読書録

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7つの習慣

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

こんな生き方・考え方ができたら、どんなに素晴らしいだろう、と考えさせてくれる本。12月に読んだ『「人生のシナリオ」を書き換える法』(クリス岡崎 著)に出てくるパラダイムシフトの重要性について、本著では、有名なだまし絵(老婆と美女)を紹介して、見方によってどれだけ変わるかを認識させてくれる。そして、インサイド・アウト(内から外へ)という内面から変えることから始める必要があるとする。

柱となっている習慣は、知識とスキルとやる気の3つの要素からなり、本著で説かれる7つの習慣とは、人間の成長過程を支えるもので、依存から自立へ、そして相互依存へ導くおのとして、以下。

第二部 私的成功
1. 主体性を発揮する(自己責任の原則)

2. 目的を持って始める(自己リーダーシップの発揮)
3. 重要事項を優先する(自己管理の原則)
第三部 公的成功
4. Win-Winを考える(人間関係におけるリーダーシップの原則)
5. 理解してから理解される(感情移入のコミュニケーションの原則)
6. 相乗効果を発揮する(創造的な協力の原則)
第四部 再新再生
7. 刃を研ぐ(バランスのとれた自己再新再生の原則)


・このうち、主体性の発揮の項目では、『夜と霧』の著者ビクター・フランクルが引用され、自らも衝撃と感動を持って接してきただけに、すんなり入ることができた。人格の経験、創造、態度の3価値あり。p82,91

イソップ物語の『ガチョウと黄金の卵』という、たくさん手に入れようとして腹を探るため殺してしまう寓話を効果的に引用。p67
P(パフォーマンス)=目標達成/PCバランス(パフォーマンス ケイパビリティ)=目標達成能力、のバランスをとれば、効果性を向上できる。p70

・生活の中心におくもの(安定性、方向性、知恵、力の4要素との関連)⇒夫・妻、家族、お金、仕事、所有物、遊び、友達・敵、宗教組織、自己、⇒原則中心へ⇒ミッション・ステートメントp145〜

・時間管理のマトリックスとして、X軸に緊急か緊急でない、Y軸に重要か重要でない によって4つの習慣にわけること。p215

・勇気と思いやりのマトリックスで、両方とも高いのが、Win-Win。支えるのは、人格(誠実、成熟、豊かさマインド)、関係、合意、システム、プロセスの5つの柱。p318-322

ギリシャ神話のエトス(個人の信頼性)、パトス(感情移入)、ロゴス(感情移入)p381

・自己の再新再生プロジェクトを、効果的に行うためには、人間の持つ四つの重要な能力=肉体、精神、知性、社会・情緒すべてにバランスよく刀を研ぐ必要。p455

・愛を保つ鍵は、話し合うこと、特に気持ちについて話し合うことだ…世代を超えて強い絆で結ばれた家族には、素晴らしい力がある。p473

豊富な事例引用や名言紹介で、楽しく読み進めることができるが、中にはなじみのない要素もあり、勉強になる。

(3/2-5読了、記入は6未明)