キャッチーなタイトルで、上手に”認知症”の予防と対策に引き込まれていく内容。
タイトルへの回答は、p23、きのうときょうのストーリーがつながらず、内容がつかめず面白くなくなって・・というのはなるほど。続き物のテレビ番組をつまらないと観なくなったときは要注意ということは、覚えておこう。
また、チコちゃんも引用しながら、逆に「ボーッとする」時間の大切さp36も説くところも上手。
人間のやる気は「50%はすでに知っている内容だけど、残りの50%はやってみないとわからない未知の領域」というバランスにおいてもっとも引き出されるのだそうだp138として、バランスの大切さを説いている。引用は、ロシアの心理学者レフ・ヴィゴツキーによる「発達の最近接領域」と呼ばれているとのこと。
米の80年かけた長寿研究で、熟年離婚で男性は早死に女性は長生きなど意外な結果。『長寿と性格』清流出版を参照とのこと。p170
ヒトが老いてからも長く生き続けるのは、太古の狩猟時代に、おばあちゃんは孫の面倒を見る、おじいちゃんは長老として知恵を出すそれぞれの効果がありp178、現代もその役割で幸せを感じることができるのでは。
定年後、脳を衰えさせないためには、「自分が取り組むべき仕事や課題」「自分が必ずやらなければいけない日課」を決めておいて、それに集中して取り組む時間をつくるようにするといいでしょう。p226+「もの忘れ」グランプリで笑うp236。
発刊した幻冬舎のサイト↓
◇ボケない脳をつくるための生活習慣のスローガンp240-242がわかりやすい!
ヤ…役割を持つ
ワ…笑う
ラ…LOVEラブ:愛する、恋する
カ…会話をする
ア…歩く
タ…食べる
マ…学ぶ
→この、ヤワラカアタマ は覚えておきたい。
◇最後に紹介している恩師・長谷川和夫先生のことは、テレビ番組で密着取材&放送していたのを思い出した。打合せで話が別の方向へ行くのを娘さんが止め、それを怒る姿まで伝えていて、認知症とはこういうことかと納得したところではあったが・・そのサイトも↓に。2020年1月11日(土)午後9時00分~9時49分の放送だった。
本書で紹介されている、もの忘れグランプリのネタというか、最近の自ら経験したことを一つ。朝ドラ見終わって、出勤を始めたところ、ヒロインの名前が出てきそうで出てこない。検索すれば一発なのだろうけど、この本を読んだあとだけだったため、自力で思い出そうとして悪循環に。何か別の作業をしていて、夕方、ふと頭に浮かんで思い出したが・・・これまで毎日見ているだけに、ちょっと衝撃を受けた・・・・
{2020/02/04_06読了、記入は2/8(土)}