- 作者: 君島邦雄
- 出版社/メーカー: インデックスコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
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10年前に発刊された入門的な本だが、広報とIR=Investor Relations(投資家との関係づくり)について、図解を含めてわかりやすく紹介している。企業を取り巻く環境変化に対応するため、一元化が図られ、トップ直属型への移行が進んでいる(p39)のは、個別対応では非効率で、意思統一が図られていなければ問題になることがあるという状況は、ますます顕著になってきている気がする。「社会や消費者からどのように見られているか、常にトップに情報を提供し続ける必要がある(p43)」ことについては、ネットの影響力がました現在、ネットでの動向をいかに把握するか、ということも重要になってきていると考えられるが、なかなか難しい。
立つべきスタンスのよく言われる表現として、「片方ずつの足をそれぞれ社内と社外におく」というのがある=公平な第三者としての視点を失わないようにすること(p47)で、スタッフに求められる資質も「つねに客観的な見方、判断ができること」というのは、変わらない原則なのだろう。
監修した君島邦雄氏のサイトに広報関連の本リストあり⇒ http://www.prpub.jp/prpub/book/book.htm
◇備忘録の引用として、担当に求められる姿勢として(p54〜)、
▽積極的に情報を開示する姿勢
▽説明技術と社会の動向に関して常にアンテナを張っておく姿勢
▽人間としての誠実さ
+一人でも多くの記者と信頼関係をつくることp89
◇読まれる社内報づくりのポイントとして(p64)
1)役立つ情報を提供する
2)読者を登場させる
3)バラエティーに富んだ誌面である
4)見やすい誌面、やさしい文章を心がける
{2017/02/17読了、記入は26日曜}