読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『夫の墓には入りません』 垣谷 美雨 著

 途中までは、主人公の立場から、亡くなった夫や親族に苛々しながら読んでいた。途中から父親の優しい対応をはじめ、ほろっとくる内容が重なり、ハッピーエンドは嬉しい。著者の作品は映像化されるものが多くなり、ちょうど、「老後の資金がありません」も夫婦でみたところで、落ち着かせ方で読後&視聴後感で幸せを感じることができる。
 
 
発刊した中央公論新社 (2019.1)のサイト↓ 中公文庫 か86-2
◇サイトよりprを引用↓
ある晩、夫が急死。これで〝嫁卒業〟と思いきや、介護・墓問題・夫の愛人に悩まされる日々が始まった。救世主は姻族関係終了届!? 心励ます人生逆転小説。
 
◇印象に残ったところを引用してメモ↓
p8:高瀬夏葉子(たかせ・かよこ)46歳で脳溢血で急死した夫
 
p148:夫が亡くなってから初めて声を上げて泣いた・・サオリという女に屈辱的な目に遭わされた悔しさだった。
 
p229:父)ひそひそ話をしていたら、嫌がられてもいいから割って入んなよ。女子供に任せていたらとんでもないことになるぞ
 
p282:父)これからは、自分を大切にすることを忘れるなよ。もっと自分を可愛がってやることだ。
 
p304:誰ひとりとして真の悪人ではないからだ。世代や考え方の違いがあっても、善良な人々であることを、自分は本当はよくわかっている。自分も少しは大人になったのかもしれない。
 
p331:無理のない範囲で手助けしよう。そう考えると、温かい気持ちになった。

 

映画をこのあと9/17土に鑑賞した。三谷幸喜さんが俳優としても出演、変った役で妙に頭に残る・・・楽しむとともに考えさせられました。

www.wowow.co.jp

movies.yahoo.co.jp

ヤフー映画の評価は4.0と高くなっています。
 
{2022/8/23火-9/2金:読了、記入は10/10(月祝)21:00⑤}