読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

『下町ロケット [3] ゴースト』 池井戸 潤 著

 

下町ロケット ゴースト

下町ロケット ゴースト

 
下町ロケット ゴースト

下町ロケット ゴースト

 

 この作品は、TBSのテレビドラマを先に見る形になったが、期待に違わず面白かった。放送と出版、および米産地の燕市とのコラボなど、日曜劇場の展開は興味をひきつけ上手だと思う。

 

 

発刊した小学館のサイト↓

www.shogakukan.co.jp

 

ドラマ化したTBSのサイト↓

www.tbs.co.jp

 

 ネタバレになってしまうが、特に胸がスカッとするというか、さすがと感じたストーリーは、次の2カ所。

p126島津:佃製作所のバルブ、細部に亘っての作りがもの凄く行き届いているから・・実は見かけ以上にすごいバルブだよ」
P240島津:忘れものです。もう二度と来ませんから・・で録音裁判に→P280、次回までに回答いたします。

 

 このシリーズでは、島津役のイモトアヤコが、誠実な技術者の役がはまっていて、とてもよかった。ドラマでは、2016年7月に放送された「家売るオンナ」での演技でコミカルに演じてはいたもののまだ不自然なところもあるかと感じていたが、演技の幅を広げてきたということだろう。と思って検索したら、マンタンウェブに、評価する記事が出ていた↓。ただ、ネットでは賛否もあった模様。

mantan-web.jp


 下町ロケットは、2018年内でドラマのシリーズ終わったかと思ったら、しっかり、年明けの1月2日に特別編を放送し、希望が持てる形で終わってほっとしたが、この編成の仕方も、さすがだと思う。

 ここまで出版とドラマが連動すると、読んでいて俳優の顔を思い浮かべながら読んでしまうところもある。ぜひ続編も期待したい。

 

{2019/4/20読了、記入は4/28(日)}