読書録

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新しいジャーナリストたちへ

新しいジャーナリストたちへ

新しいジャーナリストたちへ

 「原寿雄さんを偲び、現代のジャーナリズムを語るつどい」が3月10日に開かれるのにあわせて、かつて読み所蔵していた本書を久しぶりに読み返す。

 戦争に弱い新聞・放送のアキレス腱p32でマスメディアは国益に弱いこと、1931年の満州事変を機に日本の新聞界が軍部への協力姿勢で足並みを揃えp44、ペンの自由よりパンの圧力の方が強いp48など、課題を抱えながら、p60「現代日本のジャーナリズムは二度と再び満州事変報道を繰り返さない真実追求の力量とジャーナリズム精神をもっているのだろうか。日常的な発表ジャーナリズムの現状の中で、この二つ(ジャーナリスト・スピリッツと取材能力)を維持し続けることは容易ではない。そのことの自覚がいま問われている」という状況は、本書が発刊され25年以上たった今も、変わらないだろう。


発刊した晩聲社のサイト⇒ https://www.banseisha.com/%E6%97%A2%E5%88%8A%E6%A1%88%E5%86%85-2/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0/


 
{2018/3/7-9読了、記入は23金}