読書録

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『60歳の壁 定年制を打ち破れ』 植田 統 著

  ニッセイの99歳の女性もすごかったが、この本の著者もバイタリティにあふれている。人生百年時代には、考え方をしっかり持って、思う存分やることができればと、この関連の本を読んで、日々感じる。 

 本書で何度か引用される『終わった人』、本は読んだが映画も見てみたい。はじめに、のところで、著者はこの主人公・田代の生き方に好感を覚えると紹介し、

「自分は生きている。自分の力を精一杯発揮している」という人生を送りたい。そうすれば成仏できるはずだ。

と指摘しているが、我が身を振り返ると、まだまだやれることがあるはずだと思う。

60歳の壁 定年制を打ち破れ (朝日新書)

60歳の壁 定年制を打ち破れ (朝日新書)

  • 作者:植田 統
  • 発売日: 2018/11/13
  • メディア: 新書
 

  印象に残った部分を、以下に引用

p18:人とつながりがあるかどうか、社会に必要とされているとかんじているかどうかが、幸福感を左右しているような気がする。+p19:65歳の壁を打ち破って現役を続けるには、自分ひとりの力で何らかの仕事を立ち上げるしかない。+医者や弁護士などの資格か、自分の人脈・スキルを使って事業を立ち上げること

 

p30~:60歳の壁を打ち破った人の特徴は、1)組織に頼らず自分ひとりで生きる覚悟、2)人を大事にする、3)ビジョンとそれを実現できるスキル、4)決断力と実行力、5)勉強熱心、毎日新聞を読みニュースをチェックする、6)明るく元気で健康。

 

ガラケーを使う人は最大の危機感を、フェイスブックをやっていない人、パワポ作れずパソコンを持ち歩かない人もそれなりの危機感をp66

 

p71:部長や取り得締まり約になっても、おれはスゴイとか、能力があるとかいう変な勘違いをしないことが大事なのだ・・・それをやってしまうと嫌われる。人間界の決まりである。

 

p93:「前の会社では別の方法でやっていた。だから、その方法に変えた方がいい」などという言葉が口から出てきてしまう。そして周りから煙たがられる。しまいには、居場所がなくなってしまう。

p94:信頼を勝ち得てから、自分の意見を小出しに出していく。この時も、慎重に反応を見ながら、意見を出すスピードを調整していくようにしよう。・・・クライアントが納得してついてきてくれるように、意見を出すタイミングを見計らうのである。

p95:毎日が勉強だと思って、目の前の仕事と格闘しながらスキルを積み上げるしかないだろう。

 

p136:身だしなみと話し方に気をつける

 

p164:(情報を整理しておくこと)思い込みを排除することだ・・・クライアントの本当のニーズを見失ってしまう。これを避けるためには、時々自分に「お前はクライアントの要望に耳を傾けているか」と聞いてみることが必要だ。

 

p174:(交流会と同様)仕事下さいのトーンでランチはだめ、他愛のない話で親近感を醸成する。まず人間関係を作る

 引用が多くなってしまったが、 心に留めておきたいことが結構あった。

 発刊した朝日新聞出版社のサイト↓

publications.asahi.com

 自分は何をやりたいのか・・・著者は自分の夢を思い出すことをすすめる。どうして出てこないかも知れないが、そこは出てくるまで考えよという。何かあるはず・・・自分にとっては何だったか?うーん。考え続けないといけなさそうだ。


{2020/8/20_27読了、記入は09/4(金)}