読書録

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50歳からの孤独と結婚

50歳からの孤独と結婚 (PHP新書)

50歳からの孤独と結婚 (PHP新書)

フリーランスの著者がルポした熟年結婚の増加傾向や、孤独死と高齢者による犯罪など、現状を報告している。東日本大震災以降、一人で生きていくことの不安が高まっているという。人は孤独では生きられない、誰かとつながりを持ち続けたいと感じる。いま、自分の家族もバラバラなところで住む状況になってしまったが、小さな幸せに感謝しながら、先のことも考えていかないといけないということか。



(目次−引用)
第1章 新郎、73歳。新婦、65歳。;


第2章 中高年専門の結婚相談所;


第3章 それぞれの馴れ初め;


第4章 子どもは複雑;


第5章 中高年結婚の現状―国際結婚、孤独死、ゴミ屋敷…;
p94:「一人で生きていくことに対する不安が急に高まっているようです」中高年専門の結婚相談所「太陽の会」・斎藤尚正会長のことば。
p103:同会長のことば「男性は精神的に弱く、一人暮らしの寂しさに耐えられない」。


第6章 孤独に耐えがたいゆえの犯罪;


第7章 施設の恋物語
p151:「異性への関心は生きていくエネルギーだと思う」長年の介助体験に基づく施設長の確信。
p157:だれかに「愛されたい」、だれかを「愛したい」−高齢者のその気持ちは、「生」の残された時間が短い分、純粋なのかもしれない。


第8章 熟年の婚活は終わらない;
p174:セックスの問題は、中高年の婚活でも切り離せないようだ。…性愛が愛情を深めるというわけだ。


エピローグ 婚活をやめた人たち;
p176:男性は「寂しい」「家事をしてもらいたい」。女性は「よりよい暮らしのために金銭的なサポートがほしい」…「要するに、打算的なんですよね」。
p181:熟年の結婚は、これから「人生」を新たに「築く」というよrも、これまでの「人生」を互いに「持ち寄る」という意味合いが大きい。その結婚に、自分にとっての「幸せの基準」を見極めている熟年男女が、「損得」を考えて手を打つー。ある種の「潔さ」がある、といえるだろうか。


{8/31読了、記入は9/1}