読書録

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今すぐ会社をやめても困らないお金の管理術 井形慶子

今すぐ会社をやめても困らないお金の管理術

今すぐ会社をやめても困らないお金の管理術

 28歳で出版社を立ち上げ、ロンドンにも住まいを持ちながら活躍する著者は、本書を書いた2年前の時点で、56歳で、余命30年で黄金期を悔いのないよう大切に生きようp152と、吉祥寺にお店を開店させるなど「お金で不幸はしない」とふんどしを締め直したという。

 紹介されている管理術の家計簿などは、アプリの導入でかなり自分なりに把握できるようになっているので、確認するような気分で目を通しつつ、電子収納で書類のデータ化p65を進めたいと改めて決意した(がなかなか取りかかれない・・)

 これはぜひやっておこうかと思ったのは、巻末にも書式がある「必要な人リスト(どのような人か、名前、連絡先」を作ること。50代からは、本当に必要な人と必要な話をするほうが健全p92というのは、その通りだろう。

 もうひとつ、資産や遺言に関して、親が元気なうちに膝を交えて話すことp107も、そろそろ考えておかないといけない。忙しいことを理由に、いろいろ先延ばしにしていたのだけれど、著者が両親とイギリス旅行に行ったことが良かったと記しているが、これも考えたいところ。「親に残された時間に何ができるか、何をしておくべきか、悔いが残らないように、自分の時間軸と併せて考える必要があるp115」というのはその通りだろう。


発刊した集英社のサイト⇒ http://business.shueisha.co.jp/contents/1602_imasugu/
著者のHP:http://www.mrpartner.co.jp/file/igata_room/f_igata.html
著者のブログ:http://keikoigata12.blog.fc2.com/


 著者はまた、不動産関連で成功され別の著作もあるとのことだが、その購入の注意点というのが、いまさらどうしようもないけど、今後の住まいをどうするかの参考まで、いまと比較しながらいくつかメモしておきたい。
1.人気の街(エリア)に建っている←微妙
2.修繕積立金、管理費あわせて2万円以内←これが基準だとすると、いまは高い
3.古くても管理会社によって建物の管理が行き届いている←管理費が高い分これは大丈夫
4.自分を含め3人以上の人が住みたいと思う物件である←まずまず
5.車の騒音、店舗からの臭いなどがない←これもOK
6.ワンルームを避け、30?前後の広さがある


 最後に、著者が引用している金融プロのシンプルな原則「淡々と生きる、ぶれない感覚p145」で、「収入いかんにかかわらず、ベーシックな生活感覚を保ち、今、手元にあるお金を管理・運用していけば、どんな人でもそこそこお金は貯まるのです」とのこと。ここはぶれていないかもしれないとほっとする。



{18/1/15読了、記入は1/20土}