本著では、著者が大学院時代に、フランクルの『夜と霧』から大きな影響を受けたエピソードが紹介されている。自分も、いろいろと悩んでいた頃に『夜と霧』に接し、思いを新たにしたことがあっただけに、共感した。
発刊したディスカバー・トゥエンティワンのサイト↓
d21.co.jp
サイトより紹介文のつづきを引用↓
本には、いろんな楽しみ方がありますが、本書で紹介するのは、名著や古典を通して自分だけの読書体験を得られる方法です。「速読」「インプットのための読書」も大切ですが、たまには自分本位に、ただただ身を委ねる読書で、本とじっくり向き合ってみてはいかがでしょうか?
目次第1章 本を読む準備第2章 本を汚す第3章 本と対話する第4章 本に委ねる第5章 読み終わった本との付き合い方
手法として、A大事、B気になる、Cお手上げ を線で囲み、何度か繰り返して解像度を上げていくことに触れ、三木清の『人生論ノート』でそのプロセスを丁寧に紹介してくれている。確かに、よい方法かとも思う。
人と出会う度に、人生の中で出会った本の中で、大きな影響を受けた本って何ですかと聞いたり、新聞や雑誌の書評を読む週間を身につけるp191、ことで本との出会いが広がり、「人生を支える杖」になってくれるとも説いている。
p194で、本の「キーストーン(要石)」を見つけて説明することを進めているが、まさにこの読書録ブログも、そこだけを見つけてメモしておきたいものだ。と思った。
{2022/9/3土-9/4日:読了、記入は10/10月祝21:30⑥ }