読書録

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洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

 ドラマ『逃げ恥』の終わりの方で、真田丸の音楽がかかって、家事をどう分担するのかをめぐる陣取り合戦が描かれたことを思い起こす。自分の経験を振り返っても、あるある が結構ある。それぞれ各章に「男(かれし)のいいぶん」がついていて反論部分もあり、議論しながらもなんとか成り立っている夫婦の現実の姿、というのがうかがい知れ、どこでも同じだなあ、と安心することもできる、と言えるかもしれない。


発刊したマガジンハウスのサイト⇒ https://magazineworld.jp/books/digital/?83872909AAA000000000


 印象に残ったポイントとして、以下3つのみ引用して備忘録に。
◇<幸福な結婚というのは、いつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である>とは、小説家大庭みな子先生の言葉。結婚にまつわる名言のなかで、これに勝るものはないかと思います。p152
◇人間の生き方を男らしさ女らしさの型にはめて制約するのはもうやめにして、個人の向き不向きに素直になったほうがきっとみんな幸せに生きられるよね。という部分では妻と意見が一致しているのに、いざ日常生活で実現させyとうとするとこれがなかなか難しいわけで。p177(男のいいぶん)
◇夫が「いる」ってだけで、思い詰めそうになる気持ちが和らいだのも事実。二人なら喜びは倍に、悲しみは半分に…という例の常套句、けっこう真実だなぁと実感しました。p182


 また、著者が作家仲間から熱烈に推薦された漫画家として、鳥飼茜さんがいて、その作品『先生の白い嘘』が、女と男の嫌なところが強調されていてエグイと紹介していた。機会があれば読んでみたいのでメモ。本書に出てくる『東京タラレバ娘』(東村アキコ)は、ダヴィンチで特集していたこともあって、読むととにドラマも見ました。

 このところ冬クルーの最終回を迎えているドラマで、原作にマンガが増えてきたことを実感。いくつか見ていたが、
◇「ホリデイラブ』 松本まりか が不気味でした。テレ朝深夜枠ながら、結構ネットでは話題になっていた印象
http://www.tv-asahi.co.jp/holidaylove/
◇『きみが心に棲みついた』吉岡里帆が熱演。向井理の怖さがなんとも。TBS火夜枠は話題作続いている。
http://www.tbs.co.jp/kimisumi/
◇『海月姫芳根京子さん頑張っていたけど、フジの月9、なかなか復活しない」。
http://www.fujitv.co.jp/kuragehime/
◇『弟の夫』心温まる内容、把瑠都が適役でした。
http://www.nhk.or.jp/pd/otto/
これらは、いずれも男女とは、家族とは、を描いていて、興味深かった。

 以前よりドラマを見る機会が増えてきましたが、いろいろ考えさせられます。

 視聴率が最終回で21%になった『99.9』は、ダジャレやプロレスなど小ネタ満載かつ、内容は正義が勝つ胸がすく部分があり、確かに面白かった。


{2018/3/16-17読了、記入は21水祝}