読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

労働時間を適正に削減する法

労働時間を適正に削減する法

労働時間を適正に削減する法

 育児や看病で働く時間に制約のあったときに比べて、いまは働けることに感謝している。このため、ついつい終電ぎりぎりまで職場にいることが多いが、ダイバーシティの実現のためには、副題にあるように「長時間労働対策を実践して“残業ゼロ”をめざそう!」ということが求められているのだとは思う、

 一方で、先日のTV番組でアップルのスティーブ・ジョブズの名演説を取り上げていた( http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3444/1453039/ )が、「Stay hungry, stay foolish」という思いで、仕事に生きがいを感じながら打ち込むことも重要ではないかと思ってしまう。いくらでも工夫したり新しいことをしようとすれば、なかなか時間内では終わらないことが多く、むしろ集中する期間と、リフレッシュする期間でメリハリをつけた方がいいのではないかとも感じるところがある。

 本著では労働時間をめぐる法制度や、具体的に削減していく方法などが詳しく紹介されているが、うまく取り入れながら、それでも創造的な働き方をどうめざしていけばいいのか?模索していくしかないのだろう。


発行したアニモ出版のサイトに目次や執筆者名あり⇒ http://animo-pub.co.jp/book2016.html
著者の労務リスクソリューションズのサイト⇒ http://www.roumu-risk.com/


 備忘録としていくつかポイントを引用
◇時間外労働発生の5つの要因分類p95〜96
1)付き合い、2)無計画、3)自分ありき、4)生活、5) 
◇制度設計の見直しp140〜170 第6章
1)残業は「事前申請・許可制度」にもとづいて許可する
2)「帰宅声掛け」を励行し、定時に「消灯」する
3)明確に「残業禁止命令」を発する
4)業務報告書(日報)によって管理する:業務やタスクを細かく書き入れていくp157
5)ノー残業デーの実施と会議の見直し
→会議前に当日のアジェンダと前回議事録を確認、議事録を必ず&共有、決定事項を口頭共有
◇仕事のスケジュール管理のためにタスク化するp176〜180
1)全体スケジュールの把握
2)モレのないタスク出し
3)適切なタスク実行順序
+一覧表形式でタスク管理&個人単位の「今日のタスク」で管理する←クラウドで使えるか?
◇教育ツールにもなるなる「しくみ化・見える化」p185〜
1)手順の確立:マニュアル、手順書、チェックリスト
2)社内の片づけ:5S=整理・整頓・清掃・清潔・しつけ←前にもどの本で読んだか?
3)★社内の共有フォルダの整理、(印で、●注意ポイント、★回答必要、▲要検討、など)
4)ノウハウの共有

{2016/10/14-19読了、記入は23}