- 作者: 千秋育子
- 出版社/メーカー: 中経出版
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- 作者: 千秋育子
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イラストレーターの著者が明かす、関西人のコミュニケーション術は、あるあるというか、なるほどというか、とにかく面白い。ボケとツッコミ、面白くないとあかんのだとは思うが、各地を転々としてきただけに、なかなかここまで乗れないところもありつつ、値切ったら嬉しくなるということは素養はあるということか。「やす〜う! 見えへん!p51」といって喜ばれるというのは、いい。体調が悪そうな人に「平気?」と聞いたらあかん、「大丈夫ですか?」というのがえぇp48というのも、そうなんですね。
好きな関西弁勝手にランキング1位の「ええやん」「ええ〜んちゃう」p125というのも、使いやすくていい。2位の「しゃーないやろ」「しゃーないなぁ」も結構使っているかも知れない。似たようなところで、4位の「かまへんかまへん」というのも、そうありたいもの。
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著者のオフィシャルサイト⇒ http://www.sensyuyasuko.com/
備忘録としていくつか引用
◇関西の女性によく効くほめ言葉は「べっぴんさん」p153、また「関西弁の女性っていいよね!p162」で気持ちが楽になるという。
◇関西の男性に愛される「かすうどん」p178←天かすと勘違いしていて、これを読みこのほど初めて食べたら、なかなか美味でした。かすとは牛ホルモンを素揚げした油かすのこと
◇ツッコミは優しさで、ボケは楽しみたいという気持ちの表れp186で、万能ツッコミとして「なんでやねん!p187」←これはサンマさんがよく使っていたような気がする。また否定形ツッコミとして「そんなわけないやろ!」p192も。のりツッコミ「せやな…って、なんでやねん」という、一度ボケにのってからツッコむというのは、漫才ではよく聞くフレーズ。
◇このほか。食パンは5枚切りというのも納得(こればっかり買っている)、関東人がもらって嬉しい関西みやげのうち「芦屋マドレーヌ」は一度買ってみたい。懐かしい味として、鶯ボールやぼんち揚げも面白いか…ポールウィンナーやいか焼きも、関西特有なのか楽しんでいる。逆に関西人が喜ぶ関東みやげとして、鳩サブレーや東京ばな奈は定番でも大丈夫ということのようで、ちょっと安心。
なお『関西人の取扱説明書』は、2008年に辰巳出版から初版が出たあと、2012年の中経文庫の『関西人のルール』になった模様で、内容はほぼ同じ。トリセツの方が関西みやげなどカラーで見ることができます。
{16/09/03-06読了、記入は21}