読書録

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『一汁一菜でよいと至るまで』 土井 善晴 著

発刊した新潮社(2022/05/18)のサイト↓(目次あり)

www.shinchosha.co.jp

サイトの紹介文より↓
料理に失敗なんて、ない――レストランで食べるものと家で食べるものとを区別し、家庭では簡素なものを食べればよい、という「一汁一菜」のスタイルを築いた料理研究家土井善晴。フランス料理、日本料理の頂点で修業を積んだ後、父と同じ家庭料理研究の道を歩む人生、テレビでおなじみの笑顔にこめられた「人を幸せにする」料理への思い、ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』に至るまでの道のりを綴る。
◇いくつか引用してメモ
p16)1957大阪生まれ、父・勝は1953年NHK放送開始からまもなく(産まれた年に)始まった『きょうの料理』の講師、p236同い年。
 
p28)父の口癖は「旬が大事です」
 
p110 味吉兆主人中谷文雄)何事においても、ただ「ええ料理」を求めて「ええ仕事」をする瑞々しい空気がありました。
 
p131)さらに上の大ご主人・湯木貞一という天才:松花堂のお弁当を考案
 
p173)天然自然の山ウドのおいしさを知らなかったことにショックを受ける(長野の小布施町
 
p188)1992年「おいしいもの研究所」を設立、奈良/生駒の軽井沢町の民家に仕事の拠点を移す
 
p203)『おかずのクッキング』出演、父の代から48年、自分の出演から34年、2022年3月で3月終わり番組に感謝
 
p226)暮らしにメリハリをつけつことで、リズムもできます。一汁一菜を、暮らしの要にしてください・・・基準は動かないから基準になるのです・・・お味噌汁の一椀の中に、無限の変化を知ることができます。それが「有限の無限」です・・・季節は移ろい、おのずからおこる変化を捉えることは、感受性を磨く機会です。それは誰もが幸せになる技術です。暮らしは道、修行にもなるのです。

 あいかわらずバイキングへ行って、結構おなかいっぱい食べる日々が続くが、昔ほどたくさんは食べられなくなった。本著のタイトルにあるとおり「一汁一菜」を目指した方が良いのではあろうが、なかなかその境地には達していない。

 

{2022/9/5月-13火:読了、記入は10/10月祝22:00⑧}