クレーマーに変身
□あなたの向上心や楽しみを否定する
□束縛が激しい
□いざというときは迫真の演技をする
□他人の評価をひどく気にする
□弁は立つが、話し合いはできない

 自分もそうなっていないか、どこかでそういう面が出ていないか、自戒しておく必要はあるかもしれない。
 また加害者は「自己愛性パーソナリティ障害」という病気に似ているということだがp155、どう付き合っていくかは、「その人に“良心”があるかをj重視…その人に心があって、人間としての本質が受け入れられるならやっていけるのではないかp157」「自分なりの“ものさし”を信じp158」というのは、夫婦だけでなく職場でもあてはまるのだろう。


 本著の「おわりに」に紹介されている「仲がいい夫婦」の特徴と「関係改善に必要なルール」を下記に引用し、こうありたいと願っています。
<特徴>p185
1.相手の考えや意見の違いを「違い」として認める
2.離れていても信頼感が揺らがない
3.不測の事態に一番にその人の無事を願う
4.取り換えがきかない、人生の相棒
<ルール>p187-190
1.相手の人格の基盤になるものや大切にしているものを否定しない
2.相手の話を聞く
3.相手の顔を見てあいさつする
4.感謝の気持ちを言葉にする
5.相手の人格や人間性を否定しない
6.干渉しすぎない
7.二人の大事な記念日を忘れない
8.相手を認める、褒める
9.相手の立場になって考える
10.期待しすぎない・求めすぎない
11・移ろうものではなく、相手の本質に魅力を発見する

p191シェークスピアの言葉「人生は選択の連続である」


{4/15-16読了、記入は17}