著者の本に接したのは12年前だが、HPなどによると、「自分が命の現場で学んだことを伝えたい」として「折れない心を育てるいのちの授業」プロジェクト(OKプロジェクト)が2000年からスタートしているとのこと。
本書では、2人の中学生が登場して、医者に悩みを相談しながら、強く優しく生きていくようになるストーリーを通じて、改めて考えさせてくれる。
発刊したKADOKAWAのサイト↓
著者の本には感銘をうけてきて、3つの柱で支えられているという話は、生き方で悩んだ際にはわかりやすいとも思う。以下にこれまでの読書録から紹介↓
本書から、いくつかポイントを以下に引用↓
p29:(苦しみに共通)希望と現実に開きがあることp41:大切な人を失うということは、その人との深い関係の絆が切れるということp44:人の生死は、人間の知恵を越えたところにあるということp58:まとめ(大切な人を失った悲しみを乗り越える4つの課題)1.事実を認め、2.悲しみを味わい、3.いない環境に慣れ、4.心のつながりをしっかり持つp85:アドバイスなんて、何もいらない。ただ、自分の不安な気持ちや悔しい思いをわかってくれる人がいるだけで嬉しいp105:人は、誰かの役にたてる時に、自分のことをよくできましたと認めることができます。p126~支えに気付く:1.将来の夢、2.関係としての支え=つながり、3.選ぶことができる自由p150:OKプロジェクトの目標=さまざまな困難に遭遇する人生において、
1.自分の苦しみに向き合えること、
2.目の前で苦しんでいる人に関われること
著者が関わるエンドオブライフ・ケア協会のサイト↓
コロナの感染拡大で、新たな生活様式も模索されている中、いかに生きていくか、改めて考えさせてくれる。
また、本書で引用されている、nanaさんの詩、心に咲いた花で虹の色の覚え方で、あおきみあいす などあわせて7編の詩が紹介されているが、FBでもこの取り組みについて報告されていた↓
p102~103で紹介されている、「病がくれた勇気/カラー」については、上記FBで全文が紹介されている。最後の6行のみ、胸をうつ部分あり、以下に引用してとどめたい。
p102~103で紹介されている、「病がくれた勇気/カラー」については、上記FBで全文が紹介されている。最後の6行のみ、胸をうつ部分あり、以下に引用してとどめたい。
わたしが、あなたが生きているこの世界は、
明るく・あたたかく・無限に優しい。
だから、一人でがんばらないで。
声にだして仲間を呼ぼう。
ほんの少しの勇気をだして。
この世界が七色に輝きだすから。
{2020/11/2ー3読了、記入は11/7(土)}