読書録

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「心の掃除」の上手い人下手な人

「心の掃除」の上手い人 下手な人 (集英社文庫)

「心の掃除」の上手い人 下手な人 (集英社文庫)

ストレスをためないように、いかに楽しく幸せに生きていけるか?著者の斎藤茂太氏は、数々の著者で分かりやすく納得いく形で提示してくれる。
この文庫本ではさらに、行間が広くて大き目の文字で、あっという間に読めてしまう。この文庫は、悩みを抱えた人が読むことも想定して、このような体裁になっているとしたら、なかなかのものだ。


(目次ー引用)
第1章 「明るい自分」は朝つくられる
◇あいさつひとつで、心もひとつになる⇒芸能界のベテランが若手に教える大切さ
◇失敗しないようにすると存在感がなくな光が当たらない⇒失敗してもいいと挑戦を
p30:誰かを思いやる気持ちは、人を明るくし、強くする。強い気持ちさえあれば、心に余裕ができて、自然に笑顔が出てくる。
◇仕事のマナー無視の上司や同僚も、みな「かわいそうな人」「あわれな人」と思えば腹も立たない。


第2章 「力を抜く」と力が生まれる
◇「イヤな現状」を変える考え方⇒紙に書きなぐて、くしゃくしゃポイがいい
◇仕事とプライベートの間に気分の切り替え⇒スポーツジムで汗を流す、大好きな音楽を聞く、小説を読む、居酒屋で一杯、おすすめは「歩くこと」
◇よく眠りよく食べる⇒視野がとても狭くなっている、ものの考え方も小さくなっているから
◇小さいことでもひとつ片付ければ「よし、終わった」という充実感や達成感を味わえる=さっさと片付ける
◇●クヨクヨしない一番の方法は、「過ぎたことは仕方がない。人生は、なるようになるさ。明日は明日の風が吹くっていうじゃない!」と思って生きることだ。p92


第3章 がんばる人は、がんばり過ぎない
◇自分の努力より、相手の希望や状態を知ることが肝心だ
◇「〜しなくては」の気持ちが、自分を窮屈にする。強迫観念や生真面目な正義感、価値観の狭さで遊びやゆとりなし


第4章 前向きな人は、失敗から学ぶ
◇急いているときは視線が先へ向い足元がおろそかになりがち。親や兄妹、友人など周りで支えてくれる人たちを認識して、焦りを緩和し、本来のペースを取り戻す。
p163:何度くじけそうになっても、後悔したり、悩んだりを繰り返しても、「そのたびに自分は成長している」と信じて、また前を向いて歩いてゆく。それが「前向きに生きる」ということのように思う。


第5章 「自分を好きな自分」をつくる
◇「自分を好きになる」が、幸せの最低条件
◇「人のため」が「自分のため」に変わる喜びを
p190「人から喜んでもらえるから自分もうれしい」「人の役に立つことが自分のやりがい、生きがいになる」…他人の幸せや喜びを介在として満足感を得ている。⇒限度はない。
◇好きな部分も嫌いな部分もすべてひっくるめて「これが自分なのだ」と独立した個性としても認める自立心が必要

第6章 「幸運な人」は、その準備ができている
◇「禍福はあざなえる縄のごとし」「災い転じて福となす」「捨てる神あれば拾う神あり」
◇「人事を尽くして天命を待つ」人間の限界と可能性⇒「人事を尽くせ」ば、明日はきっと「素晴らしい天命が下る」と信じられる強さこそ、人間の最大の武器のように思えるのだ。
p254:最後にもうひとつ。幸せというものは、自分がつくるというより、誰かがそっと運んできてくれるもの、遠くから持ってきてくれるもの…そういう一面があるように思う。⇒あなたが幸せなら誰かがそっと運んできてくれた


{1/23-16読了、記入は27}