読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『本日は、お日柄もよく』 原田 マハ 著

 結婚式のスピーチで引用できそうな名言がもりだくさん・・タイトルと要旨の部分でちょっと引いていたのだが、読んでみると、とても面白かった。一番ハマる言葉↓
p322とp333、伝説のコピーライターが久遠久美(くおん・くみp19)が、最も尊敬していた故・今川篤朗(いまがわ・あつろうp25)代議士の言葉として、厚志/恵里(あつし・えりp5)の窮地を報告する主人公の二ノ宮こと葉(はp8)に伝える言葉
「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している」

発刊した徳間書店のサイト↓

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推薦:落語家の桂南光さん「不覚にも涙がうわーと出てきて、止まらなかった。」
・牛丼チェーンや広告代理店、新聞、ワンフレーズなど、さまざま想像させてくれるネーミングもなかなか楽しいが、ときおり、神奈川4区など実在する選挙区、引用されるオバマ大統領のチャンスとチェンジは、当時の雰囲気を思いおこさせ、「政権交代」も、かつてはキーワードになっていた気もする。今はなかなか厳しい状況だが。
 
・結婚式のスピーチ参考で、久美さんの言葉から・・
p25:年月を重ねれば重ねるほど、深いうまみが増してくるものがみっつあります。
1愛情、2人生、そして3、結婚です
 
p26:(結婚して一番良かったことと篤朗先生に聞いたら)深いうまみのある人生を、あいつと一緒に味わえたことかな」「ときにしょっぱくても苦くても、人生の最後のほうで、一番甘いのが、結婚なんだ。お前もさっさと体験してみろ、いおいもんだぞ、って」
 
p27:(ジョルジュ・サンドの言葉「愛せよ、人生において、よきものはそれだけである」引用したあと)
「本日はお日柄もよく、心温かな人々に見守られ、二つの人生をひとつに重ねて、いまからふたりで歩んでいってください。たったひとつのよきもののために」
+p375で「こと葉」の結婚式スピーチでラストしめ。
 
p81:(スピーチのこつ)静かに静かに始めて、中盤あたりで徐々に盛り上げていく。そして最後に心をつかむ。最初の静かな一言と、最後の情感のこもったフレーズで、聴衆の感動の振り幅が決まるの。
+冒頭の極意十箇条:6聴衆が静かになるのを待って始めること、9導入部は静かに・・
 
p136:小山田党首の弔辞に感動
「私たちは、この道をひたむきに前進していく約束をしましょう。決して平坦ではないでしょう。日の当たらない坂道もあるでしょう。けれど、わたしたちは歩みを止めるわけにはいかない」
 
p206:
まっすぐに。その言葉の持つ強さ、着実さ、しなやかさ、明るさ、素直さ、すがすがしさ、潔く誠実で、信念にあふれる言葉、・・『いますぐに、まっすぐに』←p300でも、「実現しましょう、政権交代を。あなたの手で、私たちの手に取り戻しましょう、日本の未来を」、と言う訴えのラストで呼び掛けるレーズ+p303で政権交代 に一本化。
p311:ブログや『5ちゃんねる』で話題に・・p353:『YouTube』の動画が評判に・・などいまてき

著者のサイトから↓ 

haradamaha.com

この読書録で、著者の登場する記事は以下↓

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

mrboopapa.hatenablog.com

 

 たまっていた読書録の記録2本目、この小説で著者を改めて見直し、また読んでみたい。

 
{2022/7/12火-22金:読了、記入は9/3(土)21:00}