読書録

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『60歳からの生き方 もっと身軽に生きてみないか』 佐々木常夫流「最強の還暦論」 佐々木 常夫 著

 人生百年時代、ライフシフトという本も続編が出て本屋に並ぶ中、著者の考え方、生き方はとても参考になる。各章ごとにまとめもあり、分かりやすい内容となっている。

 

発刊した海竜社(2020.12)のサイトは、現在は見ることできない・・

http://www.kairyusha.co.jp/ISBN/ISBN978-4-7593-1741-1.html

理由については、下記の記事が関連するのか・・・
 アラカンで、さまざま考えさせてくれた。
 まず<本の帯>から複写
人生のワクワクはこれからだ
〇自分自身を理解して,身の丈に合った夢を持て p39
〇鎧を脱いで、身軽になれ p50
〇人のために生きてみろ p73
〇仲良くなりたければ「距離」を置け p92
〇健康管理は「心の管理」である
〇「遊び」の比率を高めるべし
〇「孤独」に備えよ
〇今後60代に何が求められているか

 

 覚えておきたいことを、以下、大量となって恐縮だが、引用しながらメモ。

 序章で、取締役からトップをめざしていた著者が、58歳で子会社への左遷(とはいうが社長)、妻の自殺未遂というダブルパンチをうけ”慚愧の念”p15といい、悩みに悩んだ後、「現実をしかと見る、後悔も反省もやめる」という境地に達したというのは、なかなか率直な物言いで、なるほどと思う。

序 章 60代、まずは何をなすべきか 
 大事なのは、「寄り道」だ、と、p22:勉強会の仲間から記者につながり、さらに出版社につながり、結果的に第2の人生につながっていったと考えたら、このご縁は仲間が持ってきてくれたも同然です。異業種交流会の勉強会がなければ、今の人生はなかったといえます。
p23:人は何のために生きているのかといったら、自分を豊かにするため、成長させるため。・・出世するために生きているわけじゃない。寄り道して楽しんだっていいじゃないか
p38:私は女性や子ども、障がい者に対する態度に,その人の人生観が反映されると思っています。
p39:まとめ)□人を恨んだり、自ら後悔したりしない、□昔の自分に会いに行く 
 
第1章 後悔先に立たず!今からでも間に合う人生設計
p43:60代からは自らに蓄積された経験や知恵を信じ、それを多いに活用すべき・・・何か目標を立てたら、一から新しいことを始めるより、すでに持っているベースを生かすことを考えた方がいい
p52:「給料が下がっても人の価値は下がらない」 定年前の3割程度になってしまう人がほとんどでは
p56:たとえ給料が安くとも、馴染んだ環境で働いたほうが、あるいは「土地勘のある」仕事に就いたほうが、ずっとラクに、伸び伸びと働けることはいうまでもありません。
p66:仕事では「長期の展望、中期の計画、短期の目標」が重要だ・・・人生も
・若い人に役立とうと、求められていないアドバイス、知識を押しつけよう、これでは相手の足を引っ張ることになりかねねいp77
p82:まとめ)□人生いつでも「プラン・ドゥ・ーシー」
 
第2章 「つかず離れず」の還暦の美学
p85:60代からの人生で何より重要なのは身近な人間関係、好むと好まざるとにかかわらず、家族やパートナーあるいは周囲の人たちと、以下に良好な関係を築くかが(が1個多い)最重要ということになります。
p86:人は自分一人では生きられない。そのことを改めて踏まえ、人を大事にする「付かず離れず」の距離で、
P88:仕事も人生も・・・場当たり的に行動せず、「幸せになるのはどうしたらいいか」をまず考え、それに沿って時には自分を変えることも必要
p111:まとめ)□相手を常にリスペクトする、□友情は丁寧に手入れする
 
第3章 60代の健康は「心」で管理する
p118:無病息災より一病息災、p118
p123:まとめ)食べ過ぎない、飲み過ぎない、欲をおさえる
 
第4章 何を捨て、何を身につけるか
p130:年賀状はやめても連絡先は捨てるな:手書きで一言書き添えるのが礼儀です
p134:これからはテレビより「動画配信サービス」:昔からNHKの朝ドラは欠かさず観ています。よくできていますし、何より15分と短いのがいい。135
p139:「見た目」は気にしろ:汚れやシワがないか・・・心を込めた身だしなみを意識するのが大事
オ145:人間はそもそも「遊び人」:ヨハン・ホイジンガホモルーデンス:義務だの損得など考えず、楽しいことや好きなことにまみれて生きるということが大事です・・映画『マイ・インターン』は働くのが楽しい
(p147:仕事が楽しみで、講演や本を読んだ感想をいただくのが一番)
p150:旅行は「記録」で楽しくなる
p154:まとめ)正しい断捨離を身につける
 
第5章 60代、人生の本番はこれからだ
p160:親の介護は親の問題です。プロの手に任せて、義務や責任は最小限に済ませた方がいい。
p168:「いいことは3分の1,悪いことは3倍」だと思っておく
p171:孤独はDXで解消しよう:老後の3K「金、健康、そして孤独」
p174:まとめ)義務や責任を手放す。ただし、「命とお金」は別
 
第6章 終章~コロナ問題から見えるもの
p180:(中間管理職に求められる役割は)新しいビジネスを創造していく
p184:幸福を得るためには人間は能動的でなくてはならないが、明るく快活に、上機嫌にふるまうことは、その幸福を約束する能動性の一つ (フランスの哲学者アランより)
p186:まとめ)背伸びはしない、自然体でふるまう 


 すっかり街も色づいてきたが、なかなか作業が進まない。能力の衰えを感じつつも、なんとかしたい・・と土曜の夜に記入。


{2021/11/1月-4木:読了、記入は11/27土}