読書録

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人を動かす原則

人を動かす原則

人を動かす原則

 

 カーネギーの『人を動かす』をはじめいろいろ読んできたのだが、現実はなかなか難しい。タイトルのシンプルさと読みやすそうなところで、改めて本書を手に取る。このところ課題になっているのは、まさに人間関係で、出だしで失敗したところからだと反省する。

 こちらが正しいと思ったことであっても、相手にとっては、相当自尊心を傷つけられたと考えた方が良いと認識する。一度こじれてしまうと、修復するのはなかなか難しい。その発端は、おそらく注意の仕方だったのかとも考え、恐縮ながら、下記に肝に銘じたいところを引用する。


発刊したディスカヴァー・トゥエンティワンのサイト→ http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799322000


 肝に銘じたい部分を以下メモ。
◇p9:9割の人々が人生で失敗する理由は、円滑な人間関係を築くことができないからだ
◇p19:人間の本性に関する4つの真実を心に命じる
1:人はみな自分本位である、2:人はみな他の何よりも自分に興味がある、3:人はみな自分が重要な存在であると感じたがっている、4:人はみな承認欲求を満たす為に」他人を認めてほしいと思っている。
→POINTp30:誰もが自尊心を満たしたいと思っている。自尊心を高めることで人を動かすことができる。
→p77:人間関係で犯してはいけない間違いがある。それは、相手を軽んじることだ。
◇部下のあいだで不満の原因になるのは次の7項目p47
1:提案しても評価してもらえない、2:不満を言っても解決してくれない、3:励ましてくれない、4:人前で注意されて恥をかかされる、5:意見を求めてくれない、6:進捗状況を教えてくれない、7:えこひいきをする
→p97:格言:意に反する考えを押しつけられても、その人の考えは変わらない。
→p103:説得の達人は、相手が面子を保ったまま意見を変えることができるように配慮する。
◇相手を注意する方法を考えるp116〜
1:完全に二人きり、2:注意する前にほめ言葉で前置き、3:個人攻撃をしない
→p120:相手の特定の行為だけを指摘すると同時に相手の自尊心を高めることを心がけよう
4:答えを用意する、5:協力を要請するのではなく依頼する、6:1回に1度、7:友好的な雰囲気で終える


 人生100年時代、まだいろんなことがあると思うのだが、一番難しいのは人間関係か。そろそろ人が入れ替わる季節。過ちを繰り返さないよう、よくよく考えていきたい。
 

{2018/5/11-12読了、記入は5/19}